婚活をしたことがある人、またはこれからする人。今まで、「全ての条件が完璧ではないから、これはダメだ」と切り捨てた経験はありませんか?
「白黒はっきりつけたがる人」や「完璧主義の人」が最近多いのですが、これは“考え方のクセ”である可能性があります。この考え方のクセを持ったままだと、婚活が思うように進みません。
今回は、“考え方のクセ”を知り、それを改善するという“認知療法”を婚活にも応用してみよう、ということに関してご紹介します。
【完璧主義は“考え方のクセ”かも】
結構、「私って完璧主義者なんだよね」と自称している人がいます。なんでも完璧にしないと気がすまない、というのは仕事上「しっかり者」として扱われる一方で、生活していると「〇〇でなければ許せない」みたいな壁にぶち当たることが多いのではないでしょうか。
「この店は私が入った時にすぐに気づいて接客してくれなかったから悪い店だ」と決めつけて、二度と来店しなくなる、みたいなことがあるかもしれませんが、それによって行動範囲が狭くなるかもしれません。街に「嫌い」とか「許せない」という対象ばかりが増えていくかもしれません。
完璧を強いることによって、他人も窮屈ですし、自分も窮屈です。この完璧を緩めることによって、少し「生きるのが楽」になることがあります。これが「考え方のクセを認めて改善すること」=認知療法(認知行動療法)です。
【考え方のクセは誰にでもあるから自覚することが大事】
考え方のクセは、誰にでもあります。というか、考え方にクセのない人はいません。右利きの人が右手ばかり使ってしまうことや、姿勢の悪い人の背骨が前傾になってしまうのと同じように、クセは誰にでもあります。
問題なのは、そのクセには「本人が一番気づきにくい」ということです。「あなたって、緊張すると歯を食いしばるクセがあるのね」と指摘されてはじめてきがつく人がいるように、クセを持っていても本人に自覚がない、ということが多いのです。
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これらの“考え方のクセ”には、ある程度のパターンがあり、本を読むことによって自分にどんなクセがあるのか知ることが出来るでしょう。クセを自覚すれば、「あ、今クセが出てるな」と気づくことができ、自分で修正することが可能になります。
不安な方は専門家やカウンセラーに相談してもいいでしょう。もし婚活などでうまくいかない、前に進めない、ということがあれば、認知療法の方面から見直してみるのもおすすめです。