THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
●2ndシングル「FRONTIERS」は、デビュー・シングル「Lightning」に続き週間チャートで上位にランクイン。改めて前作を振り返って、得られた反響などをどのように感じていますか?
陣 「デビュー曲の「Lightning」に続き、前作の「FRONTIERS」でTHE RAMPAGEという存在を知っていただけた方もいらっしゃったと思います。反響もいただきまして、改めて自分たちに求められているものが何かを感じることができた2ndシングルでした。そこからつながるのが、今作「Dirty Disco」なのかなと思っています」
●3ヶ月に1枚という順調なペースで新曲をドロップしている現在の状況に、どんな感想を持っていますか?
川村壱馬 「おっしゃっていただいた通り、本当に順調にリリースさせていただいていると思っています。今後もひとつひとつ手を抜かずにやっていきたいですし、リリースさせていただける現実に感謝を忘れない人間の集まりでいたいです」
●では、3rdシングル「Dirty Disco」は、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?
LIKIYA 「デビュー作の「Lightning」と前作の「FRONTIERS」は、THE RAMPAGEのパフォーマンス・スタイルだったり、どういう形で自分たちの色を表現していきたいかを追求して作った2曲でした。対して今回の「Dirty Disco」は、お客さんに寄り添える曲、お客さんと一緒に楽しめる曲をテーマに制作しました」
●THE RAMPAGE独自のスタイルを刻む歌詞とファンキーなビートが印象的ですが、改めて楽曲の世界観を教えてください。
吉野北人 「僕は曲を聴いて、クラブを連想しました。ミラーボールの下でノリノリで踊ったり歌ったりしているイメージです。人それぞれの自由さとか、そういったものも「Dirty Disco」から感じました。今までのTHE RAMPAGEの楽曲は、自分たちの覚悟だったり想いを強く打ち出していましたが、今回はみなさんに寄り添える歌詞も多く含んでいる気がします。そういった意味では、新しいTHE RAMPAGEを楽しんでいただける楽曲になったと思います」
●トラック的にも初挑戦なところが多かったと思いますが、レコーディングの際に意識したことは何ですか?
RIKU 「曲と歌詞のギャップがあるので、今回はグルーヴィかつリリックに寄り添う力強さ、そして一歩前進したゆとりのようなものも出せたらと思ってレコーディングに挑みました」
●「Dirty Disco」のMVは、みなさんから観てどんな仕上がりになっていますか?
吉野北人 「今回のMVの撮影はかなり楽しかったです。「Lightning」と「FRONTIERS」の時はカメラを睨みつけるような表情が多かったと思うんですが、今回は素の自分たちというか、今までとはまた違った表情が撮れていると思います。あと、今回は昼と夜のシーンがありまして、昼のシーンでは太陽の下で16人全員で踊っていたり、夜のシーンはクラブっぽい雰囲気の中でフリーバスケットボーラーやプロスケーターの方に協力いただいて一緒にパフォーマンスさせていただきました」
●みなさんだから語れるMVの見どころとは?
陣 「実は撮影日の前日が大雨でゲリラ豪雨かと思うくらい降っていたので、明日もダメだろうなと思っていたら奇跡的に晴れたんです。なので、撮影は自分たちが雲を吹き飛ばしたんだってくらいの勢いで臨みました。サビは絶対に太陽が必要なシーンになっているので、どんな映像になっているのか楽しみに観ていただきたいです」
●そんなMVを含め、改めて本作「Dirty Disco」はどんな楽曲に仕上がったと思いますか?
川村壱馬 「MVはかなり長時間の撮影でかなりタイトではあったんですけど、終始メンバーの雰囲気も良かったんです。そこがこの楽曲が持っているエネルギーの強さであり、今のTHE RAMPAGEを象徴する勢いなのかなと思いました。「Lightning」や「FRONTIERS」とは違う、お客さんに優しく寄り添う曲ができ上がったと思います」
●続いて、そのカップリング曲「Shangri-La」は、どのようなイメージを持って制作に入ったのでしょうか?
