第一回では「学歴」、第二回では「見た目」についてご紹介しました。今回は、「コミュニケーション能力」について掘り下げてみようと思います。
人間関係が希薄になったと言われる現代ですが、確かに近所の行きつけのお店で、顔見知りのおばちゃんと喋りながら買い物する、みたいなことはなくなりました。
通販でなんでも自宅に直接届きますし、仕事の上でも「直接やりとりしていざこざが増えるより、メールで事務的に済ませちゃえ」と思います。
では、このような周囲の人とのコミュニケーションと将来性はどのように関係しているのでしょうか。
1、人に頼る男がいい
新入社員を見ていると、「わからなくて誰かに質問したいけど、質問していいのかな」とおどおどしている状況をよく見かけます。
そういうときは、先輩社員から声をかけてあげると円滑に解決しますが、このような「誰かに頼ることを躊躇する男」は残念ながら将来性を期待できません。
女性は、頼りがいのある男がいいと思うかもしれませんが、なんでもひとりで抱え込んでしまう男はいつか破綻します。
それよりも、「人は頼り、頼られ生きている」という基本的なことを知っていて実行できる男の方がタフですし、本当の意味で優しいのだと思います。
2、コミュニケーションで稼ぐ
たとえば独立起業したとして、その人に仕事が回ってくるかどうかは、ひとえに“人柄”だったりします。実力さ才能も大事ですが、人徳が一番かもしれません。
今後、世の中はもっとそのような「信頼できる知り合いに仕事を依頼するスタンス」が強くなっていくでしょう。大規模な宣伝より、クチコミが勝るのです。
ということは、将来性はそのまま“人徳があるかどうか”で計ることができます。みんなに頼られ、またみんなのことを素直に頼れる。
また、今日初めて会った人とも気軽に会話することができる、お店での店員さんへの態度も誠実である。目上の人にはしっかり敬語を使える、など。
過剰に「素晴らしい!」というほどでなくても、世の中を渡り歩く上で孤立しない程度のコミュニケーション能力が備わっている、という項目はクリアしていた方がいいでしょう。
(4)へつづく。