身近な場所にいる“イライラのもと”になる人。「私はこの人が嫌い!」だからと言って、その人を排除するわけにはいきません。どうにかうまく誤魔化しながら平和に生活していくことを考えた方が建設的でしょう。
そこで今回は、身近にいる人によって引き起こされた「イライラ」や「許せない!」という感情をうまくコントロールして沈める方法についてご紹介します。
【1、相手をほかの何かに例える】
私の周囲の友人や、Twitterでよく回ってくる情報に多いのは「イライラする人を何か別のものに例えてしまう」というものです。たとえば、クレーマーのお客さんがいたら「よく喋るお金だなあ」とか。
舞台で緊張したときは、観客をみんな“じゃがいも”だと思えばいい、という人もいます。確かに、目の前にいるイライラのもとである相手が「話が通じる人間のはずだ」と思うからややこしくなるのであって、「人間以外の何か」と思えば一方通行で終了します。
人間はコミュニケーションができる動物ではありますが、100%相手に伝えることも、100%理解することもできません。イライラしたら、“理解する・理解してもらう”のを放棄して、受け流すことも大事です。
【2、反応したら負けゲーム】
「許せない!」と思ってしまうのは、“ただの反射”ではないでしょうか。たとえば、「あの店のラーメン美味しくないよね」と言う人に対して「私はあの店のラーメン美味しいと思うのに、この人は私の味覚を馬鹿にしてるの?許せない!」みたいな場面があります。
しかしおそらく、相手の人は馬鹿にしているわけではなく、思ったことを口にしただけです。つまり、何気ない発言や行動に“反射的に反応してしまう側に問題がある”という可能性もあります。
道に落ちている石にもイライラするような“反射的な反応”は、相手にとっても、自分にとっても不利益しか生みません。ここはひとつ、「反射的な反応をしたら負け」というゲームだと思って、無反応を決め込んでみましょう。
【3、思考の切り替えが大事】
昼にあった出来事を、夜まで引きずってイライラしている人がいます。または、何ヶ月も前のことを思い出してイライラしてしまう人がいます。イライラしている時間が長くなると、楽しいことを考える時間が短くなるので、もったいないですよね。
「許せない!」「イライラ!」を思う時間は、できるだけ短い方が人生は充実しますが、“思考を切り替えよう!”と意図的に思考を切り替えないと、自動的には切り替わってくれません。
もし「許せない!」「イライラ!」などの思考に囚われたら、立ち上がったり、手を叩いたりして、「はい!これで終了!楽しいことを考える時間!」と、頭の中のスイッチを切り替えていきましょう。