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【PKCZ®】2017年8月20日発売 アルバム『360° ChamberZ』

PKCZ®

この音が開くパンドラ 360°のドア!クリエイティブ・ユニット=PKCZ®
(DJ MAKIDAI / VERBAL / DJ DARUMA)が生み出す音のChamberから、あらゆるDANCE MUSICをMIXした
PKCZ®初のオリジナルALBUMが遂に完成!!
LDHから、EXILE THE SECOND・三代目J Soul Brothers・GENERATIONSを始め海を越えて METHOD MAN (Wu-Tang Clan)・Afrojack 等レジェンド達も参戦!!
総勢13組の豪華アーティストによる夢の共演!!

PKCZ®️について

●まずはPKCZ®️が結成された経緯を教えてください。
 DJ MAKIDAI 「きっかけはHIROさんのお声がけによるものでした。そもそも僕ら3人は同い年で、それぞれ以前から顔なじみの存在でした。僕とVERBALくんは昔からいろいろな現場で顔を合わせていて、VERBALくんが主催のイベントにDJとして呼んでもらったりもしていました。また、僕がEXILEになる前にJ Soul Brothersとして活動していた時、m-floのVERBALくんとは同じレーベルのレーベルメイトでもありました。僕とDARUMAとはそのJ Soul Brothersのさらに前身となるJ.S.B. Undergroundというグループで同じメンバーとして活動していた仲間で、もう20年以上のつき合いになります。僕らに共通するのは、クラブ・シーンで育ったということと、90年代のHIP HOPに大きな影響を受けてきたという点です。そして、そんな僕らの憧れであるHIROさん。この4人がチームでやったら何か面白いことができるんじゃないかというHIROさんのお声がけのもと、PKCZ®️というユニットが始まりました」

●なるほど、そういうことだったんですね。具体的にはどんな活動から始められましたか?
 VERBAL 「2014年7月から何度かクローズドでプレ・イベントを開催しました。10月には横浜アリーナでハロウィン・パーティもやりましたね。あとは、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEのシングル「O.R.I.O.N.」のミュージックビデオにも出演させてもらいました。その当時は、まだコンセプトもそこまで定まっていなかったのですが、まずはイベントをやろうということになりました」DJ DARUMA「2015年にやったプレ・イベントには、もうAfrojackがDJとして参加してくれていました」

●その頃から一部のファンの間では、「PKCZ®️って何?」といった声が出ていたようですね?
 DJ DARUMA 「PKCZ®️というユニットのことを正式に発表する前に、PKCZ®️のロゴが入ったキャップを作ったんですが、それがSNSなどでちょっとバズり始めたんです」
 DJ MAKIDAI 「2014年のドーム・ツアー『EXILE TRIBE PERFECT YEAR LIVE TOUR TOWER OF WISH 2014 ~THE REVOLUTION~』の時に、リハーサルとかでTRIBEのみんながPKCZ®️キャップを被ってくれたりして、それがファンのみなさんの間でちょっとした話題になりました」

●PKCZ®️というユニット名の由来は何でしょうか?
 DJ DARUMA 「それぞれの頭文字を開くと〈Primal Knowledge ChamberZ〉となって、意味としては〈本能と知識の部屋〉といった感じです。PKCZ®️の音楽を聴いたり、我々にまつわる何かを見たり読んだりした人が、本能を解放して新たな知見を得られて、その人にとって新しい体験ができたり、新たな道への指針ができる。そうやって僕らを介してリスナーやファンの方々がヘッズになって欲しいという想いを込めて名前をつけました。また、〈Chambers〉という言葉は1993年にWu-Tang Clanが『Enter The Wu-Tang (36 Chambers)』というアルバムで使っていて、彼らももともとはそれを少林寺三十六房からサンプリングしていて、僕らも〈Chambers〉という単語自体に凄く思い入れがあります」

●そういったところにルーツの一端が表れていると。グループとしてのテーマを教えてください。
 DJ MAKIDAI 「音楽を中心としながら、世の中のヒト、モノ、コトをミックスして、新しい何かをクリエイトするというのがPKCZ®️の活動の本線になります。僕らがこれまで様々な人に出会い、様々なアーティストに触れて、様々な感覚を捉えてきたことを混ぜ合わせて、それをPKCZ®️流にアウトプットすることでクリエイティヴな活動に変えていこうというものです。ミックスというのには、まさに今回のアルバムのようにいろいろな方々のご協力をいただいて作っていくという意味も含まれています」

