DOBERMAN INFINITY
5 月 10 日に 5th SG「DO PARTY」のリリースで週間チャート 4 位を記録、同月 13 日 ,14 日に幕張メッセでの結成 3 周年特別記念公演を控えた DOBERMAN INFINITY が、6/14 日にでビュー作「#PLRG」以来となる 2nd Mini ALBUM「#PLAY」をリリース!
●5月13日(土)と14日(日)幕張メッセ国際展示場ホールで行なわれた3周年特別記念公演『iii-three-』を終えた感想から話を聞かせてください。
KUBO-C「今年2月から約2ヶ月間かけて全国を廻らせてもらった、ホール・ツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』で吸収したものを3周年特別記念公演『iii-three-』で表現させてもらいました。3周年特別記念公演では『TERMINAL』ツアーではやらなかった曲もセットリストに入れて、今までのDOBERMAN INFINITYのワンマンの中でも一番完成度の高いライヴになったと思います。まさに、ライヴのベスト盤が作れたような気がしています」
●3周年特別記念公演『iii-three-』のアンコールでは、発売したばかりの新曲「DO PARTY」が披露されました。かなり浸透しているように見えましたが、あの大舞台で披露した感想を教えてください。
SWAY「シングル「DO PARTY」のリリース前に、ホール・ツアー『DOBERMAN INFINITY LIVE TOUR 2017 “TERMINAL”』で初披露した時もお客さんが盛り上がってくれたので、この曲が持つポテンシャルの高さみたいなものは実感してました。でも、リリース後に『iii-three-』のアンコールでやってみると、歌詞を理解してくれているので単なるノリではないというか、ホール・ツアーを遥かに上回る盛り上がりだったと思います。1万人が同時にしゃがんで飛び跳ねるシーンは僕らがビビりましたし、最高の時間でした」
●では、今回のミニ・アルバム『#PLAY』は、どのような想いで制作に取りかかった作品なのでしょうか?
KUBO-C「ホール・ツアー、3周年特別記念公演、そして今回のミニ・アルバムの制作と、すべてが同時進行でした。だから、ライヴのリハをしながら新曲を完成させていった感じです。ミニ・アルバムのテーマとしては、やっぱり「DO PARTY」の流れがあったと思います。いろんなパーティを連想して発展させていった結果、〈PLAY〉というキーワードに辿り着いたんです。遊ぶためには仕事しなきゃあかんし、がっちり仕事するためには遊びも必要。そういう気持ちを込めて作ったのがタイトル曲の「#PLAY」で、ミニ・アルバム全体に通じるテーマだと思ってます」
●ここからは収録曲順に楽曲解説をお願いします。1曲目の「DO PARTY」は先行シングル曲ですが、改めてこの楽曲への想いを教えてください。
GS「DOBERMAN INFINITYとして、一昨年の夏に「SAY YEAH!!」、そして昨夏は「GA GA SUMMER」と、毎年夏にパーティ・ソングをリリースしているんですけど、毎回シチュエーションが違うんです。今回の「DO PARTY」でイメージしたのは、プライベート・パーティ。僕らのプライベート・パーティってとにかく騒ぎまくるので、その感じを歌詞に反映したり、普段の自分たちのノリをうまく表現できた曲だと思います」
●2曲目の「Make Some Noise」は、かなりメッセージ性の高い歌詞だと思いましたが、どんな想いで制作した楽曲なのでしょうか?
P-CHO「こんなことを思っている人もいるんじゃないかなって視点で作った曲です。こんなニュースは聞きたくねぇなって思うこともあるじゃないですか。1バース目は世の中のよくないニュースに対する苛立ちを歌っていて、2バース目は変化することを恐れないで進んでいくことの大切さを歌っています。今あることを守るよりも、先に進むことのほうが難しいんじゃないかって、そんなメッセージも込められています。内に秘めたものを叫びたくなるような曲です」
●3曲目の「Living happily」は、DOBERMAN INFINITYらしい共感度の高い楽曲になりましたね?
KAZUKI「一度聴いたら忘れられない曲だと思います。僕らもオケを聴いた時点では、まさかこんなにストーリー性のある曲に仕上がるとは思ってなかったんですが(笑)。〈なんか分かんないけどCelebration〉は個人的にパンチラインです。いろんなトラブルとかも歌っているんですけど、言い回しが面白いので、ちょっとクスッとしながら聴いてもらえると思います」
●4曲目の「@we_like_a_harley」は、車やバイクが似合う曲ですね?
