冬になると、眠くなりますよね。布団から出たくないし、休日は一日中だって眠っていたい!しかし、仕事中も眠気が強くて集中できない、うっかり休日に20時間も寝てしまっていた!なんてのは、ちょっとあんまりですよね。
もしかしてその強すぎる眠気、冬季うつかもしれませんよ。冬季うつとは、冬の季節にだけ症状が現れる季節性のうつです。今回は、冬季うつの「強い眠気」という症状についてご紹介します。
【人間だって冬眠したい】
毎年思うんですが、人間も冬眠したほうがいいと思うんですよね。冬はあまり活動しないほうがいいんじゃないかな、と。でも、どうやらそういう体の作りにはなっていないようなので、毎朝起きてご飯を食べて働かないといけないわけです。
しかし、冬季うつの症状である「強い眠気」は、働きたくないから眠気が来るのではなく、日照時間不足のために脳内のセロトニンが減少して起こる症状です。
参考サイト:冬季うつ病の特徴・症状(https://allabout.co.jp/gm/gc/302096/)
いくら仕事にやる気がある人でも、起こりうる症状です。なまけものになったわけでも、サボりぐせがついたわけでもありません。もし、自分にこの症状がなくても、冬季うつの人が身近にいたのなら、強い眠気に関してしっかり理解してあげてほしいと思います。
【冬眠するわけにもいかないので】
もし「冬眠していいよー」と言われたら、「わーい!」と喜んで冬眠したいのですが、そうもいかないので、やはり「眠すぎて困った」という人はお医者さんに相談するのがいいでしょう。
仙台 病院なび 睡眠障害(https://byoinnavi.jp/miyagi/sendaishi/q09)
治療方法は先生によっても異なるのですが、投薬療法で普段通りの生活に戻れる人もいますし、光療法(人工の光を当てる)でセロトニンを増やすという方法もあるそうです。
冬だけの間のことではありますが、冬季うつの症状が出ると辛い人もいますし、自分の体が「助けて」と言って出している信号なので、無視せずきちんとキャッチして、苦しまない選択をするのがいいのかな、と思います。
「眠いだけだから」「疲れてるだけだろう」と軽く見ないで、我慢せずに気軽に近くの病院に相談してみましょう。