Xmas Eileen
バンドメンバーの名前もチームの人数も明かされていない謎の集団として活動しているXmas Eileen。今回、メンバーのVo.右さんとVo.左さんにMeの編集部がインンタビューを敢行!
ーー早速ですが、4月19日に発売された1stシングル「99.9」について伺えたらと思います。今回はどのような思いで制作されましたか?
Vo.右 まず、今回シングルということで発表することになって、メンバーと話し合って「シングルってなんなんだろう?」ということになって。シングルを作る意味が何なのかなと。
シングルの曲ってアルバムに入ったりするじゃないですか。じゃあ、シングルってわざわざ作る理由がなんなんだろうなぁと。一曲でバンドを説明しなければいけないっていう感じのものなのかなと。
アルバムは全部で聴いてもらうって感じなんですけど。そう考えたときに、これがいまの自分たちの代表する曲になったらいいなとか。発売が4月というのは決まっていたので、その季節にぴったりの曲にしたいなというのもありましたね。
新年度、新学期がスタートする際に、背中をおしてあげられるような曲になればいいなというのは意識して作りました。
ーー今回の楽曲制作中のエピソードなどがあれば教えてください。
Vo.右 うちのバンド、エピソードだらけなので・・・
Vo.左 そうですよね。常にわいわい修学旅行みたいに騒がしいですよね(笑)
Vo.右 今回のレコーディング中に、その場で一旦止めて、書き直して、その場で歌いなおしたという場所があるんですよ。ラップ部分なんですが、そこはもともとやろうとしていた部分が「違うな」って、1時間ぐらい止めて、その集の場で書き直して歌いましたね。
ーー実際にレコーディングしたら違うと感じられたんですね。
Vo.右 この曲は、いい意味でサビの部分がポップなんで、このままいくと、あまりにもポップなだけの曲になっちゃうなと感じたので、アンダーグラウンドな感じだったり、ダークなところを出して、スパイスを入れる作業をしないといけないなと。
別に前のままでも楽曲は成立していたと思うんですけど、この土壇場でもここはちょっと違うなと思うところに関しては止めてやりたかったので。でも、それで録り直してよかったですね。
Vo.左 いいバランスでできましたね。あれが入ったことによって、あんまり軽くなりすぎることもなく、より締まった感じがありますね。
ーーサビの部分はとても爽快感があり、ノリやすくてとても好きです。
Vo.左 あのサビは、やはりシングルだからできる感じはありますよね。
ーー今回のシングルを機に、透明人間化されていますが、あれは皆さんで考えられたんですか?
Vo.右 そうですね(笑) 皆で話している時に、「透明人間いいんじゃない?」って。僕ら、なんか怖いと思われるんですよ。怖いと思われないためにはどうしたらいいか、というところから始まった気がしますね。
Vo.左 最近、その話しはよくしますよね。どうやって(そういうイメージを)消していくかを。そこで、透明人間にしたら、おもしろいしキャッチーだからやってみよう!って。
ーーツアー中にみなさんが、よくやっていることとかはありますか?
Vo.右 僕らヴォーカル陣は、食事制限が始まり、体を鍛え出しますね。普段からもやっているんですが、ツアー前は特にハードになりますね。
Vo.左 ワンマンライブとなると、長いんで、体力もいるし、体をつくらないと最後までライブできなくなっちゃうんで。
Vo.右 2時間歌いっぱなしってことでも、なかなかだと思うんですが、うちのバンドは動きがあるので、鍛えておかないと、きついですね。
Vo.左 偏見かもしれないですけど、ギターとかってそんなにしんどくないっぽいじゃないですか(笑) ヴォーカルは動きながら声出すってほんとに疲れるんですよ。
Vo.右 普通にカラオケボックス行って、2時間歌うだけでもけっこう、しんどいんじゃないかな。
ーー食事制限のお話が先ほど出ましたが、自炊されたりするんですか?
Vo.左 肉を焼くとか、簡単なものはしますよ!
Vo.右 僕は、ぜんぜんやらないですね。でも、僕、まぁまぁ料理が得意で。たまにメンバーに鍋をご馳走したりはするんですよ。
Vo.左 何度かご馳走になりました!!
ーースープからですか?
