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この人良い人?悪い人?難しい人間関係の法則を読む(5)八つ当たりする人

職場にいるかもしれませんが、自分の機嫌が悪いのを当たり散らして、周囲の気分も害する人!だいたいこのような人は、“触らぬ神に祟りなし”みたに丁重に扱われますが、本人はそれをいいことに八つ当たりがエスカレート!なんてことも。

このような上司、同僚、または後輩を持つと扱いに困りますが、“八つ当たりの標的”にされてしまうと困ったものです。逃げ場がありません。

このような事態に陥る前に、何か対処できなかったのか…ということで、“八つ当たりする人”だと最初からわかっていれば、被害は最小限だったかもしれません。

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【八つ当たりする人は自己中である】

そのままなのですが、八つ当たりする人は“自己中心的な性格”です。世界は自分を中心に回っている、というタイプですね。

きっと、学生時代に成績が良くちやほやされたとか、親がなんでも好きなものを買ってくれた、などの“なんでも思い通りになった”という経験があって、それが基本になっているのでしょう。

そのため、わがままではありますが、リーダーシップがあって、数字の上では成績が良く、上司からの評価も高い、という人に多いのです。

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【悪いことは人のせいにする】

生きていると思い通りにならないことの方が多いですが、八つ当たりするタイプの人がなぜ他人に八つ当たりできるか、と言えば、「都合の悪いことは他人のせいにできるから」です。

機嫌が悪い理由はなんであれ「私の機嫌が悪いのは、あなたたちのせいなんじゃないの?」と、押し付けることができるからです。

その理由が、たとえ自分の頭痛が原因であっても、「自分は悪くない」と思える人なので、「あなたたちがちゃんと仕事しないから私の頭が痛くなる」などと、むちゃくちゃな理由にこじつけることができます。

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【人は使い捨て…他人を大事にできない】

また、八つ当たりとは、他人を傷つけることなのですが、モノを壊すことと違って、音もしませんしわかりにくいものです。徐々に信頼を失っていきますが、本人はなんとも思っていません。

「自分は大事にされて当然の存在だけど、そのためには他人が犠牲になっても構わない」という乱暴な考えが、頭の中にはあります。仕事の上では成功かもしれませんが、その分、私生活ではボロボロかもしれません。

普段は優しい面もあるかもしれませんし、仕事では頼りになるかもしれませんが、「いざという時に助けてくれない人である」ということは覚えておきましょう。

(6)「搾取する人」へつづく

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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