Sonar Pocket(ソナーポケット)

Meの編集部はSonar Pocketのメンバー”eyeron”さんにインタビューを敢行！7月12日発売の「段々男女物語」についてや、仙台の印象なども聞いちゃいました！

――早速ですが、新曲について伺えたらと思います！7月12日に発売となったシングル「段々男女物語」ですが、Sonar Pocket第二章を掲げてから2枚目のシングルになりますよね。聞き所から伺ってもいいですか？

Sonar Pocketのイメージってバラードだと思うんですけど、今回はサウンド的にもトロピカルハウスっていう世界のチャートとかを賑わせているような音作りになっています。その音を打ち出したこと自体が、第二章としての新たな提案の一つですね。

――その方向性は自然とでてきたものなんですか？

これまで、メンバー三人それぞれいろんな作家さんとコラボさせてもらっていたんですね。その中で、世界的なアーティストとやっているRyosuke “Dr.R” Sakai さんとko-daiの相性が良かったので、それならみんなで一曲作ろうとなって、楽曲が生まれました。Ryosuke “Dr.R” Sakai さんのスタジオに集まって、みんなでゼロから。インディーズだった頃は俺の家に集まって、よく曲作ってたんです。今回も昔のあの感じというか、レコーディングブースに入るんじゃなくてその場でマイクを立てて録って、それに対してまた言い合って作ったので、そのグルーブ感が楽曲にも表れているんじゃないかなって。

――昔やってたことを、新しい楽曲のテイストでもう一度やったんですね。

そうですね。去年ko-daiが大病になって、Sonar Pocketの活動が一旦停止したときにそれぞれ考えて、第二章を掲げるなら、これまでのSonar Pocketがどうとか、楽曲のイメージとかをまずぶっ壊して、自分たちが今やりたいことをやろうとなったんです。だから原点に返ったし、その中で、今回はこの曲が生まれました。自分たちで成立しようと思えば、全然できるんですよね。そうじゃなくてより音楽を楽しむために、色々な人と新しい音で提案するのが今のソナポケらしさだと思いましたね。

――夏ソングですが、真夏の暑いときよりも、夕方の少し涼しい時間帯にぴったりなクールな楽曲だなあと思いました。

夏の歌っていうとギラギラしていて、スピードを上げていくイメージだと思うんですけど、この曲の歌詞にはサーフ用語を使ったり、確かに世界観的には夕日が似合うような音になっていますね。それも、録ってたのが夕方だったっていうグルーブ感が出てるんじゃないかな。

――曲が出来上がった時は、どう思いました？

とにかく音が俺らにとってはすごく新しかったし、まずそれが気持ちよかったですよね。Sonar Pocketの楽曲って、バイオリン、ビオラ、ピアノとかをどんどん足して、そこにさらに声で広がりを作っていたものが多かったんですが、今回は引き算。その少ない音数の中で自分たちの声が楽器として響く感じになったので、完成したときは、こういう魅力も自分たちにはあったんだ、って再確認しましたね。これがきっかけで、昔の曲の良さもわかりましたし、いい意味で相乗効果が生まれました。

――ジャケットデザインはeyeronさんが指揮をとったということですが、どんなイメージで制作していきましたか？

本当にギリギリまでこだわりました。元々決まっていたものを変えて作りましたね。「段々男女物語」って、フレーズと見た目の強さがあるじゃないですか。それを押し出せるように変えていきました。

――MVも注目ですよね、ぜひ最後まで見てもらいたい作りになっています。

楽曲がすごくクールなサウンドだからこそ、MVもかっこいいままで終わってもいいかなって思ったんですよ。でも、それだったら見てても面白くないかなって思ったので、オチを作りました。気になった方はぜひYouTubeで見てください！

――カップリングの「イニシアチブ」もクールな楽曲ですよね。聞き所を教えてください！

7月から全国ツアーがはじまるので、そこに向けて盛り上がる楽曲を作りたいということで作りました。自分たちが主導権を取ってライブを盛り上げるという気持ちの表れの楽曲ですね。

――どちらの曲もかなりライブで盛り上がりそうですね。

「イニシアチブ」に関してはライブで盛り上げようという思いで作ったので、ビジョンはあるんですけど、「段々男女物語」はクールな揺れる感じの楽曲なので、お客さんとどう盛り上がろう、というのは色々案を出し合って考えていますね。楽しみです。

