4月から新しく仙台にやってくる学生の皆さん、また就職で仙台市に移住する新卒社会人の皆さん。今はワクワクよりも、不安の方が大きいのではないでしょうか。
誰もが経験し、そしてその体験を糧にして成長していく“新生活”ですが、困ったことに昨今、ホームシックからうつ病を発症してしまうケース、というのがよく見られるようです。
というのも、慣れない一人暮らし、新しい人間関係、はじめての仕事や学業で、キャパシティがオーバーしてしまい、不安が増大してしまうからです。
そこで、「せめてホームシックは防ぎたい!」ということで、慣れない一人暮らしをちょっとした工夫で快適にする方法をご紹介します。
1、ひとりが寂しいと思ったら…
ホームシックの最大の敵は「寂しさ」です。今まで実家暮らしで、わいわい賑やかに過ごしていたのに、急に一人ぼっちになってしまうと辛いですよね。
しかし、今はとても良い時代になりました。PCやスマホでも、無料通話ができたり、音声通話だけでなく動画の通話も可能です。
「ひとりの時間を耐えなければ」と意地をはる必要はありません。家族でも友人でも、寂しいと思ったらすぐ繋ぎましょう。
実家のPCと、自宅のPCでスカイプをずっと繋ぎっぱなしにしておけば、ほとんど実家にいる気分と同じです。ツールをうまく活用しましょう。
2、楽しみを先に見つける
一人暮らしをはじめると、自分の生活より先に「周囲に慣れなければ」と考える人もいるでしょう。確かに友達ができたり、サークルに参加して、それが楽しければ問題ありません。
しかし、“頑張って慣れなければ”とか“頑張って友達を作ろう”とするよりも、まずは自分の部屋でコツコツできる楽しみを先に見つけましょう。
時間が経てば自然に友達もできますし、知り合いも増えていきます。それよりも、“部屋に帰るのが楽しくなる”ように、料理をしてみたり、ゲームをしたり、ひとりの時間を満喫しましょう。
「一人暮らしは心細いし不安だ!」よりも「一人暮らしって快適!」と思えるようにすることで、精神的に安定し、学業や仕事にも意欲が沸いてきます。
インテリアに凝ってみることで、新しくできた友達を部屋に招きやすくなるなどの効果も期待できますね。
3、ルーティンを大事にする
最初のうちは慣れないことが多いので、「あちこち行って探検してみなくちゃ」と思う人もいますが、それは慣れてからでもできます。
「早く土地に慣れなければ」と思う必要はありません。まずは、部屋と学校・職場の往復だけで大丈夫です。あとは、近くのコンビニやスーパーなど、行きつけの店を確保しておきましょう。
“同じ道・同じ店しか行かないのはカッコ悪い”と思われるかもしれませんが、慣れるための基本動作として“繰り返し”があります。
新しい場所にいくと「いつもの」が何もないのです。すると、不安でどうしようもないとき、寄りかかれる柱が何もない状態です。
そのため、まずはルーティン作業で「いつもの」というパターンを作ります。道に迷っても、見知った道に出ると「ああ、いつもの道だ」と安心します。
春からの新生活、ドキドキしながら準備している人も多いと思いますが、不安な者同士で仲良くなることも多いので、仲間と共に成長していきましょう!