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【DOBERMAN INFINITY】『OFF ROAD』2018年4月18日(水)発売

DOBERMAN INFINITY

前作から約1年5ヶ月ぶりとなる3枚目のアルバム。
「DO PARTY」(5th Single)、「#PLAY」(2nd Mini Albumリード曲)、「あの日のキミと今の僕に」(6th Single)にAK-69とのコラボレーションSingle「Shatter」、さらに日本ハムファイターズの西川遥輝選手の登場曲として制作され今回初収録となる「THE NAME」に加え、P-CHOが軸となるプロデュースチーム『OLDMANWILDIN’』の初作品「OFF ROAD」など全12曲を収録。

●2ndアルバム『TARMINAL』からの約1年半は、D.I.にとってどんな時間だったと思いますか?
 P-CHO 「1年半って、けっこう経ったね」
 KUBO-C 「確かに1年半も経った気がしないですね」
 P-CHO 「そこまで時間があいた感じがしないのは、昨年の6月にミニ・アルバム『#PLAY』をリリースしているからかなのかもしれません」
 KUBO-C 「あと、ライヴもずっとやっていた気がするからかもしれないです」
 KAZUKI 「夏フェスもそうですけど、『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』 の後に3周年特別記念公演『iii-three-』があって、昨年7月には主催フェス『D.Island 2017』もやりましたからね」
 P-CHO 「12月には『DOBERMAN INFINITY Xmas Party』もありました」
 SWAY 「あとは、DOBERMAN INFINITYの5人がちょっと外を向いて、いろんな人と交流を積極的に持った1年半だった気がしません? その結果、今作『OFF ROAD』でCREAMがプロデュースしてくれた楽曲があったり。それも、もともとは主催フェス『D.Island』がきっかけにして距離を縮めていった気がします」
 P-CHO 「それはあるね」
 SWAY 「AK-69さんとのコラボで「Shatter」が作れたのも、外を向いて動いた結果だと思います」
 GS 「リリースで言ったら、「DO PARTY」と初めてのXmasソング「あの日のキミと今の僕に」の存在も大きかったと思います」
 P-CHO 「この1年半を振り返ると、ライヴも作品もそのひとつひとつの存在が大きかったイメージがありますね」
 GS 「でも、そんな濃い時間をすごしてきたわりに、昨年のツアーは凄く前のことのように感じるのも不思議なんですよね」
 KAZUKI 「それ、わかります! いろんなことがありすぎて、時が経つのが早い感じもしつつ、昨年のことが3年くらい前のようにも感じる不思議な感覚に陥るんですよね」
 GS 「やっぱり本当の意味で内容の濃い1年を過ごしてきたからだと思ってます」
●そんな濃密な時間を経て、今回のアルバム『OFF ROAD』はどんな青写真を描いて制作に入ったのでしょうか?
 KUBO-C 「まず、既発曲として「DO PARTY」、「#PLAY」、「Shatter」、「あの日のキミと今の僕に」の4曲がありました。北海道日本ハムファイターズ西川遥輝選手の登場曲「The Name」を含めたら、アルバム制作がスタートした時点で5曲あって、そこから新曲を考えていく中で〈OFF ROAD〉というキーワードが生まれた感じです」
 KAZUKI 「確かZepp Osakaの楽屋でしたね」
 P-CHO 「そうそう、アルバムについて話し合っている時に、自然と自分たちの等身大を見つめ直す会話が多くなっていった。その上で、次にテーマを掲げるなら〈OFF ROAD〉じゃないかという話になったんです。というのも、これは正直に話しますが、自分たちはデビューしてから全国アリーナ・ツアーという夢を掲げさせてもらっていて、本当は2018年に実現させたかったんです。でも、そんなに簡単に実現できるものではなかった。夢を叶えることは、そう簡単なことではないと思い知らされたんです。そんな僕らのマインドを言葉で表したのが、〈OFF ROAD〉というキーワードでした。実際にタイトル曲の制作に着手し始めて、自分たちらしくいることが〈OFF ROAD〉だと紐解けたんです」
