DANCE EARTH PARTY
ダンスでアースをハッピーに。
世界中のダンスを踊りたい・・・そんな想いからはじまったEXILE ÜSAの旅。
世界中を巡り、日本中を巡り、そこで経験したことは、国境を越えて、言語を越えて、ダンスだからこそできることがあるということ。その想いはダンスを通じて社会へ貢献したいというEXILE ÜSAのライフワーク・プロジェクト「DANCE EARTH」へと大きく成長。そして、DANCE EARTHの想いを伝え、感じてもらう一つの表現のカタチが「DANCE EARTH PARTY」。
2015年DANCE EARTH PARTYの正式メンバーとして、EXILE ÜSA、EXILE TETSUYA、Dream Shizukaの3人による新たな音楽の旅をスタートする。
●E-girlsの新体制が発表され、DANCE EARTH PARTYもE.G.familyになりましたが、その点についてどのような想いを抱いていますか?
EXILE TETSUYA 「ShizukaちゃんがDANCE EARTH PARTYに専念することになって、僕らもE.G.familyに参加させていただくことになったんですけど、他グループと並んだ写真を見た時はÜSAさんと僕だけが男性だったので少し戸惑いを感じました(笑)。でも、LDHファミリーに男女混合グループはDANCE EARTH PARTYしかいないので、その強みも活かしていければと思っています」
Dream Shizuka 「E.G.familyの中にDANCE EARTH PARTYが入ることに対して、おふたりにもご意見をうかがったんですが、「ぜひ」というお言葉をいただけて、凄く嬉しかったですし、安心しました。どこにいてもDANCE EARTH PARTYの表現を示すことができるという私たちの強みを、E.G.familyの一員として発信していきたいと思っています」
●今年2月に1stアルバム『Ⅰ』をリリースして、どんなことを実感しましたか?
EXILE TETSUYA 「音楽ひとつでいろんな国を感じられたり、その国の風や匂いも感じられるような音楽を作っていきたいという気持ちで制作したのが『Ⅰ』でした。1stアルバムという旅を終えてからは、次の願望を叶えるための旅支度をしていた感じです。ÜSAさん的な言葉で表現するなら、夢が渋滞しているといった感じ(笑)。今回の「POPCORN」もそうですけど、やりたいと思っていた願望をひとつずつ形にしていくことが、夢の渋滞を解消していくための手段だと思っています」
●1stアルバムのリリースから約半年が経ちましたが、この期間はどんな時間だったのでしょうか?
Dream Shizuka 「改めてアルバムを聴き直してみたり、昨年の『DANCE EARTH FESTIVAL』の映像を観たりすることで、ひとつひとつ自分の中で整理するための時間だったと思います。表現できたものと、これから表現していきたいもの、まだまだ足りてないものをきちんと理解していく必要があったんです。今回の新体制という決断もあって、これから自分が描いていきたいものは何なのか、それを探す時間でもあったと思います」
●3曲収録するニュー・シングル「POPCORN」は、もともとどのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?
Dream Shizuka 「昨年の『DANCE EARTH FESTIVAL』で初めてライヴをしてわかったことは、もっともっとみなさんと一緒になって楽しめる曲が欲しいということだったので、このシングルはフェスに向けた1枚にしたいと思って制作しました。10月の『DANCE EARTH FESTIVAL 2017』までにリリースした曲を聴いていただければよりフェスを楽しんでもらえる。そんな想いで作ったのが、この3曲です」
●タイトル曲「POPCORN」は、どのような想いで制作した楽曲なのでしょうか?
EXILE ÜSA 「もっともっと心を解放できて、タオルを回したりジャンプできるような曲が足りないよねってことで、この「POPCORN」を作りました。歌詞に〈Jump!右!右!左!左!左!〉ってフレーズがあったり、一緒に踊ってもらうことをテーマにした曲です。実はダンスの動きのひとつに〈POPCORN〉ってステップがあるんです」
EXILE TETSUYA 「昔から馴染みのある、大好きなダンスの動きがタイトルになるのは嬉しかったですね」
EXILE ÜSA 「僕が人生で最初に覚えたステップも、実は〈POPCORN〉なんです」
EXILE TETSUYA 「そうだったんですね! DANCE EARTH PARTYはダンスから連想される曲を制作していくことが多いので、そういうところもパフォーマー的に幸せです」
●これだけ早いBPMだと、Shizukaさんは歌うのに苦労したんじゃないですか?
