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【終了】ファンキー加藤【直筆サイン入り色紙プレゼント】

ファンキー加藤

Me編集部はファンキー加藤さんにインタビューを敢行!去年11月に発売された「冷めた牛丼をほおばって」についてのエピソードや、仙台についても伺いました!

ーー去年11月8日に発売された「冷めた牛丼をほおばって」こちらの聴き所は?

今までずっとやってきたパワーソングというか、聴いてくれる人の背中にちょっとでも
追い風が吹けばいいなと願いを込めて作った応援ソングです。今回、サウンドをバンドやってみたり、疾走感があってメロディーにアタックが強くて、歌詞の内容は自分自身を鼓舞するような、聴いてくれてる皆さんにポジティブな力を生めるように、そんな願いを込めて作りました。

ーー前回の「Decoration Tracks」(通称:デコトラ) から久々のリリースだと思いますが、どんな思いで制作されましたか?

前回のデコトラを作った段階で楽曲制作に関していえば、燃え尽きちゃったようなところがありまして。デコトラ一枚に自分の全てを叩き込み、絞りに絞って作った感覚があり、作業部屋というかスタジオに向かう腰が重くしばらくボーっとしてたんですよね。
ライブをやってて、本領発揮できなかったり、体調不良だったり、落ちこんだりする時があって、そんな中でもお恥ずかしい話、お腹が空いて何か食べるわけですよ。食べててすごく情けないなと。こんなに落ち込んでるのにお腹は空くんだな、人間は、みたいな。でも食べると元気出るし、ご飯を食べるということは命をつなぐということでもあるわけで、命をつなぐ=明日への希望をまだ抱いている=人生立ち向かっているということで、食事するというのは前向きな意味があるんじゃないかなみたいな考えが出て、そういう事を曲にできたらいいなと。

ーーそれは牛丼だったんですか?

ごめんなさい、牛丼じゃなかったですね(笑)パスタ的なものでしたね(笑)やっぱり「冷めたパスタをほおばって」だとちょっといまいちしっくりこないんで(笑)牛丼っていうのは物語に入ってきやすい入り口部分というか、一つのわかりやすいアイコンとして牛丼というのをね。まぁ、実際僕も、デビュー前とかお金ないときよく食べましたから。コスパいいし、お腹にたまるし。テイクアウトで持ってきた牛丼だけが、色々あって冷めちゃって、公園とか、部屋でポツンと食べてるような経験一度や二度、あるんじゃないかな、とふと思って今回のタイトルになりました。

ーータイトルは最初から出来ていたんですか?

タイトルは最後ですね。元々「アゲイン」という仮タイトルがあったんですよ。だけど今さら「アゲイン/ファンキー加藤」ていうのもなんか過去に出てそうな…すごいToo Muchすぎて、つまんないなかなと。それでインパクトあるもので一度目にすればなかなか離れないかなと思いました。

ーージャケットはご自身で書かれたんですか?

実はデザイナーさんに書いて頂いたんです。最初自分でも「俺かな?」と思ったんですよ(笑)俺の字を採用するんだろうなと思ってたんです。でも俺、すごい丸字でかわいいんですよ(笑)だから「冷めた牛丼をほおばって/ファンキー加藤」という感じと全然合わなくて…すごくプリティーな感じになっちゃうので、そこはもうデザイナーさんにお願いしようと(笑)「ファンキー加藤=角っぽい字」をお願いします!という感じで(笑)

ーー私も、加藤さんが書かれたものなのかなと(笑)

もう、ほぼほぼそう思ってくれていいです!(笑)聞かれたらこうして答えます(笑)決してウソはついてないです(笑)

ーー制作中のエピソードなどありましたか?

今回のサウンドはバンド色を濃くしたんですよ。結構今まで打ち込みの音も多かったんですけど、ドラム、ベース、ギター、鍵盤、全部生演奏にしたんです。しかもそのミュージシャンをスタジオミュージシャンじゃなくバンド系のミュージシャンの皆さんに集まって頂いて、ライブさながらにエモーショナルに弾いて頂いたんですね。だからサウンド自体にライブ感があって、レコーディングも情熱的に歌えたなと。レコーディングってあまり得意じゃなくて、やっぱり前にお客さんがいないと、どういう風に自分の力を出していいのかがいまいちわからなくて。今回サウンド面でグッと背中を押されて、レコーディングもバッチリだった感じかなと。

ーーレコーディングというと、部屋の中で一人で歌われるんですよね?

