清木場俊介
New Album「REBORN」と、DVD / Blu-ray「WHITE ROCK III」が3月29日に同時リリースされた。
清木場俊介自身が“唄う意味”と向き合い生まれた13曲。Meの編集部は「唄い屋・清木場俊介」にインタビューを敢行!曲に込めた思いや、音楽を始めたきっかけなども聞いちゃいました!
ーー早速ですが、3月29日発売のアルバム「REBORN」はATSUSHIさんへ思いを込めた一曲「友へ」という曲も入っていますね?
そうですね。このアルバム自体が「友へ」のために出来たので、この曲がこのアルバムの軸となっています。
ーー清木場さんは普段、どんな時に歌詞を書かれるんですか?
何も考えずにすぐ出来る場合もあれば、海の近くに行ったらできたとか、ちゃんとスタジオに入って曲作りをしようと思って書く場合もあるし、様々ですね。
ーー曲が先とか歌詞が先とか、そういうのもその時その時で違ったりするんですか?
そうですね。作品によって曲が先にできることもあれば、詩を先に書いて後から曲を作ることもあります。
ーー年齢を重ねていって、作品に対する思いとか、変化はありましたか?
よりしっかりした作品を出していかなければいけない、というプレッシャーは毎回強くなるので、いつも最後の一枚だと思って作っていますね。そういう気持ちでやっているので、一枚一枚一、曲一曲。ものすごい戦いです。
ーーいいもの出して行かなきゃいけないって言う中で、「これ面白いけど出すのどうだろうな」っていう曲とかありますか?
全然ありますよ!酔っぱらって作ったり、みんなでセッションしながら楽しく作ったりする事もあるので。そういうのは次の日聴くとだいたい「これはダメだな」って。これは世に出せないなっていうものもよくあります(笑)
ーー7月は仙台でのライブも控えてますが、どんなライブになりますか?
仙台はホールが久しぶりなので、割とこのアルバムに合ったテイストの、ちょっと落ち着いた感じの曲をお見せできるかなと思います。
ーー仙台には結構来られてますよね?
そうですね。ライブハウスなど、ツアーやる度に仙台には来ていますね。
ーー仙台では何か食べられましたか?
仙台は完全に牛タンですね!
ーー釣りもお好きとのことですが最近は行かれてますか?
最近は行けてないですね。今年はツアーが入るので、ツアーが入ったら終わって、ちょっと休んで、次のツアーがまた始まるので、気が休まることがないですね。
ーー清木場さんのブログでは度々マネージャーさんも登場していますね!
いつもおじさんの珍道中でございます(笑)朝必ず何かが起こるんです。今日誰かいないとか。ぎっくり腰とか。面白いですよ(笑)
音楽との出会い
ーー清木場さんが音楽を始められたのは、いつぐらいからですか?
音楽が好きになったのは小学校で、 ギターを始めたのが中一。元々ギターから始まってその後ベーシストになって、歌をやりだしたのはプロになってから。それまでは何もしてなかったですね。 シャイなのでフロントマンがあまり好きじゃなかった。目立たないほうが好きだったんです。
ーーボーカルよりは、むしろ後ろでギターとか弾いている方が好きなんですか?
ベースとドラムが好きですね。アパートだったので、ドラムの練習出来ないからベースになって。そこからずっと高校生まではベーシストだった。
たまたま受けたオーディションで、優勝しちゃったんですよ。その時来ていたプロデューサーさんがエイベックスの方で「キミ面白いな」って(笑)その一週間後に東京に来いって言われて。気づいたらEXILEになっていたんです(笑)
ーーそんな経緯があったんですね!
今までは連れられるがまま、何も理解しないままお仕事を当たり前のようにして、テレビも当たり前のように出て。来たものをこなすだけ。当時21歳だったので理由もわからず活動していました。ソロになってからは流れがわかって、仕組みがわかるくらいは落ち着いたかな。
ーー曲を考える時はピアノやギターですか?
基本ギターですけど、ベースでも作るしドラムだけでも作るし、もちろんピアノでも作るし鼻歌でも作る。夢の中でも作ります(笑)夢の中で曲を作ってて、めちゃめちゃいい曲だなと思って、うっすら起きて焦ってボイスレコーダーで録音してまた寝るとか。
ーー寝ている時でも歌の事を考えてるんですね!