Dream Shizuka 「そうですね。BPMが早い曲なので、しっかりと言葉が聴こえるようにっていうところは大切にしました。あとは、Aメロは低いのにサビは凄く高かかったりレンジが広い曲なので、低いところを歌う時は重くなりすぎないようにあえて笑って歌ってみています。いろんなビートが入っている曲なので、メロディに合わせて自分自身の声色を変えたり、細かい部分での挑戦もたくさんありました」
●今作のMVで描きたかった世界観、そのために意識したことを教えてください。
EXILE ÜSA 「曲のイメージ的には、パーッと開けた空をイメージさせるんですが、あえてインドア設定。弾けたくてしかたがない少年がいて、そんな彼が部屋から弾け出るようなイメージです。それにしても、あの部屋は飛び出したくなるほど狭かったね(笑)」
EXILE TETSUYA 「狭かったですね。〈POPCORN〉のステップを本気でやると、手がぶつかっちゃうんです(笑)」
●続いてカップリング曲についてお話をうかがいたいのですが、この「WAVE」は6月9日に配信限定シングルとしてリリースした楽曲ですよね?
EXILE ÜSA 「はい。この3人が正式メンバーになった2年前から温めてきた楽曲で、ずっとリリースのタイミングを見計らっていたんです」
●もともとの曲のアイディアは、ÜSAさんがブラジルに行ったときに見つけてきたんでしたっけ?
EXILE ÜSA 「そうですね。ブラジルでヒットしていた曲があって、〈Uh Uh Uh Uh…〉という簡単なサビだからタクシーのおじさんとかみんな口ずさんでいるんですよ。ポルトガル語がわからない僕でもすぐに歌えたので、こういう曲を作れば、国境を越えられるんじゃないかと考えたんです」
●煽りのラップ・パートは、ÜSAさんとTETSUYAさんが担当されていますよね?
EXILE TETSUYA 「E-girlsの新体制発表ライヴの時に初めて大きな会場で歌ってみて、本当にヴォーカルって難しいなと思った反面、こんなに気持ちいいだってことにも気づかせていただきました。このチャレンジを続けていくなら、もっと練習しなきゃなと思いました」
●実際にレコーディングしているふたりを、Shizukaさんはどんな気持ちで見ていたんですか?
EXILE ÜSA 「ずっと笑ってましたよ。僕が必死に〈yeah yeah yeah〉って叫んでいる姿を見ながら」
Dream Shizuka 「そんなことないですよ(笑)」
EXILE TETSUYA 「僕はÜSAさんがラップしている姿を前にも見ていたから、そんなに違和感なかったですけどね。Shizukaちゃんもいるし、ふたりで丸々1曲ラップするわけじゃないので、ちょっとした甘えもあったり」
Dream Shizuka 「おふたりとも素敵でしたよ。披露させていただいた時にお客さんを一気に引き込んでくれるパートになっているので、ヴォーカルとしてはすごくありがたかったです」
●MVで表現したかった世界観についても教えてください。
EXILE TETSUYA 「これは「POPCORN」と間逆です」
Dream Shizuka 「私もこのMVではずーっと笑ってます(笑)」
EXILE ÜSA 「これだけ最初から最後まで3人でがっつり踊るMVも新鮮だったよね」
Dream Shizuka 「そうですね。3人のシーンが多かったです。振りをぜんぶ覚えて、なぜか私がふたりに教えるという。不思議なことはありましたが…(笑)」
EXILE ÜSA 「踊りを覚えるのはShizukaちゃんが一番早いんですよ」
EXILE TETSUYA 「E-girlsで鍛えられてきたからね」
●レコーディングの時は、どんなことを意識しましたか?
Dream Shizuka 「広い海を意識して、どれだけ景色を想像してもらえるかを大事にしました。技術や細かいことよりも、自分が穏やかな気持ちになって、それを声で伝えることを意識しました」
●もう一方のカップリング曲「D.E.P!!!」は、DANCE EARTH PARTYのテーマ・ソングですよね?