そう!あの環境がやっぱり十何年やっても慣れなくて…。ちょっとでもライブ感出すためにいつも空調切ったりして、汗だくになって歌ったりとかはしてるんですよ。でも今回はすごくそれ(バンド)がはまったなと。サウンドというところに関して言えば、フォークギター、アコースティックギター、ブルースハープの感じとか、すごく僕の好きなテイストを出せたなという思いはありますね。

ーーMVも拝見しましたが、大変でしたか?

「大変」という二文字では表わせられないくらい、人生で一番過酷でしたね、間違いなく。今までもいろんなことやってきましたけど、思い出すのも本当辛いくらい。元々長距離苦手なんです。100m走とかなら学年で1位、2位とか、すごい速かったんですよ!でも、マラソン大会になると70位、80位みたいに、昔から長距離はダメで。打ち合わせの中で「走るか」みたいな話になってきて、やばいなと。丁度その時24時間マラソンで誰が走るかみたいなのあったじゃないですか?そんな時にMVの打合せだったので、なんか皆そちらに引っ張られてるんですよ!武道館目指しますか、黄色いTシャツ着て…みたいな(笑)ちょっとこれマズイなマズイ方向だなと思って。どうにか回避しようといろんな他のアイディア出すわけですけど、どうもいまいち面白くなくて、気づいたらもう一か月後に東京ドーム目指して走りましょうみたいになって…。それこそ走る2日前に仙台でライブがあって、結構筋肉痛でガチガチなんですよ。東京ドームさんの早朝しか使えないという都合もあって夜スタートでしょ?さらに3日後福岡でライブあったんで、コンディション悪いし、でもスタッフさんもロケハンして機材積んでるし、引くに引けないし…しんどかったけど、行くしかないなと思って。

ーーマネージャーさんからお伺いしましたが、24時間寝てなかったとか?

そうなんですよ!途中からもう極度の疲労だけど、もうランナーズハイみたいにもなってました。だけどもう、全部が痛くて。下半身は当たり前なんですけど、肘がまず痛くて。腕曲げて走ってると、負担がかかるんですって。もう「いたーいっ!」って感じで、今度は肘から肩まで痛くなってくる。バッキバキになって。Tシャツで何時間も擦れると、乳首痛くなるんですよ。バッキバキに赤くなって。フルマラソンあるあるらしいんですけど。女の人はスポーツブラみたいなのあるんですけど、男の人もニップレスとか、グリセリンかなんか塗らないとダメなんですって。だからもう「全部」痛いんですよ。頭も痛いし。全部痛い中でやったんで、人生で一回でいいです。もうきついです。

ーー中間地点でリップシーンがありましたね。

そうそう!あれね、橋の上5往復したんですよ。いろんなカットあったでしょ?カメラマンが並走しますとか、前につきますとか。その後、都庁が映るシーンがあるんですけど、あれコース外れてるんですよ。だからもどったりして。そんなのばっかりで実際フルマラソンプラスα。そのプラスαの方がしんどかった。

ーー給水場所にはドリンクがありましたね?

5種類あって、スポーツドリンクとセンブリ茶ね。あと青汁とか黒酢とか苺牛乳とか(笑)ちょっともう10㎞地点で飲むものじゃないなと(笑)余計なことを(笑)

ーー映像では2回目までしか飲んでませんが?

2回目でスポーツドリンク飲めたんですけど、「全部飲んでください」って。「せっかく用意したのに飲まないんですか、加藤さん」、「あれ行っちゃうの、加藤さん」、「残り3本確認しなくていいんですか、加藤さん」みたいな。そこまで言われたら飲みますけど…それは初回限定盤のDVDのメイキングに入ってるんですけど、メイキング映像1時間くらいあって、だいたいそんな感じでいじられて(笑)あと、走ってる最中ずっとインタビューするのやめてほしかったですね!ずぅーっとだったんで、それもきつかったですね。

ーー途中怒ってしまったとのことですが・・・?

怒った、怒った!マジギレ2回くらいあったんですけど、それ全部カットされちゃいましたね。それくらい、いっぱいいっぱいだったんですよ。速くしなきゃいけない、でも体動かないしで、ラスト10㎞はホントにしんどかったですね。

ーー撮影にどれくらいかかったんですか?

