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出会いのない社会人必見!“厳しいモラル”が恋愛を破壊する(7)最終回

モラルを気にするあまり、自分を守るために恋愛や結婚に踏み込めない私たち。規則に忠実でクリーンな人間であることが、正しい生き方?ほんとに?

モラルやら規則・ルール、という点から言えば、恋愛や結婚というのは、正々堂々としていないし、姑息な手段でもあるし、規格外の分野でもあります。

あなたの恋愛、世の中のモラルに破壊されていませんか?自分の幸せをとる?それともモラルを重視する?

今回は最終回ということで、「じゃあ今までモラルやルールを守って生きてきた私たちはどうすればいいの!」についてお話したいと思います。

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1、生きることに関してはルール無用です

私が小学生のとき、同級生の女の子から「学校に来るときは髪の毛結ばなきゃいけないんだよ!」と指をさされて言われたことがありました。

そのときは「ああ、そういうもんなのか」と思って翌日から髪の毛を結んで行ったのですが、指摘してきた女の子は翌日から髪の毛を下ろして登校し、得意げに自慢していました。ズルいってこういうことを言うんだな、と思いました。

考えてみれば、もし無人島で生きていかなければならなくなったら、モラルだとかルールだとか言っていられませんし、もしかしたら「やってはいけないこと」をやってでも生きることを選択しなければならない場面もあるかもしれません。

では、現在の“出会いがない状況”を考えてみましょう。「子孫繁栄できない」これは、生命にとって危機的状況です。

自分の子孫を残せないわけですから、本来ならもっと焦ってしかるべきですし、他人の目を気にするよりも、もっと必死になって相手を探さなければならないかもしれません。

モラルやルールというのは、人が作ったものです。しかも、教科書みたいに“決まったものがある”というわけでもなく、状況や状態、その場にいる人の感覚によっても都合よく変化します。

あの小学校時代の同級生のように「髪の毛結ばなきゃいけないんだよ!」と言われて、それを鵜呑みししているままでは、私たちはここから一歩も前に進めません。

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2、チャンスはあった!

好きになった人とでないと、交際はできませんか?お見合い結婚は、なんとなく違うと思っていますか?よほど好きな人ができないと、今の生活を捨てる踏ん切りがつきませんか?

出会いがない!と嘆く人には、それぞれの理由があって、やはりそれは「出会いがない」のではなく、「出会いの場面を作らない」「出会ってもなかったことにしている」ということが多いのだと思います。

隣に座った男性と挨拶をして、多少会話したけれど顔が好みではなかったので、なかったことにしておきました…みたいな感じです。こういう経験は誰にでもあると思います。

生きている限り、それが仕事の付き合いであろうが、プライベートだろうが、インターネットであろうが、全部何もかもが出会いで、チャンスの連続です。

これが顧客獲得を狙う営業マンであれば、「なに最初から諦めてんだ!もう一回頭下げて来い!」って感じです。

まずは「私は出会いがない、恋愛できない」と嘆く前に、スマホの電話帳にある人の名前を眺めてみましょう。それらは今まで“出会ってきた人たち”です。

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生きていくためには賢くあらねばなりませんが、モラルやルールに従うだけではいけません。私たちは、モラルやルールを“賢く使って”いかなければなりません。

真面目で優等生…そんなスタイルでは、勝負に勝てません。チャンスはあります。今までもあったし、これからもたくさんやってくるでしょう。チャンスを見極めて、モラルに押さえ込まれることなく攻めの姿勢で行きましょう。恋愛、結婚においても、攻撃が最大の防御です。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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