Dream Ami
【Dream Ami Profile】
2003 年、dream ( 現 Dream) に加入しデビュー。
2011 年よりガーズル・エンタテインメント・プロジェクト “E-girls” の中心メンバーとしても活動。
2015 年にはシングル「ドレスを脱いだシンデレラ」をリリースし、E-girls では初のソロデビューを果たす。 音楽活動のみならず、テレビ「Good Time Music」の MC、ラジオ「木下グループ Beautiful Harmony」の レギュラーパーソナリティを務めるなど、幅広く活躍中。
2016 年 4 月公開 ディズニー映画「ズートピア」日本語吹替版 主題歌「トライ・エヴリシング」を担当。 本作で同曲を歌うズートピアの美しき実力派ポップスター ガゼルの日本語吹替も担当している。
2016 年 10 月 19 日、カーディガンズの名曲カバー「Lovefool – 好きだって言って -」をリリース。
そして 2017 年 3 月 22 日には、ソロとして 4 枚目のシングルとなる「はやく逢いたい」( 映画「ひるなかの 流星」主題歌 ) をリリース。E-girls / Dream とはまた異なる、独自のアーティスティックな Dream Ami の 追求が、次の扉を華やかにひらいて行く。
●ソロ4枚目のシングルになりますが、それぞれカラーの違う作品をリリースしてきた今だからこそ、実感できていることはありますか?
Dream Ami「2015年にソロ・デビュー曲の「ドレスを脱いだシンデレラ」をリリースした頃は、Dream Amiとして何を表現していくべきかまだイメージがつかない状態で自信も持てていませんでした。でも、2枚目、3枚目とシングルをリリースを重ねていく中で、ソロでもいろんなお仕事をさせていただいくにつれ、ソロ・アーティストとしての自覚が芽生えてきたと思います。それと同時に、もっと自立していかなきゃという気持ちもあって、前作「Lovefool – 好きだって言って-」のカップリングに収録した「JUMP!」で初めて作詞に挑戦させていただいたのもそんな想いからでした」
●映画『ひるなかの流星』の主題歌に決定している今作「はやく逢いたい」でも作詞を担当していますが、それは前作で手応えみたいなものを感じたからなのでしょうか?
Dream Ami「はい。ソロ・アーティストとしてしっかりと自立していくためにも、作詞はやり続けていくべきだと思っていました。でも、まさか表題曲で、しかも映画の主題歌の歌詞を書くことになるとは思っても見なかったです。当初は、本当に私で大丈夫ですか? という感じでしたが(笑)、実は作詞のお話をいただく前に、採用されるか否かに関係なく、誰にも言わずこっそりと詞を書いていたんです。映画のイメージにぴったりのトラックを用意していただいたので、それを聴いたら自然と歌詞が浮かんできたのが大きかったように思います。うまく表現できたらラッキーだなって気持ちで書き始めた歌詞が、実際に採用されることになって私もびっくりしましたが、結果的に自分の自信にもつながりました」
●またひとつ成長を重ねられた貴重な経験だったと?
Dream Ami「今回の経験があったからこそ、自発的であることに意味があるという想いは強くなってきました。作詞家さんに書いていただいた歌詞であっても、そういう気持ちを持っていることが大切なのかなと思います。今までは与えられたものを自分なりに表現することに一生懸命でしたが、自己プロデュースしていく力を身につけていくこともソロ・アーティストには必要だということに気がつけたように思います」
●映画『ひるなかの流星』の主題歌として今作を書き下ろす際、映画を観たり原作を読んだり事前に作品に触れる機会はあったのでしょうか?
Dream Ami「この『ひるなかの流星』は、原作のマンガを読んでいて大好きな作品だったんです。映画化が決まってGENERATIONSの(白濱)亜嵐くんが馬村大輝役をやると聞いて、いいなぁって羨ましがっていたくらいなので、作品の世界観はしっかりマンガでも認識できていましたし、歌詞を書き始める前に映像を観させていただけたので方向性は自分なりに見えていたと思います」
●具体的にどんな詞世界をイメージして書き進めたのでしょうか?
Dream Ami「映画の主題歌なので、ヒロインの気持ちを代弁するような歌詞にしたいと思って書き始めました。その一方で、映画と切り離して聴いても日常に溶け込む曲にしたいという気持ちもあったので、まずは自分の恋愛観をベースに書き始めて、そこからヒロインの気持ちと照らし合わせて表現を変えていった感じです」
●Amiさんの恋愛観とヒロインの気持ちはリンクする部分が多かったと?
Dream Ami「そうですね。そもそも原作のマンガにハマッたのも、ヒロインの気持ちに共感できたからなので、自分の恋愛観で書いてもヒロインの気持ちとかけ離れることはなかった気がします。映画の世界観だけに引っ張られることなく、自分の気持ちもしっかり表現できた歌詞だと思います」
●実際に映画『ひるなかの流星』を観て、主題歌が流れた時はどういう感想でしたか?
Dream Ami「自画自賛になっちゃうんですけど、曲が流れてきた瞬間に自分でもハッとしてしまいました(笑)」
●リスナーにはどのように届いて欲しいですか?
