自分より幸せそうにしている人を見ると、悔しくてたまらない!そんな女性が多いようです。とくに、妊婦さんや子連れの若いママを見ると、嫉妬の対象になってしまう。
女性同士の嫉妬はドロドロしたものですが、そんな嫉妬心を抱いてしまうことに自己嫌悪してしまう人も少なくありません。
前回に引き続き、そんな嫉妬心のコントロールについてお話したいと思います。
1、自分は恵まれている
人は案外、今の自分が結構恵まれていて、他人から羨望の眼差しを受けている、ということに気がついていません。
きっと、妊婦さんだって子連れのママだって、今は「それが当たり前」と思っているかもしれません。妊活中の人も、なんだかんだ言って結婚できたわけですから、結婚したい人から見たら羨ましいです。
このように、みんな自分が持っているものの価値に気がつかず、他人が持ってるものを羨ましいと思います。なぜでしょうか。
意外と、物事の価値は「欲しい欲しい!」と思っているうちがMAXの最高潮で、手に入ることがわかったとき、また確実に手に入ったとき、もう価値は下がっているのかもしれません。
この「手に入りにくいものこそ価値がある」と考えているうちは、きっと嫉妬心から逃れることはできません。手元にない何かより、今実際手の中にあるものの方が価値があるからです。
2、できない自分より、できた自分を褒めて
嫉妬心を強く感じる人は、自分に自信がありません。何かが自分には足りなくて、それを補おうと必死です。
「他人より劣っているから、結婚も妊娠もして、普通の幸せを手に入れて、満たしていかなければ馬鹿にされる」と思っている人も中にはいます。
現在その人が、実際どのくらい他人と比較して“劣っている”のか、数値化することはできません。しかし、一番馬鹿にしているのは、世間や他人ではなく、自分自身なのではないでしょうか。
ここまで生きてきて、仕事もして、立派に生活しているその人を「他人より劣っている」と評価する自分自身は、何かと比べて卑劣な差別しているのではないでしょうか。
これからは「できない自分」を酷評するのではなく「できた自分」を褒めていくようにしましょう。何も持っていないのではなく、手の中にはしっかり“何かしらの結果”が残されているはずです。
「赤ちゃんができない自分」ではなく「毎日頑張って仕事している自分」や「毎日美味しいご飯を作る自分」を褒めるようにしましょう。
(5)へつづく。