――今までの楽曲とはテイストが違っているので、これまでの楽曲の中でどう入ってくるかも見どころですよね。

今回、ライブに関しても演出家さんとかライブスタッフさんも総入れ替えして、本当に新しいものを作ろうとしています。今までのSonar Pocketライブを塗り替えるような、新しいライブになるので、楽しみにしていてください。

――そのツアーが7月29日の埼玉を皮切りにはじまりますが、ライブの全体像はもう見えてきていますか？

今リハーサルをしながら、ひとつひとつに血が通うように、細かくやっていますね。これまではダンサーさんを連れてツアーを回っていたんですが、第二章ということで、今回は3人だけで勝負しようということになりました。

――それはかなり挑戦ですね！

そうなんです、いつもなら大きい会場とかでも、ダンサーさんが居たんですね。今回はツアーファイナルも武道館だし、俺ら3人だけで大丈夫かなって不安はあるんですけど、そこでしっかり成長した姿を見せたいですし、3人だけでもみんなの心をつかめるようなライブにしたいですね。

仙台の印象について

――そして9月はいよいよ仙台ですが、仙台にはどんな印象がありますか？

昨年ko-daiが倒れたのも仙台だったんですね。震災後から「笑顔の連鎖」を合言葉にライブ活動しているんですけど、その合言葉ができたのも仙台ですし、だからすごく縁があると思っています。仙台は、自分たちを成長させてくれた場でもあるんですよね。だからこそ仙台では、その日、俺らにしかできないライブを作ろうって気持ちですね。

――仙台のファンの方の印象は？

いろんなアーティストも来るし、ライブ慣れもしているだろうから、俺らもハードルが高い部分はありますよね。でもお客さんはみんなノリもすごくいいし、MCも聞いてくれるし、いいファンが多いなぁと感じます。

――仙台のライブに向けて、意気込みを一言お願いします！

ニューシングルを引っ提げてのツアーですし、みんなが知ってる昔からの楽曲も、久しぶりの曲もやるので、初めましての方も、馴染みの方も楽しめるようなライブになっていると思います！

――プライベートについても伺えたらと思うんですが、この夏したいことはありますか？

今日も仙台を歩きながら街の写真を撮っていたんですけど、仙台ってすごくフォトジェニックですよね。緑が多いし木が高いし。今度は、仙台に写真撮りにだけ来たいですね。

――写真が趣味なんですよね。

そうですね。楽曲と似ているところがあるなって思っていて。写真ってかっこいいを切り取るじゃないですか。楽曲も自分たちのいいところを凝縮したものだし、自分にとって今はどちらも切り離せないものですね。今回のツアーでも、メンバーのリハ姿や、裏方の人を撮ったり、俺にしか撮れない写真を撮って、ファンのみんなに見せる機会を作れたらいいなって思ってますね。

――第二章の始まったSonar Pocketさんですが、今後の目標はありますか？

今回のツアーは、昨年ko-daiが入院して戻ってきて、初めての全国ツアーなんですよ。だからこそまずこのツアーで、元気に帰ってきたぜっていうのを伝えることと、第二章として成長した姿を見せることがまず目標かなって思いますね。ファイナルの日本武道館に向かって笑顔の連鎖を作って、最後まで集中力を切らさずに、その日しかできないライブができたらいいですね。向かうのみです！

――日本武道館は今回、5年ぶりですよね。

さいたまスーパーアリーナとか代々木体育館とか大きいところでやってはいましたけど、武道館は独特の空気感があって、久々にあの日に戻れる感じがして嬉しいですね。今だったらどう映るんだろう、あの景色は、って。

――最後になりますが、Meの読者と仙台のファンの方に向けて一言メッセージをお願いします！

Meを読んでいる方はじめまして!!Sonar Pocketの楽曲から感じていただける事もあると思うんですけど、それ以上にライブで伝わることもたくさんあると思います。みんなが知ってるラブソングも歌うと思いますし、みんなが知らない僕らの姿も見れると思います。ぜひライブに遊びに来てくれると嬉しいです。そして仙台という場所は、ko-daiの命が生かされた場所だと思っていますし、だからこそ仙台への恩返しじゃないですけど、仙台の皆さんとできることを音楽やライブ、他の活動も通して伝えていきたいので、ぜひともSonar Pocketが帰ってきたときは、笑顔で迎えてくれると嬉しいです！

CD情報

2017年7月12日発売

ライブ情報

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