Vo.右 そうですね。できあがったものじゃなくて、ちゃんと出汁からとって、たまになんですけどやります。
Vo.左 僕、スーパーがすごく好きなんで、スーパーばかり行ってしまいます。
Vo.右 スーパー行ったら、そのまま、食べられるものを買ってしまわない?一人暮らしだったら食材買うよりも、弁当とかできあがったものを買った方が安くなるよね。
Vo.左 僕は、けっこう本格的な料理っていうより、ブロッコリー買って茹でるだけとか、肉買って焼くだけとか、そういう感じなんですよ。でもスーパー行くと、それだけでもワクワクするんですよね。
ーーライブなどの衣装はみなさんで考えたりするんですか?
Vo.右 あれは、作ってくださる方がいて、トレンチコートは始めちょっと恥ずかしいなあと思ってたんですけど、みんなで着たら「これ、いいね!」ってなって。
Vo.左 ステージに立つので、あれぐらいインパクトがあったほうがいいんじゃないかって思いますね。あれが私服だったらちょっと変ですけどね(笑)
Vo.右 今回からは、メンバーそれぞれ、ちょっと違うんですよ。ドラムの人は腕をあげやすいようになっていたりするんですよ。
Vo.左 一人一人の意見を取り入れてくれて、作ってくれたんですよ。
Vo.右 ギターはちょっと短い、パフォーマーは長いとか。
ーーお二人はなにか要望は出されたんですか?
Vo.右 僕はノーマルですかね。
Vo.左 僕もノーマルですね。
ーー衣装はツアー毎に新しくなっていくのですか?
Vo.右 そういう風にできたらいいですね。リリース毎に衣装が変えていければいいですよね。
ーーここからはプライベートな質問を少しさせていただきたいなと思うんですが
Vo.右 いくらでもどうぞ
ーー(笑)ありがとうございます。ツアーなどで忙しいと思うんですが、オフはあるんですか?
Vo.右 オフはありますよ。
ーーオフは何されていますか?
Vo.左 最近は空いている時間があると、走ったりとか、筋トレして、夜は飲みに行く。
ーーオフの時もそういった努力をされてるんですね。
Vo.左 やらないと気持ち悪いんですよね。(いつも通りのことを)やると自分に負けてないぞ!ってなるので。
Vo.右 僕は、どこからどこまでがオフかは、わからないんですが、最近は自転車にハマってて、自転車によく乗るようになりましたね。
結構な距離なら、自転車で行きますね。ピストバイクっていうやつなんですけど、それに乗って行ってますね。
ーーどういう時に乗るんですか?
Vo.右 前までは電車で行っていた場所を、自転車で行ってみよう!って。でも、帰り道、後悔するんですよね。やっぱり電車で行ってたらよかったって(笑)
でも、楽しいですよね。
ーー寄り道とかはするんですか?
Vo.右 しますね。僕は前からバイクを乗ってたんですけど、自転車に乗ってから、ほんとうに寄り道をするようになりましたね。前だったら通り過ぎていた場所を
「あっ、こんなところあったんだ」ってふっと入ったり。
ーー最近、いい寄り道はありましたか?
Vo.右 家具が好きなんですけど、意外と家具屋さんって多いんだなあって気づきましたね。前まで意識してなかったんですけど、「このお店、家具屋だったんだ」みたいな。
ーー家具がお好きだと、お部屋とかもこだわりがあったりするんですか。
Vo.右 僕の部屋は、全部、僕と僕の父親で作ったんですよ。作業場兼部屋なんですけど。なにもないところから作りましたね。
ーーお父さまは大工さんなんですか?
Vo.右 そうなんですよ。僕は荷物を運ぶだけなんですけど、こうしてほしい、ああしてほしいっていうのを伝えて。
壁とかは自分で塗りましたよ。
ーーそういうのが好きなんですね。
Vo.右 そうですね。父親の影響なのかもしれないですね。僕、むちゃくちゃ手先が不器用なんですよ。でも考えるのは好きです。
ーーVo.左さんはD.I.Yとかやられたりしますか?
Vo.左 興味はありますね。全然やらないですけど、やりたいなっていう願望はあります。
ーー最初になにをつくりたいですか?
Vo.左 家を作ってみたいです!
Vo.右 うちのメンバーは仲がいいんですよ。沖縄にスタジオを作りたいなあと思っていて。
Vo.左 いいですね。いちから作るところをドキュメンタリーとして映像に残してね。
Vo.右 それ、おもしろいね。沖縄にスタジオつくって2週間ぐらい練習するのは夢ですね!
Vo.左 最高ですね!
Vo.右 ちなみに、この仮面は僕の父親が作ってるんですよ。
ーーええええええ!!!すごい器用なんですね。仮面も変わったりするんですか?