●では、アルバム収録用の新曲を作っていく過程でも、そういうマインドが根底にあったということなんですね?
 P-CHO 「そうですね。やっぱり改めて夢に向かっていくためには、こういう曲が必要なんじゃないかという考えをみんなが持っていたと思います」
 GS 「〈OFF ROAD〉というキーワードは、DOBERMAN INFINITYのリアルな気持ちを素直に表現したら出てきた言葉だったんです。もし僕らがベントレーというタイトルの曲をリリースしたら、「あいつら夢を叶えたな、あいつら金儲けたんやろな」と思ってもらえたら(笑)」
 KUBO-C 「そのたとえわかりやすい(笑)」
 GS 「まぁ、そんな曲を歌えるくらいになってみたいですけど(笑)」
●1曲目には表題曲の「OFF ROAD」が収録されていますが、改めて制作を振り返っていただけますか?
 GS 「〈OFF ROAD〉という道を僕らはネガティヴには捉えていなくて、逆にポジティヴに捉えているんですね。〈OFF ROAD〉を楽しんでポジティヴな気持ちで進んでいく姿勢が、今回自分たちが提示したかった曲のテーマでした。曲作りの過程では、〈ON ROAD〉と〈OFF ROAD〉の違いは何なんだろうと、深いところまで突き詰めました。例えば幼稚園から大学までエスカレーター制で進学できるのが〈ON ROAD〉なのか、大社長の息子が入社して役員になっていくという決められた道が果たして〈ON ROAD〉なのか、とか。僕たちが出した答えは、どんな人生のレールにおいても、人は努力してサヴァイヴしていかなければならないということでした。他人からは〈ON ROAD〉に見えても、本人にとっては〈OFF ROAD〉であるかもしれない。だから、僕たちの中では〈OFF ROAD〉を自分らしく生きることと定義したんです。〈どうにでもなりゃ良いぜ!〉、〈お前らしきゃそれで良いぜ!〉というサビのメッセージのように、どんな道でもお前がお前らしかったら、それが正しいんだよという前向きなメッセージをこの曲に込めました」
●トラックについても話を聞かせてください。今作は、シンガーJAY’EDさんとトラックメイカーNAOtheLAIZAさん、そしてP-CHOさんの3人で結成したプロデュース・チームOLDMAN WILDIN’が手がけたそうですね?
 P-CHO 「はい。ありがたいことに、僕がJAY’EDとNAOtheLAIZAと昨年から温めていたプロデュース・チームOLDMAN WILDEN’に楽曲プロデュースを託してもらいました。いつものスタジオに3人で入って、メンバーから吸い上げた意見を反映しながら、がむしゃらだけどポジティヴな気持ちをトラックでも表現できたらいいねというところから、力強さはあるけどファンキーに疾走しているオケをNAOtheLAIZAを中心に制作していきました。自分の道を楽しみながら走っているイメージをトラックでも表現しようと考えていました」
●トラックメイカーとシンガーとラッパーという、3つの頭脳を持ったプロデュース・チームという点が、とてもバランスいいですよね?
 P-CHO 「ありがとうございます。実はそこを狙っていました。それぞれの特性を活かしていく時代が今だとも思いますし、歌があってラップも入っている曲だって当たり前になってきていますからね」
 KUBO-C 「表題曲をCHOちゃん率いるプロデュース・チームOLDMAN WILDIN’がやってくれたことに、凄く意味を感じています」
 P-CHO 「密に曲作りできるというところも、今回の制作の強みに感じました。自分がメンバーの意見を吸い上げて、OLDMAN WILDEN’が具現化するという流れは、これからの楽曲制作の中でDOBERMAN INFNINITYの血中濃度がより濃くなる音楽が作れる可能性を感じました」
●レコーディングで新たな挑戦はありましたか?
 KUBO-C 「ちょっとメロディーチックなところもありつつ、ビートの上でうまくスイングするようなファンキーなアプローチというのは、CHOちゃんから教えてもらって意識したところだと思います」
 P-CHO 「まさに〈OFF ROAD〉を乗りこなしている感というのを、ラップで表現してもらいたかったので伝えさせてもらいました」