LIKIYA 「今の自分たちに足りないのが、お客さんと一緒に楽しめる曲だったんです。この「Shangri-La」も、曲作りのテーマは「Dirty Disco」とほぼ同じです。デモ音源を聴いた時は、この爽やかな曲でどうTHE RAMPAGEらしさを表現するかを悩んだところもあったんですけど、「Dirty Disco」とはまた違った一体感を演出できる曲に仕上がったと思います」
●そのメッセージ性や歌詞の世界観について具体的に教えてもらえますか?
川村壱馬 「さわやかな夏のイメージもあるんですけど、最後に北人が歌う〈日が沈むまで〉っていう歌詞とか、どこか夏の終わりの切なさも漂わせる曲なんです。夏の夕方を連想させる、楽しいだけじゃなくて独特の切なさや儚さみたいなものも詰まった世界観があると思います。この曲がリード曲になるんじゃないかと思ったくらい、僕も大好きな曲です」
RIKU 「タイトルの「Shangri-La」は理想郷って意味なんですけど、歌詞には理想郷に辿り着くための後押しをするような力強さがあると思います」
●リスナーにはどんな風に聴いて欲しいですか?
吉野北人 「爽やかさもあって受け入れやすい楽曲だと思うので、構えないで聴いていただきたいです。夏をさらに楽しんでいただける曲になればと思っています。あとは、自分が目指す場所を探している人にもぜひ聴いていただきたい曲です」
●今作のダンス・トラック「RAMPAGE ALL DAY」はどのようなイメージで制作したのでしょうか?
LIKIYA 「メンバーひとりひとりのパフォーマンスのジャンルだったり色というものを、やりたい音で表現しました。このメンバーはこういう音でこう踊るんだってことが理解していただける、わかりやすいダンス・トラックになったと思います」
●MV「RAMPAGE ALL DAY Introduced by Zeebra (Music Video) 」ではイントロデュース役でラッパーZeebraさんが登場! 感想を教えてください。
陣 「実際にメンバー全員でZeebraさんの撮影現場にうかがったんですが、かなりの迫力でした。日本のHIP HOPを作り上げた方のひとりなので光栄ですし恐縮なんですが、そんなZeebraさんの後に自分たちがパフォーマンスして楽曲にするので、相応の技術と気合がないと成立しないぞって気持ちになりました」
●前作では「英語だから表現できたことがあった」と発言していましたが、今作「FRONTIERS」の英語バージョンではどうでしたか?
RIKU 「サウンドとメロディラインが同じでも、まったく印象が違う曲になる。そこが英語バージョンを作る面白さだと思います。より洋楽に近い感覚として自分たちが大切にしているスタイルが出せたんじゃないかなと思っています。その分もちろん難しさもあって、英語が片言にならないようにグルーヴを出しつつ力強さも表現しなくてはならなかったりと、苦戦しながら何度もトライしたところもありました。でも、何回も挑戦したからこそ対応できるようになったことも多く、個人的には2作目にして成長を感じられる瞬間もありました」
●最後に、3rdシングルを楽しみに待ってくれていたファンのみなさんにメッセージをお願いします。
陣 「いつも応援してくださってありがとうございます。音楽ってその時の思い出とセットになるものでもあるので、このシングルが2017年の夏を思い出すよう作品になったら嬉しいです。今これから聴いていただく瞬間瞬間を思い出していただけるように、自分たちもしっかりパフォーマンスを届けていきたいと思っています。引き続き自分たちができることを精一杯がんばって、みなさんに〈LOVE〉、〈DREAM〉、〈HAPPINESS〉を伝えていきますので応援よろしくお願いいたします」
inteview:NOBUHIKO MABUCHI
CD情報
「Dirty Disco」
【公式HP】http://the-rampage.jp/