Vo.右 そうですね。前はヒビが入っていたものだったんですが、今回は新しく作りましたね。
ーーお父さまもメンバーですね。
Vo.左 ほんと、そうですよ。
Vo.右 そうですね。そういった意味ではチームの一員ですよね。ちょっと変わっているのは僕たちのチームは十数名いるんですけど
ミュージックビデオを作ってくれてる人はVo.左の先輩で、頭があがらないんですよね。普通、アーティストの方がいろいろ手厚い扱いとかされがちですけど、全然そんなことはないです。
Vo.左 僕なんか、年下の方なんで、全員にほぼ敬語で喋っていますね。
ーーでは、バンド内での上下関係はけっこうあるんですね。
Vo.左 むちゃくちゃあります!年下は大変ですよ。あんまり言えないですけど・・・(笑)
ーーでも、今回のCDの特典のDVDを観たんですけど、みなさん本当に仲良さそうですね。
Vo.右 仲が良いのは、僕らのモットーなんですかね。「愛」だ「夢」だを歌うならその中にいなかったら嘘になりますよね。僕がメンバーの誰かを憎んでいたら、嘘になるんで。嘘ついてまで音楽をしたくないんですよ。
そこだけはいつも言っていて、「嘘になったらダメ」だって。アーティストとしてやっていく中で、かっこいい言葉を言うときがありますよね。
例えば「世界平和」という言葉を出したとしても、メンバー内でいがみあっていたら矛盾してるなって。
だから、そういうのをなくすために、ホテルに泊まるときは一人部屋禁止にしてたりするんですよ。
ーーそうなんですね。だからDVDやライブで見ていても仲がとっても良いんですね。
Vo.右 そういうところも含めての「Xmas Eileen」として、楽しんでもらえたら嬉しいですね。
ーーこれから夏に向けてやりたいなあと思うことはありますか?
Vo.右 そろそろ、本当に彼女がほしいですね(笑)何年いない夏が過ぎていくのか・・・。最近、彼女がいないんで夏の終わりを寂しく感じないですもんね。わかる?
Vo.左 あぁ・・・。
Vo.右 別にひと夏の恋でもいいから、そう感傷に浸りたいのに、今年も普通に夏が過ぎそうですね。
Vo.左 寂しい・・・(笑)
ーー女性の好みのタイプはあるんですか?
Vo.右 なんか、僕、多いみたいなんですよ。
ーー理想が高いんですか?
Vo.右 いやっ、高いわけじゃないと思うんですけど、周りからすると、注文が多いって言われますね。
ーー例えば?
Vo.右 意識はしてないんですけど、『自分で自分のことを名前で呼ばない女性』がいいですね。 例えば、「まゆみ」って名前の子だったとしたら、「まゆみは、さぁ」とかじゃなくて「わたし」って言ってほしんですよ。
Vo.左 自分の名前で言っている女性が好きな方って、そんなに多くないですよね。
Vo.右 あと、今まで付きあってきた人は全員スカートを履かない人だったんですよ。全員パンツルックでしたね。
Vo.左 なるほど。それは何かありますね~。
Vo.右 自分では気づかなかったんですけど、パフォーマーさんに言われて、「なるほど』って納得しましたね。
ーーでは、今年の夏は彼女をつくりたいってことですね。
Vo.右 パンツルックのね。って言ってスカートの子が隣にいたりしてね(笑)
Vo.左 むちゃくちゃ面白いですね(笑)
ーーVo.左さんは何かありますか?
Vo.左 去年、行けてなかったので海に行きたいですね。素潜りして魚を突いてとか10代の頃はよくやっていたんですけど。
メンバーで川に行ってBBQをしたり、タイミングがあればしたいですけどね。
ーー前回、インタビューの際に中華料理の「泰陽楼」さんで麻婆焼きそばを食べたとおっしゃってましたが、今回はどこか行かれましたか?
Vo.左 「一隆」さんていう牛タン屋に行きましたね。むちゃくちゃおいしかったですね。
ーー今後、挑戦してみたいことはありますか?
Vo.左 海外でライブがしたいですね。
Vo.右 まだ、台湾と韓国のアジアでしかしてないんで、ヨーロッパとかアメリカとかでやってみたいですね。
ーー最後に、Meを読んでくださっているファンの方にメッセージをお願いいたします。
Vo.左 一回、ライブに来てもらいたいですね。CDではわからないパフォーマーの方もいますし、ぜひ遊びに来てください。
Vo.右 女性に、いつまでも「イケてる」と思われる存在でありたいですね。
CD情報
Xmas Eileen OFFICIAL SITE:http://xmaseileen.com/
前回のインタビュー記事:Xmas Eileen