普通の夢だったら、僕ももちろん寝ますけど、曲の場合は起きないともったいないので。聴き直したらとんでもないですよ。とんでもないけどカケラでいいんですよ。パズルの中の1ピースあれば、そこから重ねて行けばいい。その1ピースがないと始まらないんで。それがあればそこから広げられることが多いので。起きないともったいないですね。
ーー忘れちゃったってこともありますか?
ありますよ!消えることもあるし。ボイスレコーダーを録音してて間違って消しちゃうとか。最悪ですね(笑)
ーー最近はどんな夢を見ましたか?
ライブのツアー前とかは誰も人がいない夢をみます。もうライブ始まってるんだけど、千人の会場にパラパラとか。それでも泣きながら歌ってる夢とかよく見ます。飛び起きますね!それはやっぱり怖いですね。
ーーそれは怖いですね・・・
不安ですよ、毎日。声出なくなったらどうしようとか。
ーーそうですよね、声が命ですもんね
ギターは弦が切れたら弦を張り替えればいいですけど、僕らは声帯切れたらもう無理なので。だから毎回毎回、最後だなって思いながらやると納得できる。
ーー普段からトレーニングされているんですか?
ツアー前はずっとトレーニングしてますね。あれが一番地獄です(笑)
ーーどんなトレーニングをされるんですか
朝6時から4時半とかまでトレーニング。それを2週間ツアー前はやるんで。ジムももちろん外も走るしダッシュもするし階段も登るし。あれだけは、毎回仕事辞めたいと思う瞬間です(笑)
ーーそうなんですね。地方地方でファンの方の色とかは違いますか?
全然違いますね。MCを楽しみにきてるファンもいるので。歌はCDでいいと、ただ MCはその時しか聞けないから MC集を出してくれっていう声が多い。前は結構出してたんです。ファンクラブ限定で、各会場の面白いところをCDにして、自分は唄い屋って言ってるんですけど、それは喋り屋っていう名前で。 それぐらいMCでもよく喋ってますね。
ーー今回のアルバムの最後はお母様に向けた曲になっていますね?
なんか自分の言葉で母親の事を書くと、どうしても手紙みたいになって、第三者が聞くとあまり共感できないストーリーになってしまうので、母親の目線で母親の両親の教えを書くようにしました。
ーー最初の曲はサラリーマンに向けた曲ですよね?
めちゃめちゃあれも深い歌で、サラリーマンの友達もいたり、経営者の立ち位置のやつもいたり、僕の父親も、退職したんですがサラリーマンで。一曲目は父親に向けるエールの曲として、最後の曲はおかんでしめる。今回はそういうテイストの曲が多いですね。
今は寄り添える関係
ーー「友へ」が生まれた瞬間っていうのはやっぱり感動でしたか?
やっぱり嬉しかったですね。
ーーATSUSHIさんの反応は?
メールが返ってきましたよ。ただの真面目な文章が返ってきました(笑)
彼は本当に真面目なんです。取材中も僕が話を脱線すると。それを常に「いやいや、ですから」で戻す(笑)「もう少し喋らせてくれればオチなのに!みたいなところもシャットアウトされる。
10年間月日が経っていて、さらに今回ATSUSHIが呼んでくれて、ぼくが曲を届けられるという交友関係は普通ではなかなかできないので、すごくいい励みになっているというか、いいライバルですね。
ーーお二人のバランスがいいですよね。
本当にバランスはとれてると思います!これからもっとよくなると思う。もう若い頃の主張し合う時代は通り過ぎたので、今は寄り添える感じです。向こうから「SHUNちゃんお久しぶり」って。連絡くれるので有り難いです。
ーー清木場さんが今後チャレンジしてみたいことはありますか?
フェスをやってみたい!本当に自分たちの好きなアーティストだけ呼んで、全員でコラボとかも楽しいねって話をしています。
後、ホノルルマラソンと富士山の登山。毎回やりたいなっていいながら時期を外してできないでいます。それはチャレンジしてみたいな。
ーーでは、読者の方に向けて最後にメッセージをお願いいたします!
アルバム『 REBORN 』全曲やる勢いで、また帰ってきますので遊びに来てください!
取材協力:フルセイルコーヒー
CD情報
2017年3月29日Release!
10th Album
『 REBORN 』
3,800円+税
通常盤(CD)
2,900円+税