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【婚活には認知療法】全部私のせい?他人の業を背負いすぎている可能性

婚活がうまくいかない、もしくは、婚活なんかしてもうまくいかないような気がしている女性も多いのではないでしょうか。結婚はしたいと思うけど、「自分なんかと結婚して相手が不幸になるくらいならしないほうがマシ!」と考えていませんか?

「結婚によって相手に迷惑をかけるかも」などの考えがこびりついて、結婚に踏み出せない女性が多いのですが、それは“認知の歪み”かもしれません。認知の歪みは「認知療法」で改善できます。

今回は、そんな認知の歪みによって婚活や結婚を踏みとどまっている女性のために、認知療法を用いて婚活を楽にする方法についてご紹介します。

【勝手に“自分のせい”って思ってない?】

人には考え方のクセがあります。それは自覚している場合も、気づいていない場合もあるのですが、そんな考え方のクセの中に「勝手に“自分のせい”と思い込む」というものがあります。これは“認知の歪み”の中のひとつなのですが、自分が何かしたわけでもないのに「自分のせいでは?」と思って嫌な気分になることです。

たとえば、「今朝、ちょっと大きい地震がきた」としましょう。地震がくるのは自然災害なので、誰もコントロールできません。しかし、認知の歪みを持った人は、「そういえば、昨日の夜眠るときにお祈りしなかったから地震がきたのかも…」と思うことがあります。

ほかにも、「両親が離婚したのは私がいい子にしなかったからだ」とか「上司が今朝からイライラしているのは、私が何か怒らせるようなことを言ってしまったからかも」というように、自分と関連しない事柄についても「自分のせいでは?」と考えてしまうのです。

このタイプの人は「私なんかと結婚したら相手の男性に迷惑をかけるかもしれないから」と、結婚したくても、その重要な一歩を踏み出せない場合があります。

【自分に関係があるのか、ないのか、しっかり見極める】

このような人に必要なのは、「本当に自分と関連すること」と「関連しないこと」を見極めることです。これは、お薬を飲んで治るなどの部類ではなく、しっかり訓練して歪みを改善していく必要があります。姿勢の歪みを直して、肩こりを改善するようなものです。

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このような認知行動療法の本を読むことで、自分が今“不要な他人の業”まで抱え込んでいることがわかるかもしれません。自分の責任は自分で取ることができますが、自然災害が起こした地震の責任まで取ることはできませんからね。

また「私なんか」「どうせ」と思ってしまうことが多い人も、もしかしたらこのような“認知の歪み”が原因である可能性があります。可能なら専門家やカウンセラーに相談しましょう。まずは、認知療法について調べてみることによって、改善すべき部分が見えてくると思います。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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