 SWAY 「あと、バースの途中でKAZUKIが入ってきて、僕たちも息多めのラップでアプローチする形も新しかったですね。今まではマイク・リレーだけだったけど、KAZUKIもバースに参加してくる曲は今まであまりなかったですからね」
●ここからは、その他の収録曲を解説していただきます。「OFF ROAD」に続く2曲目に収録された「DO PARTY」は、5thシングルとしてリリースされて、ツアーやライヴでも印象的に披露された楽曲でした。D.I.にとって、どのような立ち位置の楽曲だと思いますか?
 SWAY 「リリースする前から昨年のツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』でも披露してきた曲で、僕たちの夏フェス、秋フェス、そして近頃のライヴの4番バッター的な存在だと思います。ここ1~2年のアゲ曲の代表格。今回のアルバムからDOBERMAN INFINITYを聴いてみようという方には、「DO PARTY」を聴かずして僕たちの音楽性には入り込めないと思うので、出し惜しみせずに2曲目に収録しました。昨年のライヴに来てくれた方々には、「DO PARTY」のヤバかった光景を思い出していただけると思います」
●3曲目に収録した新曲「Lookin for」は、どのような楽曲になりましたか?
 P-CHO 「DOBERMAN INFINITYの過去の作品を見直した時に、ライヴで絶対に活躍してくれる「99」という曲があります。この曲を超える1曲をトラックメイカーのTRAKSTAくんと生み出したいと思って制作したのが「Lookin for」です。マリアナ政府観光局さんのオフィシャル・イメージ・ソングのお話もいただいていたので、TRAKSTAくんと生み出せる華やかなライヴ感と、マリアナ諸島のイメージをマッチングさせて曲作りしていきました。旅は新たな自分を発見させてくれるものなので、南国の景色を思い浮かべながら、自分の隠れていた一面を見つける引き金になる曲になればと思いながら歌詞を書きました」
●4曲目に収録した新曲「MON5TERS」はCREAMによる全面プロデュース曲ということでしたが、改めて制作の経緯を教えていただけますか?
 P-CHO 「もともとSWAYと親交のあったCREAMと、昨年の主催フェス『D.Island』で共演させてもらったのがきっかけです。Staxx Tくんのラップはもちろん、CREAMは音楽性がずば抜けて面白いので、DOBERMAN INFINITYをプロデュースしてもらったらどうなるんだろうというワクワク感から挑戦した曲です。結果、「こんなにいい化学反応を起こすのか!」というくらいハマりました。自分たちだけでは表現できない、中毒性のあるパーティ・ソングに仕上がったと思います」
●自分たちが書いた歌詞ではないという点も新鮮な感覚だったのではないでしょうか?
 P-CHO 「ラップしていてもフレッシュな感覚でした。韻の手前の大切さを学びました。聴いたことがあるような韻でも、その手前のボキャブラリーによって聴こえ方がまったく変わるんですよね。それは他の方がライティングしたリリックを歌うから勉強になったことですし、改めてStaxx Tくんのセンスはさすがやなと思いました」
●続く5曲目の「THE NAME」は、北海道日本ハムファイターズ西川遥輝選手の登場曲として制作した楽曲でした。どのような経緯で実現した楽曲なのでしょうか?
 SWAY 「この曲は『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』の札幌公演後に、地元テレビ局の方から提案していただいて実現しました。特定の方に向けて応援ソングを作るのは初めてのことだったので、札幌まで行って西川選手から野球を始めてプロになるまでの半生についてうかがって、それを東京に持ち帰って歌詞を作るという感じで制作していきました。今までにない曲作りという点でも面白かったです。サビの〈今輝く〉、〈遥かに高く〉という歌詞で西川選手の遥輝という名前を表現していることもあって、タイトルは「THE NAME」にしました。音源としてお届けするのは今作が初めてになるので、みなさんがどのように聴いてくれるのかも楽しみです」
●6曲目に収録されたD.I.×AK-69のコラボレーション・シングル「Shatter」は既発曲ですが、改めて今作に収録されることでリスナーにはどのように届いて欲しいですか?