Dream Ami「映画の主題歌として聴くと、恋に対してうぶな女の子が主人公になっている歌という印象が強く残るかもしれません。でも、私は恋の始まりはいつだってきらきらと輝いていて、素直で美しいものだと思っています。それは何回目の恋でも共通して言えることだと思うので、年齢に関係なく今の自分と照らし合わせて聴いていただける曲になったら嬉しいです」
●Amiさんにとって、今作はどのような楽曲になりましたか?
Dream Ami「歌詞はもちろん、ジャケットのアートワークやMVでも自分がイメージするDream Amiを表現させてもらえた楽曲です。トラックも映画の世界観を伝えてトラックメイカーさんに作っていただいたので、プロの方々の力を借りて今まで以上に自分の表現が追求できたと思っています。そして、今作で楽曲に対する向き合い方が少し変わったかもしれません。やりがいも感じましたし、何より新たな楽しさを感じることができので、これからも音楽を通して自分の表現を追求していきたいです」
●今お話にも上がったジャケットのアートワークですが、今回も吉田ユニさんが手がけられました。Amiさんのどんなアイディアが反映されたのでしょうか?
Dream Ami「これまでの作品を並べてみると、ピンクを基調にしたアートワークがDream Amiのイメージだったと思います。今回もリボンはピンクですが、映画がさわやかな内容だったので、(吉田)ユニさんには全体的に春の風を感じられるような世界観を表現したいと伝えました。あと、これはMVにも共通することですが、〈大人女子〉というイメージも今回表現したかったことのひとつです」
●そのMVで表現したかった世界観とは?
Dream Ami「春を感じられる仕上がりですが、歌詞のストーリーに寄り添った季節の移り変わりもうまく表現できたと思っています。非現実的な世界観でありながらリアルさも感じられるように、セットに関しても何度も打ち合わせをしてこだわりました」
●「はやく逢いたい」というタイトルもご自身で決めたのでしょうか?
Dream Ami「最終的にはスタッフさんも含めて相談して決めました。当たり前かもしれないですけど、タイトルとても大事なので、みんなでスタジオに集まっていくつか候補を挙げて、やっぱりこれだね! と決定しました。サビの最後に出てくるフレーズでもあるし、この楽曲で一番伝えたいことはこれかなと思ったというのも理由です」
●映画の主題歌と言えば、アカデミー賞長編アニメーション賞に輝いたディズニー映画『ズートピア』日本版主題歌「トライ・エヴリシング」の経験は今作に活かされましたか?
Dream Ami「私にとって「トライ・エヴリシング」は、ソロだからできること、そしてソロの楽しさを教えてくれた楽曲のひとつです。ソロに対する可能性を感じて、その可能性をしっかり自分のものにしていきたいと思えたきっかけの曲でもありました。だからこそ、今これだけ前向きにいられるわけなので、ソロのキャリアを通して様々な点が線になっていると感じています」
●楽曲や映画の世界観から派生させた質問ですが、Amiさんの初恋の思い出を教えてもらえますか?
Dream Ami「うーん、どれを初恋とするかって難しいですね…。手をつなぎたいなと思った初恋は中学1年の時で同じ学校に通う先輩でした。そういった思い出も今こうして楽曲制作に活かされているんだと考えると、人としての想いや経験、深みが本当に大切なんだと痛感します」
●では、続いてカップリングの「Change my life」についても聞かせてください。
Dream Ami「Samantha ThavasaさんのCMに起用していただけるというお話があって選んだ曲です。私としても以前から気に入っていていつかリリースしたいと考えていた曲でもあったので、タイアップのお話をいただいた時点で、この曲でいこうと即決でした。私にとってSamantha Thavasaさんは本当にキラキラしていて、一切の曇りないイメージなんです。そんなイメージにぴったりな曲になったと思います」
●女子の共感度の高そうな歌詞も聴きどころですよね?
Dream Ami「朗読すると照れてしまいそうになる歌詞も出てくるんです(笑)。そういうところも素直に言える女の子っていいなぁと思います。〈けっきょく恋は最高の魔法〉という歌詞にもありますが、女の子はちょっとしたことひとつで気分が変わるし、生活すら変わっていくもの。男の子からしたら「めんどくせぇなぁ」と思うであろう部分をあえて歌詞にした曲でもあるので(笑)、そこはぜひ楽しんで聴いていただきたいです」
●最後に、今まさに〈恋〉をしている読者のみなさんへメッセージをお願いします。
Dream Ami「恋も夢も目標も、私は何でも行動あるのみだと思っています。怖くて一歩が踏み出せないことって誰でもありますよね。私もそうです。でも、常に何に対しても積極的でありたいという気持ちは大切にしています。みなさんもそうあっていただけたら嬉しいですし、自分の曲がみなさんの背中を押せるのであればさらに嬉しいです」
inteview NOBUHIKO MABUCHI
CD情報
Dream Ami
4th single「はやく逢いたい」
2017 年 3 月 22 日 ( 水 ) 発売
02.Change my life
03.Alright!
04. はやく逢いたい (Instrumental)
価格:¥1,296( 税込 )
<CD>
01. はやく逢いたい
02.Change my life
03.Alright!
04. はやく逢いたい (Instrumental)
【公式HP】ami-ldh.jp/