GS「僕たちが提案するドライブ・ソングです。自分たちもこれを聴きながら海辺を走ってみたいなってイメージもありましたし、一緒に夏を楽しもうってメッセージも曲に託しました。その辺も感じていただけると、より僕らと一緒にドライブしている気持ちが味わえると思いますし、みなさんのドライブにこの曲を連れて行って欲しいですね」
●5曲目の「Vanilla」は、どんな想いで制作したのでしょうか?
KUBO-C「バニラを女性に例えて歌っているように聴こえるかもしれないですけど、実は〈キミ〉という歌詞はファンのみなさんをイメージしています。僕らを導いてくれる〈甘いその香り〉というのもファンのみなさんを指していて、ラヴソング的に聴こえるけど実は違うぞっていう曲ですね」
SWAY「バニラって言うとバニラアイスを連想するので、溶けるイメージもあるじゃないですか。ライヴでみなさんを溶かしたいですねぇ(笑)」
●今作のタイトル曲になった6曲目「#PLAY」からは、どんなメッセージを感じ取って欲しいですか?
SWAY「今回のミニ・アルバムの中で一番最後にでき上がった曲で、〈PLAY〉とは何ぞやってところを追求した曲です。大人になって考える、遊びのありがたみっていうんでしょうか。僕らだったらアルバムを作り終えたタイミングやツアーの打ち上げで祝杯を上げる瞬間だったりするんですけど、学生さんだったら平日は勉強をがんばって土日が〈PLAY〉なのかもしれませんし、会社員の方だったら自分が関わったプロジェクトの達成感が〈PLAY〉だとも言えると思うんです。だから、〈PLAY〉って言葉に対しては、〈WORK〉って言葉も絶対に欠かせない。自分がやるべき仕事や勉強をがんばって、そしてより良い〈PLAY〉をしようってメッセージを感じ取って欲しいです」
●7曲目には「DO PARTY (TJO REMIX)」を収録。オリジナルとの聴き比べも楽しい作品になりましたね?
P-CHO「もともとパーティ・ソングではあったんですけど、リミックスでまた違った角度のパーティ・ソングになるんじゃないかって可能性に賭けてみました。そうして、TJOさんにお願いしたら、自分たちの想像を超えるサウンドを提示していただけました。また新たな武器ができたと思いましたし、この楽曲がいろんな場所でプレイしてもらえたら嬉しいです」
●付属するDVD『#PLAY』(DOCUMENT MUSIC VIDEO –Limited Edition-)はどんな内容になるのでしょうか?
SWAY「僕らが3年前にデビューした当時から今まですっぞ同じスタッフさんに動画を撮影してもらってきたんです。今まで撮り貯めてきた膨大な映像があるので、それを編集してもらってこの「#PLAY」という曲でドキュメンタリーにしてもらいました。後半部分は楽曲的に少し切なさがあるので、僕もちょっとウルッときちゃいましたね。YouTubeでは公開しないので、ぜひこのDVD で僕たちの3年間を振り返ってもらえたら嬉しいです」
●今作では、どんなDOBERMAN INFINITY像を提示できたと思いますか?
GS「先行シングルの「DO PARTY」からパーティというコンセプトで曲を作っていく中で、『#PLAY』というタイトルで作品をくくることになって、自分たちも今までにない視点が持てたり挑戦も多い作品になったと思います。いつもと変わらず「より良い作品を届けたい」という一心で制作したので、そう感じてもらえたら嬉しいです。次の作品の制作に向けてレベルアップできた1枚だと思います」
●最後に、シングル「DO PARTY」に続く今作を心待ちにしてくれていた方にメッセージをお願いします。
KAZUKI「今までも〈ALL ROUND HIP HOP〉をテーマにいろんな楽曲に挑戦してきましたが、この作品でも全曲シングル級の新曲が揃ったと思います。みなさんに共感してもらえる歌詞、これからの夏の季節にぴったりの曲が収録されているので、ばっちり聴き込んで僕たちのライヴに遊びに来てください」
P-CHO「KAZUKIの言った通り1曲1曲がシングル級なので、ファンの方々の期待を裏切らない作品になったと思います。この1枚の中には、日々の生活の中でフィットする歌詞や曲調が詰まっています。今作で、よりDOBERMAN INFINITYの音楽を身近に感じてもらえたら嬉しいです」
inteview:NOBUHIKO MABUCHI
CD情報
2017年6月14日(水)発売