 SWAY 「昨年9月にリリースさせてもらってから、AK-69さんの武道館を始めいろいろな場所でAK-69さんと一緒にステージに立つ機会をいただきました。大きなステージだけではなく、クラブ・サーキットをさせていただいたり、楽しい時間が凄く多かったですね。なので、もしどこかのライヴで聴いてくれた方がいたら、その一瞬一瞬を思い出してもらえたら嬉しいです。今年もまたどこかでAK-69さんと一緒のステージに立つチャンスがあったら、この曲をやらせてもらえるかもしれないと考えると、今からワクワクしてしまいます」
●さらにコラボとしては7曲目に収録された新曲「untitled」ではEXILE SHOKICHIさんとCRAZYBOYさんをフィーチャリングしていますが、どのような楽曲に仕上がりましたか?
 KUBO-C 「この曲にはテーマがほとんどなくて、あえて言うならデタラメがテーマですかね。ノリで楽しくやることを重視して、CRAZY BOYとSHOKICHIくんを招きました。リリックに深い意味はないので、純粋にサウンドを楽しんで欲しい曲です」
 KAZUKI 「英語がわからなくても洋楽を聴いてアガれるように、ラップのフロウやサウンド・アプローチを楽しんで欲しいです」
 SWAY 「リリックに意味を持たせないというアイディアもChakiくんからもらったものです。彼の才能を欲しがっているアーティストは凄く多くて、Chakiくんがプロデュースしている曲だから聴くというリスナーもいるほどです。そんな旬なトラックメイカーならではのプロデュースは刺激になりましたし、一緒に制作していて面白かったです。SHOKICHIとCRAZYBOYもこのノリを楽しんでくれていました」
●8曲目に収録された新曲「Butterfly Effect」は、「BLACK & RED」と「BOW WOW WOW」に次ぐラッパー4人曲ですね?
 GS 「今までのラッパー4人曲は、ラッパーだから表現できるサウンドやこだわりをアピールする楽曲でしたが、今回は真逆のアプローチですね。DOBERMAN INFINITYにはKAZUKIというボーカリストがいるにも関わらず、あえて女性ボーカルを迎えて制作しました。「Butterfly Effect」という言葉が意味するのは、一匹の蝶の羽ばたきが最終的に大きな出来事に変わるということ。僕たちがこのテーマで曲を作ったのは、EXILEを卒業されたオリジナル・メンバーへの想いがあったからでした。みなさんそれぞれの道でエンタテインメントを追求されていて、今もなお新しいフィールドに出て挑戦を続けています。それは本当に尊敬すべきことで、今も昔も背中を追うべき存在です。僕たち年上組(GS、KUBO-C、P-CHO)はEXILEのオリジナル・メンバーと出会って10年以上経ちますが、その出会いがなければSWAYとKAZUKIとの出会いもなかったですし、DOBERMAN INFINITYというグループすら存在しなかったと思うんです。この曲は、そんなEXILEオリジナル・メンバーのMAKIDAIさんが海外で活動されることを発表されたタイミングでもあったので、僕たちからのメッセージを曲にしました。他の収録曲と違うのは、それぞれが1バースしっかりとラップを構成しているところ。それぞれのメッセージをしっかり伝えるべく制作した楽曲です。もちろんMAKIDAIさんに向けて書いた曲ではありますが、例えば親や恩師に対する感謝であったり、その人がいなければ今の自分はいなかったという経験を持っている人には必ず響く曲になっていると思います。ちなみに、アウトロ前の〈今も見つめる方向は 拳掲げる放浪者〉という歌詞は、EXILEさんのことを言っています。最後の最後に、僕たちが伝えたい言葉をしっかりと言いうことができた、本当に感慨深い曲です。このメッセージがたくさんの方々に届いて欲しいです」
●対して、9曲目に収録されている新曲「Baby」は、「LOVE U DOWN」、「Sorry」に次ぐKAZUKIさんのソロ曲です。
 KAZUKI 「どんなソロ曲にしようか考えていて、今までは切ない系だったので、今回は違った角度のR&Bに挑戦しました。この「Baby」はストーリー性というよりも、まだつき合って間もない男女の甘い時間、その一夜にクローズアップした楽曲です。ちょっとエロイ感じもあるので、好きな女性に対して男性が歌ってもらえたら、いい口説きソングになると思います(笑)」
