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これぞ仙台「ご当地ラーメン」!味噌が自慢のラーメン厳選5杯

さまざまな「ご当地ラーメン」の支店が県内で出店し、私たちは仙台に居ながらにして喜多方の味を、博多の味を、京都の味を堪能することができます(後日、別記事にて紹介予定)。あとは和歌山ラーメンのお店があれば完璧なのに(←超個人的願望)。

さて、今回は「仙台ラーメン」という「ご当地ラーメン」の話を。いやぁ、20年以上住んでいるラーメンバカのくせに「仙台ラーメン」なんて初耳でした。そんな、他県に誇る仙台の「ご当地ラーメン」を紐解いてみましょう。

ラーメン
ラーメン / Dr.Colossus

あっさりウィキペディアで引っかかっちゃいました。

仙台ラーメン(せんだいラーメン)とは、宮城県仙台市周辺で食されてきたラーメンである。一般的な知名度は低いが、東北随一の歓楽街をかかえるところから独自の発展を遂げてきた。また、仙台は伊達政宗の頃から味噌が特産品であり、味噌ベースのラーメンが比較的多い。

なるほど、「仙台ラーメン」は味噌ベースなのか。道理で印象が薄いわけです。だって私、どちらかというと塩派だし(身も蓋もない)。そろそろ重いイメージのある味噌と疎遠になりつつある歳になってしまいました。それでも、美味しい味噌ラーメンなら迷わず食らいつきますよ。

というわけで、仙台を代表する「伊達な味噌ラーメン」を5杯、紹介しちゃいますね!

…あれ? 趣旨変わってないか?

味よし中倉本店の『味噌ラーメン』

仙台でラーメン屋、といえば直感的に浮かぶのが「味よし」。辛味噌ラーメンの祖として、仙台人なら知らない人はおそらくいないのではないでしょうか。でもね、その知名度ゆえに、あちこちに分店があり、でも分店は分店で独自の味を作っていて、中には「味よし」と関係あるの?、と思うくらい別物だったり、とにかくややこしいんです、「味よし」の暖簾事情は。ならば、本丸に切り込むしかあるまい!

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さて、看板メニューの『味噌ラーメン』(802円/税込)白味噌のまろやかでやさしい味がベース。歳をとっても食べられる(?)あっさりとした味わいです。れんげに乗っかっている辛味噌を溶かし、調整しながら味の変化を楽しむのが特徴。まぁ、私は最初っから全溶かしですが。この辛味噌を入れて味の濃さがちょうどピッタリになる感じです。白味噌だけだと、ちょっと弱くて物足りなく感じるかもしれません。
上品なお顔の一杯です。

■住所:仙台市若林区中倉1-7-30
■電話:022-283-4044
■営業時間:11:30~20:00
■休日:水曜日
■駐車場:8台

麺屋だいずの『三色だいず』

鶏とげん骨、そして野菜をじっくり煮込み、とても滑らかな口あたりの白味噌がベース。その上に、黒くなるまで焦がしたニンニクと黒ゴマのコクが乗っかります。そして、別添えの赤いタレは一見ラー油のようですが、漢方をブレンドした何ともスパイシーな香り。合わせて一番人気の『三色だいず』(810円/税込)也!

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もうスープの艶からして「あーこれコッテリやわー…」と少しビビっていたのですが、白味噌パワーっていうんですかね、白味噌やさしいですからね、案外ズルズルっといけちゃうんです。ボリューミーなトッピングもみんなぐちゃぐちゃに混ぜて食べると、何とも複雑な味に変化。さらに別添えの「赤」ソースをかけ回すと、またエスニックな風味が加わり、これはクセになること必至です。

また食べに行きたいのですが、このお店の難点は駐車場の狭さ。そのおかげで、家人に「だいず行きたい」と言っても「断る」と即断されます。おねがい、駐車場…もーちょっと何とかならないでしょうかね?(泣)