EXILE ÜSA 「はい。『DANCE EARTH FESTIVAL』はもちろんライヴで自己紹介になる登場曲が欲しかったので、僕たちのテーマ曲を作りました。「WAVE」の制作でマイクを持つことに味をしめてしまったので、この曲でも調子に乗っちゃいました(笑)」
EXILE TETSUYA 「確かに「WAVE」以上にやっちゃいましたからね。しかもサビですから、だいぶでしゃばっちゃいました。この曲をライヴでやって失敗すると、今後は僕らがマイクを持つ場面が減っていくという、DANCE EARTH PARTYの岐路になる曲でもあります(笑)。ÜSAさんと僕は歌に集中しないといけないので、もしかしたら踊らないかもしれないですね」
Dream Shizuka 「ダメですよ!(笑)」
EXILE ÜSA 「踊りすぎもよくないしね(笑)」
Dream Shizuka 「ダメですよ!!(笑) だって、ライヴの1曲目の曲なんですから」
EXILE TETSUYA 「まだ一度もパフォーマンスしていない曲なので、早くやってみたいなってドキドキしています」
EXILE ÜSA 「練習します」
EXILE TETSUYA 「ÜSAさんは密かにボイトレに行ってるみたいですから」
EXILE ÜSA 「バラすなよ!(笑) でも、それだけマジってことです」
Dream Shizuka 「きっとライヴでも盛り上がると思います」
EXILE TETSUYA 「プレッシャーだなぁ。サビは歌いやすいので、みなさん一緒に歌ってサポートしてください」
●改めて、今作はどのようなシングルになったと実感していますか?
EXILE TETSUYA 「これを聴いてフェスに来てくださいって、名刺代わりのような1枚に仕上がっていると思います。2曲もMV撮れるなんて贅沢なことをさせてもらったので、MVもより多くの方に観ていただきたいです。この3曲で陰と陽のような正反対の表現ができたので、DANCE EARTH PARTYの新たな世界観も楽しんでもらえたらと思います」
●10月14日(土)、15日(日)には、『DANCE EARTH FESTIVAL 2017』が2日間に渡って開催されます。以前のインタビューで「最高の1日だった」と感想をいただいた昨年の大成功を受けて、今年はどのようなイメージで企画したのでしょうか?
EXILE ÜSA 「フェスに来てくださったみなさんが自由に踊ったり歌ったり、野外でのんびり過ごせた空気感をさらにパワーアップさせたいと思って、今年は2日間で企画しました。豪華なアーティストもブッキングしていますし、まちがいなく昨年よりもハッピー度は増していると思います」
●今年の参加アーティストについて、どんな視点でブッキングしたのでしょうか?
EXILE ÜSA 「尊敬するアーティストだったり自分たちが好きなアーティスト、空の下で聴きたいアーティストや音楽を意識しました。例えばTETSUYAが青春時代に聴いていたMOOMINさんだったり」
Dream Shizuka 「音楽業界を盛り上げてきてくださった先輩方と同じステージに上がることができるというのは、とても貴重な機会なので、この2日間を大切にしたいです。私もとても楽しみにしています」
●LDHファミリーからは、EXILE THE SECOND(15日)、そしてGENERATIONS from EXILE TRIBE(14日)がヘッドライナーとして出演します。
EXILE TETSUYA 「EXILE THE SECONDメンバーも、ふたつ返事で「やりまーす」と言ってくれましたし、GENERATIONSも最近アルバムをリリースして勢いついた状態で参加してくれるので、本当に嬉しいです。こうして仲間たちが応援してくれるのも、LDHファミリーの素晴らしいところだと思っています」
●昨年はワークショップ、EXPGによるダンス初心者のためのレッスン、世界の食べ物や飲み物が楽しめるフードコート、親子で楽しめるKIDS DISCOなど、ステージ以外のコンテンツも充実の内容でした。今年はどんなことを考えているのでしょうか?
EXILE ÜSA 「ステージ以外のコンテンツも、今年はさらにパワーアップさせてやりたいと思っています。KIDS DISCOも拡大するなどいろいろ盛りだくさんなので、ぜひオフィシャルHPをチェックしてください」
●最後に、10月に2デイズで開催される『DANCE EARTH FESTIVAL 2017』を楽しみにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします。
EXILE ÜSA 「年に1回の大きなお祭りなので、毎年楽しみにしてもらえるようなフェスにしたいと思っています。みんなで集まって、気持ちいい時間を過ごしたいですし、『DANCE EARTH FESTIVAL』に来たら元気になれたり、ハッピーになったと感じていただけたら嬉しいです。まずは10月14日と15日、幕張に集まって体感していただけたらと思っています」
interview:NOBUHIKO MABUCHI
CD情報
2017年8月30日(水)発売
「POPCORN」
【公式HP】avex.jp/dep/