 GS 「つまりKAZUKI自身がモテたかったんやろ?」
 KAZUKI 「まぁ…それもあります(笑)」
一同「笑」
 KAZUKI 「エロイ描写もありますが、つき合ったばかりの男女だからこその不安要素も歌詞に見え隠れするんです。だからこそ、男の本気度が伝わるというか。実は人間味のある男だというところも、歌詞から感じていただけたら嬉しいです」
●さらにラヴソングが続きます。10曲目に収録されているのは、初のXmasソングとなった6thシングル「あの日のキミと今の僕に」です。DOBERMAN INFINITYにとって、どのような位置づけの楽曲ですか?
 GS 「やっぱりこの曲は、今回のアルバムにはなくてはならない1曲ですね。僕たちが本当に苦労して産み落とした楽曲なので、アルバムに収録することで改めてみなさんに聴いていただけたらという気持ちです。DOBERMAN INFINITYの今ある楽曲ラインナップの中で、「DO PARTY」にはない部分を「あの日のキミと今の僕に」が埋めてくれるのかなと思っています。今まで僕たちには冬の代表曲と言われる楽曲がなかったので、みなさんにとっての冬のテーマ・ソングに成長してくれたら嬉しいです」
●11曲目に収録された「#PLAY」は、2017年6月に発売したミニ・アルバムの表題リード曲でした。
 KUBO-C 「仕事をしっかりやっているから遊ぶことができるということを、この「PLAY」という曲で伝えたかった。PLAYしているだけでもダメで、しっかり仕事をしているから、PLAYがさらに楽しいものになるという気持ちを込めて作った曲です。歌詞を追って聴いてもらうとシリアスに聴こえがちな部分もあるんですけど、僕たち的にはそんなことはない。しっかり盛り上がってもらって大丈夫な曲であり、明日につなげていこうぜという曲にもなっていると思います。今日は思いっきり楽しんで明日からまた仕事しよう、1週間がんばって仕事したから週末は思いっきり遊ぼうという気分になってくれたら嬉しいです」
●今作を締めくくるのは、新曲「春風」です。出会いと別れの季節を経験した人には、タイムリーで心に響く楽曲ですね?
 KUBO-C 「男の友情的な部分にフォーカスして、親友同士、卒業式というこのタイミングで普段言えなかったことを言ってみようというメッセージの曲です。自分で言うのもなんですが、聴くと胸がアツくなるというか、感動する曲に仕上がりました。アルバムの最後に、また初心に帰れたり、新たな気持ちになれる1曲が収録できてよかったと思います」
 SWAY 「KUBOさんが触れてくれないので自分から言いますが(笑)、この「春風」は野替愁平出演のドラマ『KISSしたい睫毛』の挿入歌として使っていただいています」
 KUBO-C 「ごめんごめん! すっかり忘れてたわ(笑)。野替愁平演じるエリートサラリーマンの挿入歌として使っていただいています。果たして睫毛にキスはしたのかどうかもお楽しみに(笑)」
●初回生産限定盤DVD には、今作のコンセプトを映像化した『OFF ROAD THE MOVIE』が付属。品川ヒロシ監督が脚本と演出を手がけ、主演をSWAYさんが務めるだけでなく、みなさんも演技に初挑戦したそうですね?
 GS 「僕たちのガヤ感がヤバイ!」
 KAZUKI 「個性派俳優4人が華を添えましたね(笑)」
 KUBO-C 「オファー殺到するんちゃうか!?」
 GS 「本当に可能性感じましたね、自分たちの(笑)」
 KAZUKI 「INFINITYって、そこにあったんですね(笑)」
 P-CHO 「無限の可能性」
 SWAY 「ただ、KAZUKIに関してはひと言もしゃべってないという(笑)」
 KAZUKI 「それなのに、うさん臭さはにじみ出てましたね」
●品川ヒロシ監督が描いた世界観は、アルバムのコンセプトでもある自分らしさをテーマに、バスケットボール、友情、家族を軸にひとりの人間の成長を描いた内容でした。主人公が過去の自分と向き合い乗り越えていく、感動的な短編映画に仕上がっていますよね?
 SWAY 「品川さんとやらせていただくのは2回目で、前回は「to YOU」でラヴ・ストーリーを撮っていただきました。今回は「OFF ROAD」ということで、友情をテーマに脚本から監督まで品川さんにお願いしました。僕が演じる和也の両親がキム兄こと木村祐一さんと小川菜摘さん。品川さんがいないと実現しないキャスティングですよね」
