職場の上司や同僚、またはお客さんなど。八つ当たりする人っていますよね。イライラを周囲にぶつけて、イライラが伝染してしまいますから、当てられた人も迷惑です。
しかし、「八つ当たりすんのやめて」とは言えず、言ったところで直るはずもなく、なかなか平穏な日々は訪れません。しかも、どこに行っても八つ当たりする人はいます。ということで今回は、“八つ当たりする人”から八つ当たりされたときの上手なかわし方についてご紹介します。
【八つ当たりする人に常識は通用しません】
「普通……だよね」という考えは、誰の頭の中にもあります。たとえば「トイレに入ったら、手を洗うのは常識だよね」と思っていたとしても、その常識が通用しない人がいます。
しかし、それは100人中100人が常識と思っているか、と言えばそうではありません。「万人に共通する常識」は残念ながらないのです。そのため、“自分の常識が通用しない相手”というのは存在します。
八つ当たりする人は「私が今イライラしているんだから、周囲の人間がそのイライラのはけ口になって当然である」と思っています。それが、その人の常識です。そのため、そもそも常識や文化が異なる外国人、もしくは宇宙人と思って接していかなければなりません。
けして「この人も人間だから、きっと話せば理解できるはずだ」などという淡い期待を抱いてはいけません。常識が通用しない人は存在します。
【八つ当たりする人は自分の評価を下げている】
人の社会的な評価、というのがありますが、八つ当たりする人はその評価を知らぬ間に下げています。仕事における評価は別ですが、少なくとも「八つ当たりされた人が嫌な気分になる、傷つけられた」分だけ確実に評価は下がっています。
また、八つ当たりする相手を限定している場合や、密室でのみ八つ当たりする場合は、八つ当たりではなく「いじめ」「ハラスメント」に該当するため、証拠をとっておきましょう。
【人のふり見て我がふり直せ】
一番大事なのは「人のふり見て我がふり直せ」という点です。八つ当たりをしている場面を見て、または、八つ当たりをされて、嫌な気分になったら、それを真似してはいけない、ということです。
たぶん、地獄という場所があるのなら、八つ当たりする人は間違いなくそっちに落ちるはずですから、死んでからも同じところへは行きたくないですからね。
人にされて「嫌だな」と思ったことは、ほかの誰にもしない。この基本的な行動ができれば、自信を持って生きていくことができます。
八つ当たりされて損をした、のではなく、「八つ当たりをされたから気づいたこと」によって人生が豊かになれば、その経験は宝物になるでしょう。あとは、なるべく八つ当たりをする人のそばには近づかないようにしましょう。