寒くなってきました!皆様はどのようにお過ごしでしょうか?正直、出不精の私にしたら、この季節は寒いし風邪もひきたくないので、外出は最低限に抑えて、家でゴロゴロしていたいです。
ということで、必然と家で映画を見る機会が増えるのですが、人恋しいこの季節、どうしても見たくなるのが恋愛映画です。恋人もいない私にとって、疑似体験できる恋愛映画は、ひとつの救いでもあります(寂しいこと言ってますが)。
ということで、ここは独断と偏見で、この時期見たい恋愛映画【洋画】を7本ご紹介したいと思います。
【アメリ】(2001年仏)
まずはこちら。単館上映のフランス映画のはずが、どんどん大ヒット!日本でも公開され話題になった作品『アメリ』。原題は「アメリ・プーランの素晴らしい運命」(日本語訳)。
この映画を高校生の時に見ていたのですが(年齢がバレる)、絶妙なフランスのブラックジョークと、恋愛そのものを描いていない手法に、ものすごいセンスを感じました。
普通の恋愛映画は、男女が出てきて恋愛して~という流れですが、この『アメリ』の場合、恋愛そのものよりも、恋愛している男女を外側から見た“滑稽さ”を重視しているのが魅力。
また、独特の画面の色使いによって、ビビットな赤・緑がアメリの心境を表現しています。あのお菓子の美味しそうなこと! アメリは“変わった女の子”ですが、不思議と共感できます。
主人公アメリを演じるオドレイ・トトゥもとてもかわいいですが、相手役のニノ・カンカンポワを演じるマチュー・カソヴィッツは、「クリムゾン・リバー」の監督さんです。
〇こんな人におすすめ!
この映画をおすすめしたいのは、「人を信用できなくなった人」や「最近、心が荒んでいる人」です。というのも、ドロドロした濃厚な恋愛劇…ではなく、世の中を皮肉な視点で見ている映画だから。
いろいろ評価は分かれているようですが、様々な人にドラマがあって、みんなそれぞれの個性を活かして生きている…という優しい世界が描かれていて、だからこそ変わり者のアメリも受け入れられている…というのがこの映画の世界観。
また、アメリとニノの恋愛は、ちょっと普通ではないのですが、「世の中の男はほとんどダメだけど、中にはこんな運命の男が存在するかも」とちょっと思わせてくれる(実際にいるかどうかわかんないけど)。
人生も恋愛も仕事も、なんだか全部いやんなっちゃったな!全部投げ出しちゃおうかな!そう思ったときに、少しだけ元気になれる…そういう映画だと思います。
つづく