ニューアルバムついて


●『360° ChamberZ』というタイトルの由来は?
 DJ DARUMA 「さきほども出ましたが、Wu-Tang Clanの『Enter The Wu-Tang (36 Chambers)』というアルバムからインスパイアされています。“全方位的な”という意味合いも込めて“360°”とつけました。もちろんWu-Tangのあのアルバムが好きなんだよと伝えたい気持ちも込められています」

●制作期間はどれくらいかかっているのでしょうか?
 DJ DARUMA 「ある意味、PKCZ®️が結成されて間もない時に作った楽曲「PLAY THAT」以降、ずっとアルバムを作り続けてきた感覚です。一時、他のアーティストのリミックス曲を凄くたくさん作らせていただいた時期がありましたが、「他のアーティストのリミックス仕事の前に、自分たちのオリジナル楽曲を早急に作るべき」と貴重なご意見をいただいたりもしました」
 DJ MAKIDAI 「ごもっともだよね(笑)」
 DJ DARUMA 「だから、PKCZ®️としてデビューして以降、少しずつ楽曲を作り貯めてようやくアルバムができ上がったというイメージです」

●各曲の制作はどのように進められたのでしょうか?
 DJ MAKIDAI 「作り方は曲によってかなり違うんですが、基本的にはまず僕らメンバーがアイディアを出して、それをみんなでブラッシュアップしていくという形です。HIROさん含め、それぞれがこれまで経験したことを持ち寄り、力を合わせて作っていく感じです。結果的に90’s HIP HOPが好きな人が聴いたら「ヤバイ!」というものができましたし、そこを通ってない人が聴いても充分楽しめるアルバムになったと思います」
 VERBAL 「LDHの中の大きな座組みがあることも凄く大きいです。正直、LDHみたいなマネージメント会社は、世界のどこを探してもないと思います。例えば、あのJUSTIN BIEBERやARIANA GRANDEをマネージメントしている会社には、社員が25人程度しかいません。そして、音楽以外の業務は基本的に外注しています。でも、LDHにはグループ会社を含め350人以上の社員がいて、様々な分野の人が関わっています。それにより音楽制作に関しても360°カバーできるというか、それぞれのエキスパートが力を持ち寄り、おいしいとこ取りのいいものをお客さんに提供できるという。いいプロデューサーもどんどん集まってきて、今ではAfrojackまでもが参加して、曲を提供してくれたりしています。本当に恵まれた状況にいるなと心から思っていますし、そういう環境下でどんどん肉づけされていったアルバムなのでぜひたくさんの方に楽しんで欲しいですね」
 DJ DARUMA 「周りのみなさんのお力添えがあってこそです。それぞれが持っている〈Chamber〉の力を集約して完成したアルバムという感じです」

●実際に、完成したアルバムをご自身で聴いてみて、率直にどんな感想を抱きましたか?
 DJ DARUMA 「本当にめちゃくちゃいいアルバムができたなと思っています」
 DJ MAKIDAI 「これまでにいろいろな作品を聴いてきましたが、自分たちが言うのもなんですが、率直にこれはいいアルバムだなと感じました」
 DJ DARUMA 「バランスがとてもいいのかなと。ちゃんとクラブ・ミュージックの態度は入っていて、しかもポップスとしても機能して、本当にPKCZ®️らしいアルバムだなと。とても納得のいく、自信を持ってお届けできるアルバムになりました。LDHアーティストのみなさんにも今までにはないような面白いチームの組み方で参加していただけましたし、またVERBALくんの様々なつながりで海外アーティストにもたくさん参加していただけました」
 VERBAL 「いやー……めっちゃいいアルバムですね(笑)。模索してきたものがすべて集結されているので、自分たちのサウンドがこれで見つかったのかなとも感じています。あとは、一緒にスタジオに入って音楽制作をしたり、イベントを企画する際にブレストして実感しましたが、LDHアーティストのみなさんにとっての〈こんなことをやってみたい〉ということを、PKCZ®️のプラットフォームを通して表現してていただけたのかなと思います。たとえば登坂(広臣)くんやELLYは「こういうのをやりましょうよ」とガンガン提案してくれて、結果的にたくさんの楽曲で参加してもらいました。もともとHIROさんも「〈何かあったらPKCZ®️でやっちゃえばいいじゃん〉となるような場にPKCZ®️がなったらいいよね」ということをおっしゃっていて、本当にそういう場になってきている感じがします。PKCZ®️という場をきっかけにクリエイティヴなことをどんどんやってもらえたらいいなと思いますし、実際にそれが実現されたアルバムになっています」
 DJ DARUMA 「あとは、単純にPKCZ®️と一緒にやったら面白いことができるとか、オイシイとかタノシイ、そういう風に思っていただけたら嬉しいです」
 DJ MAKIDAI 「それこそ普段の活動ではできないような新しいことや濃いサウンドを、PKCZ®️とならできると思ってもらえたらいいですよね。それが実現しているからこそ、こういういろんな色を持ち、様々な角度から見られるアルバムができたのかなと思います。そこはPKCZ®️だからこそいろいろ挑戦できたことの結果なのかなと思います」

