自律神経のバランスを整えてくれる、下半身を温めて健康にしてくれる、と今話題の「股カイロ」ですが、間違った方法で思わぬ怪我や、あまり効果が得られない、と言ったことも聞かれます。
実際やってみると、じんわり温かく、今まで下半身が冷えていた人にとっては救世主的な方法なのでが、一歩間違うと危険です。今回は、パンツにカイロを貼る際の注意点についてご紹介します。
〇カイロの熱が肌に合わない人は避けるべし
まず、「股カイロいいよ」というのは本当なのですが、カイロが肌に合わない人は使用を避けた方がいいでしょう。人によっては、カイロの熱に敏感に反応して赤くなってしまう人もいます。普段からカイロは普通に使用できて、肌に異常の見られない人であれば使用できます。
〇低温やけどに注意!
カイロで怖いのは低温やけどです。起きている間であれば体は動きますから、長時間同じ体勢でいることありません。ただ、寝ているときは「熱いな」と感じることもなく朝まで長時間温かい状態が続くので、知らぬ間に低温やけどになってしまうケースがあります。日中も、低温やけどが怖い人は、パンツを重ね履きした上から貼るなど、対策しましょう。
〇パンツの大きさに合う小さめのカイロがおすすめ
大きさの合わないカイロを使用することで、太ももをやけどしてしまうケースもあります。カイロの大きさはパンツの幅をはみ出さない程度の小さいものを使用しましょう。大きなカイロだと、邪魔で動きにくいということもあります。
〇毛糸のパンツを活用しよう
パンツに直に貼ると、熱がダイレクトすぎて熱いという人もいます。このような人は、パンツの上に毛糸のパンツを履いてからカイロを貼りましょう。毛糸のパンツによって、暖かさが全体的に広がります。
また、毛糸のパンツではなく、普通のパンツを2枚重ね履きする人もいるようです。間に何か挟むことによって、暖かさを調節しましょう。
〇お股専用のナプキン型カイロを利用する
現在、股に貼る専用の「ナプキン型カイロ」が販売されています。もし、お手持ちのカイロで納得がいかない場合は、こちらを利用してみるといいでしょう。
〇貼らないタイプのカイロも使える
「股に貼るのはなんとなく恥ずかしい」そう思うのなら、座った時にお尻に当たるようにカイロを椅子に敷いて使用してもいいでしょう。痔の人は、このようにカイロで患部を温める人もいます。じんわり温まってきますので、パンツカイロに抵抗のある人は試してみてください。