やってみたいことがある。それは、“仕事”になりそうですか?利益が出そうですか?仙台という土地で、起業する。これは、とてもラッキーなことかもしれません。
運良く、現在仙台に住んでいて、起業できそう、ということであれば、ほかの地域で起業するよりも大きなチャンスです。
【どんな仕事を選ぶのか?】
世の中には「へえ、そんな仕事もあるのか!」という仕事があります。また、有名ではないコアな需要があって、意外と需要と供給のバランスがとれている、なんてこともあります。
自分ができる仕事、利益を出せる仕事、好きな仕事、続けられる仕事。私たちが利益の出る職種を選ぶとき、どんな基準で選ぶのがいいのでしょうか。
【自分にとっては簡単で人から求められる仕事】
“好きなことを仕事にする”とよく聞くフレーズですが、ただ“好きなこと”を仕事にするのは危険です。たとえば、「歌うこと」が好きな人が、歌手になることは可能でしょうか?
歌手になる、ということは“歌が好き”だからではなく、“歌がうまくてみんなに求められるから”です。“好き”はその後の話です。「仕事にする」ということはそういうことです。
利益が出せて、続けられる仕事、というのは、“好きな仕事”でない場合もあります。得意なことと、好きなことは違うからです。
利益を出すということから考えれば、好きなことよりも得意なことを優先しなければならない場合もあるでしょう。また、得意ではあっても安定して仕事にする、ということを考えた場合、突発的に(調子の良いときだけ、など)できることは仕事に向きません。
【変化に対応できる仕事を選ぶ】
生活していけるくらいの収入を得る、ということが、まず起業で利益を出す上での最初の段階の目標です。得意なことが100個もある人はまれですから、だいたい「仕事にするならこれだろう」という目星は付いていると思います。
個人で小さく利益を出す場合も、大きなお金を動かす場合も、誰かと協力して仕事する場合もそうですが、物事には流行り廃れがあります。
飲食店なら流行に乗って店名を変えたり、メニューを変えたり、方針を変える、という場合があります。ただ、流れによって「不要になってしまう業界」も存在します。流行は動いていますから、常に変化する中でも柔軟に対応できる起業、ということが求められるでしょう。
(4)へつづく