●お三方それぞれから見た、アルバムの聴きどころを教えてください。
 DJ DARUMA 「やっぱり僕としては、クラブ・ミュージックの態度がしっかり入っていて、HIP HOPのテンションなり、テクノ、ハウス、EDMの質感なりがふんだんに散りばめられているところです。とは言え、すべてをクラブ・ミージックに作ったという気持ちはなくて、クラブの要素をきちんと自分たちの態度として入れ込みつつも、いかにリスナーのみなさんが共感できるものにするかというバランス感が肝だと捉えていました。このアルバムを聴くことで、今までぜんぜん聴かなかったEDMのアーティストも聴いてみようとか、HIP HOPを聴いてみようとか、ハウスを聴くようになりましたというように、クラブ・ミュージックに対する何かのきっかけになってくれたら嬉しいです」
 VERBAL 「まだPKCZ®️が始まったばかりの2014年頃、僕のスタジオにELLYが「ちょっとラップを聴いてください」という感じで来てくれたのをよく覚えています。そこから一緒に楽曲制作をするようになり、その後の2~3年で彼はCRAZYBOYとして日本のHIP HOPドリームみたいな存在になりつつありますよね。やっぱり聴きどころのひとつとしては、そんなELLYが、自分が感じたことをそのままラップとして出しているところかなと。それがとてもかっこいいです。同じように登坂(広臣)くんも、PKCZ®️というプラットフォームを通して歌うことで、「こういうのもありなんだな」と感じてもらえたんじゃないかと思うし、SHOKICHIくんに関しても、このアルバムでは普段とは違う声質や歌い方を披露しています。そんな風に、ぜひひとりひとりのアーティストの普段は聴けないようなパフォーマンスをチェックして、新たな可能性を感じていただきたいです」
 DJ MAKIDAI 「聴きどころというと正直、全曲になってしまいます。ラップもあれば歌もあるし、ジャンルに関しても本当にいろいろな要素が入っていて、逆にこういった特定のジャンルでくくれないアルバムは珍しいのかなと思います。やっぱり僕らが通ってきた音楽やカルチャーの中から本当にいいなと思うものを取り出して、それをPKCZ®️として形にしたらこうなりましたというアルバムなので、ぜひ全曲聴いて楽しんでいただきたいです」

今後について

●今後、PKCZ®️のこんなところに期待してもらいたいという想いを教えてください。
 VERBAL 「僕らの音楽やイベントに触れた人が新しい世界への突破口を見つけられるような、そんな活動に期待していただければと思います。例えば、今回のアルバムにしてもいろんなジャンルの要素が散りばめられているだけでなく、海外の方を含め多くのアーティストやプロデューサーが参加しています。そこから「あ、こんなプロデューサーがいるんだ、他にどんな曲を作っているんだろう?」などと積極的な関わり方をしてもらえたら嬉しいですね。なんとなくいいなと思ったら、ちょっと調べてみて、他の曲なり人なりジャンルを掘ってみるというような聴き方です。今はiTunesやYouTubeで検索すれば、その周辺にある音楽がどんどん出てきますしね。そうやってちょっと能動的に音楽を聴いてもらうことで、僕らの意図もいろいろ伝わるでしょうし、それにより僕らの楽曲自体もより深く楽しんでもらえると思います」
 DJ DARUMA 「それがまさにPKCZ®️というユニット名=〈本能と知識の部屋〉に込めた想いでもありますよね。僕たちに触れてもらうことで、次の世界の扉を開ことにつながればいいなと常に考えていますので、ぜひそういった部分に今後も期待してください」

CD情報

1st ALBUM 2017.8.2 Release
『360° ChamberZ』 (スリーシックスティ・チェンバーズ)

品番:XNLD-00360/B
CD+DVD2枚組 ¥4,000(税抜)

公式ホームページ
http://www.pkcz.jp/

この記事を書いた人
hanaemi
1983年仙台生まれ 2児の母。主婦の方にも楽しんでもらえるような情報を伝えていければと思います。
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