●品川さんとはどのようなやりとりがあったのでしょうか?
 SWAY 「品川さんは撮影中も僕たちの意見を聞いてくださって、「じゃあこうしよう」という柔軟さが凄くある方なんです。さっき話題に挙がったメンバー4人のガヤのシーンも、監督が「面白いからもうちょっとやろうよ」と言ってくださって現場でカットが増えていったんです。個人的に印象に残っているのは、木村祐一さんと小川菜摘さんとの家族のシーン。カット割りすることなく、ひと回しで撮ったシーンだったので、役者として震えました」
 GS 「感覚的にはDOBERMAN INFINITYのMVではなくて、野替愁平の13曲目のアルバム曲という感じですね。僕たちが掲げたアルバムのテーマを、見事な映像と物語で表現してくださいました。僕たちの言葉では表現しきれなかった部分を、この映像作品で表現してもらえた気がしています」
 KUBO-C 「観ていて泣きそうになったポイントが何ヶ所かありました」
 GS 「今回は絶対に初回限定盤を買ってもらった方がいいと思います!」
●ここまで収録内容を駆け足で振り返っていただきましたが、改めてどんなアルバムになったと感じていますか?
 SWAY 「タイトルの『OFF ROAD』に込めた想いに沿って、制作を通して自分たちを振り返るきっかけになった作品でした。僕の中では、『THE LINE』のメイン曲だった「XROSS THE LINE」で言っていた〈限界のライン〉を超えるアルバムになったと思います。そういう意味でも、初心に帰れたなという気持ちがあります」
●また、5月26日からは16ヶ所16 公演と前回以上にパワー・アップした全国ツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2018 DOGG YEAR ~PARTY ON THE OFF ROAD~』が決定しています。さらに今年は〈DOGG YEAR〉と銘打って活動していくそうですが、どのようなことを考えているのでしょうか?
 SWAY 「常に心に抱いているのは、昨日を超えること。だから全国ツアーも必ず昨年を超えます」
 GS 「今年は〈DOGG YEAR〉と掲げ、まだまだ挑戦者として今年を盛り上げていこう、そして今年は俺らの年にしようという想いがあります。ワンの日ということで、毎月1日に何かを発表するという企画を元日からスタートしていまして、1月1日は全国ホール・ツアー開催決定、2月1日はアルバム発売決定、3月1日は『ドーベル!! ドービー!! 戌の散歩 ON THE OFF ROAD!!』というちょっと肩の力を抜いた企画を発表しました」
 SWAY 「あと、昨年までメキシコを旅していたドービーくんが今年は日本に帰ってくるという情報も入っています」
 GS 「結成5周年となる来年に向けて、派手に盛り上げる1年にしていきます」
●最後に、最新アルバムを楽しみに待ってくれていたファンのみなさんにメッセージをお願いします。
 SWAY 「1年半お待たせしました! その間も突っ走ってきたDOBERMAN INFINITYの今、そしてベストを叩き出せた1枚だと思っています。この『OFF ROAD』を聴けば、今年の全国ツアーや〈DOGG YEAR〉の企画を存分に楽しめるはずです。僕たちはファンのみなさんと良くも悪くもぶつかり合って成長できたらと思っているので、引き続き応援よろしくお願いします」

interview:NOBUHIKO MABUCHI

CD情報

2018年4月18日(水)発売
LDH MUSIC

『OFF ROAD』

[CD+DVD] XNLD-10014/B \4,200(税抜)
[CD] XNLD-10015 \2,980(税抜)

ツアー情報

最新アルバムを引っさげた全国ホール・ツアーが決定!

DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2018 DOGG YEAR PARTY ON THE OFF ROAD~』

【公式HP】dobermaninfinity-ldh.jp/

この記事を書いた人
hanaemi
1983年仙台生まれ 2児の母。主婦の方にも楽しんでもらえるような情報を伝えていければと思います。
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