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本当に「運命の人」はいるの?自分の運命の相手を探すための方法(第2回)

前回は実際のデータを元に「運命の人に出会った経験のある人」についてお話させていただきました。今回は「運命の人に出会うとどうなるか」についてお話したいと思います。

前回同様「ヒトのデータ.com」(http://human-data.com/archives/19)の調べから、意外と年配の方も運命を感じている、という点が気になりました。

30代女性が「運命を感じた!」と感じることは、性別や年齢などから考えても、まあまあわかるかな、という感じですが、60代男性でも「あれは運命だったんだな」と感じているようなのです。

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1、運命の人に出会うと…

惚れっぽい人がいます。惚れっぽい人にしてみれば、出会う人すべてが運命の人かもしれません。それはそれでいいのだと思います。

運命の人と出会うと電気ビリビリ!みたいなのは、あまり期待しないほうがいいでしょう。というのも、今この瞬間も運命の大きな流れの中にありながら、「運命って何?」とキョロキョロ見渡しても見つけることはできないからです。

もし運命の鱗片を垣間見れる瞬間があるとしたら、それは自分の人生の節目のときかもしれません。大学受験!就職活動中!または妊娠・出産なんかもそうです。

そのような時、人はとても不安定になります。道が分かれているのに、これからどの道を行くのか、現時点では知りません。しかし、確実にどれかの道に進まざるを得ないからです。

運命の人との出会いも同様です。目の前に運命の人候補が何人かいたとしても、実際にどの人が運命の人か理解できるのは、未来に幾分か進んでからとなります。

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2、今までにない何かを感じる?

アンケート結果の中に「出会ったとき、今までにない何かを感じた」という意見がありました。たくさんある道の中で、どれが自分の運命か、探し当てることができた人です。

今までの人生を振り返ってみて、私個人の感覚ですが、受験前の学校見学の時点で「あ、私はこの学校に通うんだろうな」と予感していたり、ろくに会話もしていないのに「この人と友達になるかも」と予感していたこともありました。

それらは本当に現実になりましたし、もしかしたら単に私の思いが強くて、努力した分が結果となったのかもしれません。そのため「これが運命だ!」とは断言できません。

ただ、就職活動中に面接会場で出会った友人がいて、その人がたまたま同じ苗字であったり、同じ年齢であったり、背格好が似ていたり、気があってその後友達になれる、という数々の偶然の一致を思い出すと、あれはやはり運命だったのでは、と思うことがあります。

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何をもって「運命」と位置づけるか、それは本人の判断に委ねられていますが、生きている間は「あっちに行こう!」と思っても行けない場合や、「行きたくない!」のに行かなければいけない方向があります。

病気や怪我、望まない転職や大きな失敗など、一見すると不幸なこともあると思います。しかし、それらもひっくるめて「運命」なのだとしたら、その先にいる人が「運命の人」なのかもしれません。

少なくとも、一目見て「この人は運命の人かも!」と予感できたとしても、信じ込んで突進するのはちょっと危険なことでしょう。これからの未来のことは、まだ未確定なことです。

第三回へ続く。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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