9時間くらいかかっちゃいました。それを9分くらいのMVにまとめて。音源もですけど、それ以上にMVも見て頂きたいなと。YouTubeにあがっているので、ぜひとも。

ーー大変でしたね。でもゴールした後も撮影されたんですよね?

そうなんですよ!(苦笑)本当にもう歩けなくなって、最後抱えられて車に戻りましてですね、痛くて。ライブもどうにか3日かけて回復してきたんですけど、2,3週間くらいは痛みがひかなかったですね。

ーー今回「We Wish〜聖夜の街で〜」というクリスマス向けの曲がカップリングされてますが、4人のストーリーが描かれてるようですけど、女の子目線の曲、加藤さん初めてではないですか?

初めてです!事務所の後輩に「back number」がいるんですけど、女性目線の歌とかうまいんですよ。女性視点からの歌い方とかね。それで後輩の曲を参考にしながら(笑)「私」っていう一人称の歌詞を今までやったことなかったんで、ひやひやしながら、なるべく気持ち悪くならないように、柔らかく歌ったりしたんですけど。今回どうしてもやりたかったので。登場人物がいて、それぞれの物語が最後全部繋がっていくみたいな。そういう映画みたいな曲作りたいと思ったので。だから女性目線の歌も避けて通れないなと、ちょっとドキドキしながら歌いましたね。

ーー仕上がりはどうでしたか?

僕の歌声というよりは、全体のオケだったりサウンドだったり、コーラスの女性の方とかがうまく彩ってくれて、すごい素敵な物語、耳で読む物語ができたなという気はしますね。
今までのクリスマスソングとはまたちょっと違った切り口の歌なので、また新たなファンキー加藤を聞いて頂けるかと。

ーー4人の人物を登場させるというのはなにか意図がありましたか?

アメリカの「ラブアクチュアリー」という映画があるのですが、クリスマスの空港を舞台にした物語で、いろんな登場人物がいてそれぞにスポットを当てて進行していくんですけど、最後はそれぞれの物語が実は一つに繋がっているという内容で。これオススメなので是非見てもらいたいんですけど、その映画がすごく好きで、そういうのを一曲の中で出来ないかなと。4人の物語をどうにか一つの街の中でうまく展開できないかなって。要はもう脚本家みたいな感覚で、それぞれのキャラクターの年齢だったり職業だったり設定して。本当に耳で読んでもらいたいですね。

ーー曲作りでこだわりはありますか?

どれだけ人を巻き込めるかというのを気にしてますかね。「あんまり自分の周りを気にせず、自分のやりたいことだけをやりました!」みたいな人もいますけど、僕はその考えが全然なくて、常に曲作る時はどれくらいの人を、それはお客さんだけじゃなくて、ファンだったり、一緒に作ってくれるプロデューサーさんだったり、エンジニアさんだったり、全ての人たちを含めて、どれだけ巻き込めるかなっていうのは常に考えてます。少し寂しがりやな気があるんで…「一人でやったるぜ!」みたいのはないですね。常にチームでスクラム組んでいたいってのはありますね。だから結構僕はいろんな人のアイディア聞いたりするんですよ。意見求めたりとか。そういうのは楽しいですね。みんなで作るっていうのが面白い。

ーーご自宅など、場所のこだわりはありますか?ここだと書きやすいとか?

お気に入りの喫茶店はありますね。僕がよく行く喫茶店で、家から比較的近くて、店員さんとも仲良くさせてもらってて、僕が行ったらすぐにスっとお気に入りの席へ通してくれるんですよ。そこに他のお客さんがいると、「ちょっとごめんなさい、待っててください」みたいな。そこでアイスカフェラテ飲みながら書きますね。程よく静かで程よく賑やかなんですよ。考えるのにちょうどベストで、店内のBGMもクラシックみたいなのが流れてて。これが邦楽とか洋楽だと、持っていかれちゃう。だからあんまりよく知らないクラシックとかが流れているから邪魔にならない。そこで人の流れを見ながらとかね。サラリーマンみたら、あのサラリーマンに応援ソング書くとしたらなんだろうみたいな。そういう事考えながらやってます。

ーー加藤さんのマイブームみたいなのはありますか?