■住所:宮城県仙台市宮城野区燕沢東2丁目1-28
■電話:022-349-5667
■営業時間:11:00~22:00
■休日:年末年始
■駐車場:3台

仙臺みそ壱の『野菜みそラーメン』

味噌ラーメンのメニューだけで20種類以上あるというんだからビックリ。味噌一筋、味一徹、硬派な「みそ壱」です。ちなみに、小田原や榴岡、駅前ロフトなど様々な支店がありますが、私が行くのはやはり本店・原町店です。自転車で行けるし。

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あまたある味噌メニューの中でもダントツ人気NO.1なのが『野菜みそラーメン』(750円/税込)。ドンと山のように盛られた野菜で麺への距離が遠いです(笑)。全国内からそれぞれ契約し毎日取り寄せている、新鮮で味の濃い野菜が自慢。シャキシャキとした歯ごたえ、炒めた野菜の香ばしさと、特製の味噌味がまたよく合うんですよねぇ。野菜不足のあなたに(そして私に)オススメ!

■住所:宮城県仙台市宮城野区原町6-2-34
■電話:022-296-4655
■営業時間:11:00~24:00
■休日:無休
■駐車場:6台

らーめん本竈の『本気の坦々麺』

もはや「仙台ラーメン界の顔」と言っても過言ではない「本竈」さん。自家製麺をウリに掲げるお店は数あれど、「実家生麺」というのは、おそらくここだけではないでしょうか。昼時間を大幅に外しても常に待ち人ありの人気店です。主に醤油ベース、塩ベースのメニューが人気なのですが、今回のテーマは味噌! そこでこちらの『本気の坦々麺』(800円/税込)をご紹介。

honkamado_honnkitantan味噌というより胡麻が主役の、スープはやや醤油ベースなのですが、上にドカンと乗った肉味噌のパンチ力がすごいです。全体をかき混ぜると、坦々麺特有の「麻」がピリリと効いたクセのある辛みに変身。味噌には中太縮れ麺が定石なのですが、こちらはコシのあるストレート麺です。やや固めかな…、その辺は店員さんにあらかじめリクエストして調整することをオススメします。

■住所:仙台市宮城野区岩切分台3-5-12
■電話:022-396-7131
■営業時間:11:30~15:00
17:30~21:00(土日祝は通し営業)
■休日:不定休
■駐車場:有り(台数不明ながら20台以上は可)

味噌らーめん専門店・味噌三礎の『まろやか濃厚白味噌』

misomiso_maroyakasiromiso「味礎」「身礎」「美礎」の3つから成る「味噌の三礎」(味噌の効用など)を看板に掲げた、今春オープンの比較的若いお店。「三礎」のこだわりは味にも受け継がれているようで、それぞれ赤味噌、白味噌、黒味噌の三種から味が選べます。私はもちろん胃に優しそうな『まろやか濃厚白味噌』(860円/税込)を。

主に宮城蔵王周辺で育まれたブランド卵にこだわりの味噌、弾力に溢れた麺はもちろん自家製麺。「地産地消」の心意気を感じます。

■住所:宮城県仙台市若林区若林1-4-50
■電話:022-290-9733
■営業時間:11:00〜15:00、17:00〜21:00
■休日:月曜(祝日の場合は翌日)
■駐車場:5台

まとめ:味噌に力を入れているお店はまだまだあるけれど

あれ、「ご当地ラーメン」の話じゃなかったっけ?、と思ったそこのアナタ。細かいことをあまり気にしていてはイケマセン。

ただ、仙台味噌には由緒ある歴史があり、それがラーメン文化とマッチングしたことによって「仙台ラーメン=味噌ラーメン」という意識が定着した感は大いにあります。
もっと味噌に力を入れているラーメン屋さんも多いのですが、その辺は筆者の好みなので、あくまで参考程度にお願いします。つまり、もっと情報をお待ちしております♡、ということで(笑)。

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20~30代前半までの“女の花道最盛期”をV系バンドの追っかけと二次元コスプレで盛大に潰し、30代後半から今に至るまではクイズゲームに煮える、女子力マイナスの干物系主婦ニート。好きな言葉は「愛などいらぬ!」
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