季節の変わり目、なんとなく体の不調を訴えたり、心に不安定さを感じる人が多いですが、「病院に行くほどでもない」とか、「原因がわからない」という人が多いと思います。
この「なんとなく具合が悪い」というのは、本当に気のせいなのでしょうか。でも、どんな薬がぴったりなのかわからないので、自分で治すこともできません。
そんなときに役立つのが、ハーブティーです。昔から親しまれてきたハーブティーなら、飲んでも害はなく、症状に沿った効果のハーブティーを選ぶことによって、症状の改善が期待できます。
今回から、お悩み別に「こんな症状があるなら、このハーブティーがおすすめ」というものをご紹介して参りたいと思います。
【1、うつ・落ち込み・心が不安定】
とくに女性に多いのが、気分の落ち込み。生理周期や、疲れ、季節の変わり目などで、心の状態は日々刻々と変化するものですが、冬の期間にうつのような症状を感じている女性は多いです。
原因は寒さであったり、日照不足であったり様々だとは思いますが、「嫌な気分がずっとつづく」というのは、生活のすべてに影響してきますよね。そんな嫌な気分を改善するためには、どんなハーブティーがいいのでしょうか。
〇セントジョーンズワート
セントジョンズワートは、ヨーロッパ、アジア西部、アフリカ北部を原産とするオトギリソウ科の多年草です。和名は「セイヨウオトギリソウ」と呼ばれています。
うつ状態の人は、脳内のセロトニンという物質が不足しているのですが、そのセロトニンの濃度を高めてくれる作用があると言われ、抗うつ効果があると言われています。
更年期障害やイライラにも効果があると言われ、お茶として飲む以外に、サプリメントとして販売されていることもあります。
緊張時や不安時にも元気を与えてくれるので、ストレスに弱い人は常備しておくといいかもしれません。不眠にも効果があります。
ただし、もし今何かで通院していてお薬を飲んでいる場合は、併用可能かどうか医師、または薬剤師にご相談ください。また、妊娠中は避けたほうがいいと言われています。
〇リンデンフラワー
ヨーロッパ原産のリンデン。花の部分と木の部分で効能が異なり、リンデンフラワーは精神的なイライラや不安に効果があります。
鎮静作用があり、イライラやストレスを改善してくれるので、子育てで煮詰まったお母さんや、仕事で不満のたまった女性にはぴったり。
血圧を下げる効果もあるので、高血圧や動脈硬化を予防してくれる働きもあります。普段から血圧が高めの人は、コーヒーの代わりにリンデンフラワーのハーブティーがおすすめです。
また、仙台市内でハーブティーをお探しの方は、エスパル仙台内「enherb」(http://www.enherb.jp/shop/esupal_sendai.html)をおすすめします。ご自分用に、また、ギフトにもどうぞ。(つづく)