ずっとプロレス好きですね。プロレス歴はもう30年くらいになるかな…学生時代の夢はミュージシャンかプロレスラーの2択だったので。昼はバンドの練習して夜は筋トレをして、一応どっちでもいけるように、ずっと準備はしてましたね(笑)今ミュージシャンやらしてもらってますけど、プロレスラーという夢を果たせなかった分、どんどん思いが募っていって、そのうち「みちのくプロレス」デビューするんじゃないかと(笑)マスクかぶって(笑)

ーーMV拝見させて頂いた時、筋肉が鍛えられてると思ったのですが常にトレーニングされてるんですか?

鍛えるのは好きかな。ちょっと前はよくキックボクシングのジム行ってて。普通のジム行くよりもよっぽどいいですよ、ストレス解消になって。男の人は特に好きだと思いますね。だってこの歳になって、全力で殴ったり、全力で蹴ったりという行為は、あんまりないですもんね。男の子って不思議なもんで、いつまでも強くありたいみたなそういう願望もあったりとかして。ストレス解消になります。

ーーライブ前は集中的に鍛えたりしてるのですか??

そうですね。でもフルマラソン走って以降、マラソンの方が楽しくなってきたというか(笑)これはなんか本当に一番シンプルなトレーニングだなと。だから今はランニングして、ちょっと筋トレやるぐらいな。

ーー仙台についてもお伺いしたいのですが、加藤さんが初めて来仙されたのはいつですか?

僕の初めての遠征が仙台だったんですよ。ファンモン結成して、2004年の冬とかに来てるんですよ。それまで地元の八王子からせいぜい都心部、渋谷とか新宿に行くようなもので、基本的には僕の人生は西東京で完結していたいたわけですよ。八王子、町田、立川とか。だけどファンモン2004年結成して、誘ってもらったんですよ、先輩方に。「東北ツアーあるから来るか?」って。「行かしてください!」って新幹線乗って来たんですよ。それが、仙台、福島、山形、東北のツアーでね。「ケツメイシ」のDJ KOHNO君とかも一緒にいたんですけど。諸先輩方と一緒にまわらしてもらって。

ーー何か印象に残っている仙台の思い出などありますか?

コボスタで楽天イーグルスさんの試合の始球式とか、試合後のミニライブとかさせてもらってますね。立花球団社長とすごい仲良くさせてもらってるんですよ。3年連続やらしてもらってるんですが、僕が始球式したりライブするその日、ずっと負けてるんですよ。3年連続でね。だからそろそろ勝ってもらわないと。ちょっとお声がかからなくなるんで…(笑)

ーーグループでの活動とソロでの活動でなにか心境の変化などありましたか?

いや、特にないんですよ。曲作りに対してとか、心境の変化とか全くないですね。というのは、ファンモンの解散てすごくイレギュラーだったじゃないですか。DJが住職になるというまさかの。別にスタイルの違いとかね、喧嘩してとかそういうのじゃなかったんで。僕はファンモンのスタイルが好きだし、今もやってることはその延長上にあって。まぁ歌う分量がちょっと増えたなって思うぐらいでね。それ以外は何も変わってないですよ。ただやっぱり今はもう「ファンキー加藤」としてちゃんと頑張っていきたいっていう。思い出も多いですけど、やっぱり今を生きていきたいなという気持ちが強いかな。

ーー2018年の抱負や目標はありますか?

難しいね、考えもしなかったな…。実はそんなに先々見てないんですよね。2月に地元の八王子でワンマンライブがあるんですけど、そこをとにかく最高の2日間にしたいなっていうのが目標かな。10年前デビューした時からずっと、「将来の目標は?」とか「来年の抱負は?」とか聞かれるのちょっと苦手でしたかね。次のステップを今ちゃんと見据えていたいかなというのがあって。だから今は「冷めた牛丼をほおばって」のプロモーションを頑張る!今は!で、2月ワンマンライブも頑張る!

ーー最後に仙台のファンの方、読者の方に一言メッセージ頂けますか?

仙台が中心になっちゃって、その都度、東北中からみんな集まってくれたんで、やっぱりまたちょっと東北6県まわれるようなツアーとか組めたらいいなと思ってます。どこの街にもほんとたくさんの思い出があるんで、僕の東北の地での夢として頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!

CD情報

2017.11.08 release

「冷めた牛丼をほおばって」

初回限定盤【CD+DVD】¥1,667+税 MUCD-9119/20
通常盤【CD】¥1,000+税 MUCD-5339

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