乾燥する季節ですね。特にこの時期、インフルエンザが怖いので、水分摂取を心がける方も多いと思います。
しかし!そこには大きな落とし穴が…!飲み物を買うとき、どのような基準で選んでいますか?
休憩時間はやっぱり甘いジュースよね!いやいや、レモンティーでしょう!それとも炭酸ジュース行っときますか?
その飲み物、砂糖が入っていますよ…!ということで、今回は意外と気にしないで飲んでいるいつもの飲み物に含まれる“砂糖の量”についてお話したいと思います。
1、一日に摂取する糖分
2015年、WHO(世界保健機関)は、成人及び小児の1日あたりの遊離糖類の摂取量を全カロリーのうち「1日5%未満」に変更したことをガイドラインで推奨しています。
http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2015/sugar-guideline/en/
1日5%未満…というと、約25g。食事なども含めての量ですから、これってつまり、ショートケーキ1個(砂糖含有量が約30g)食べれば、その日一日の摂取量を超える…ということです。
確かに、どんな食べ物にも糖分が含まれていますし、正直、休憩中にお菓子やジュースを口にする人は、糖分の取りすぎになってしまう、ということは否めません。
特別にダイエットを実行するのではなくても、健康の面から、普段から糖分の取りすぎには注意したいですね。
2、ゴクゴク飲んじゃうジュースに入っている砂糖の量
お菓子は、ちょっと控えるにしても、危険なのはジュースです。「喉渇いた!自販機でジュースでも買っちゃおうかな!」
そのジュース、砂糖がどのくらい入っているか、ご存知ですか?商品によって異なりますが、500mlのペットボトル飲料で、パッケージに「砂糖」の表記があるものは、約30gから50g程度の砂糖が含まれるといいます。
ものによっては、ショートケーキ1個分の砂糖を飲んでいるようなものです。その上、砂糖の入った美味しいジュースは、一時的には喉がうるおいますが、またすぐに喉が渇きます。
これを毎日繰り返している人は、体が“糖分過多状態”となっている場合もあります。「スポーツドリンクならいいでしょ?」と言う方もいますが、同じくスポーツドリンクにも砂糖は入っています。
3、飲み物を選ぶときは砂糖の分量も考えて
もちろん「ジュースを飲んではいけない!」ってことではありません。たまに飲むジュースは美味しいですし、1度飲んだからと言って健康を害する、ということではありません。
ただ、日常的に砂糖が含まれる食品・飲料は、「どこでも手に入る」「いつでも手に入る」「多量摂取しやすい」というところから、やはり“日頃口に入れるもの”を自分で選ぶことが大事になってきます。
インフルエンザ予防に、水分をこまめに摂取することは大事ですが、その際は是非「砂糖の分量」も考えて、飲み物を選ぶようにしましょう。