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悩ましい親の葛藤!幼児教育って本当に必要?

生まれてきた子にどんな教育をさせる?

生まれたばかりのわが子に寄せる、親の期待は大きい。どうせならば頭のいい子に育ってほしいし、将来は本人の希望する進路へスムーズにいってほしい。かわいい子には旅をさせよとか獅子の子落としとか、先人たちがどんな偉大な言葉を残そうとも、自分の子どもにだけは苦労させたくないというのが親心なのだ。

私も妊娠中は、わが子に勉強で苦労はさせまいと、生まれてくる子どもにどんな教育を受けさせようか?とたくさんの教材や教室のパンフレットを取り寄せたものだ。(おかげで今では毎月DMの嵐で、少々困っている)

0歳からの英語教育、能力開発、ベビーマッサージなど。知れば知るほど迷ってしまうほどに多すぎる!おまけに脳科学の世界では、3歳までに培った地頭が、その後の人生を左右するとか読んでしまうと、ますます焦る!やっぱり幼児教育って必要なのだろうか…。マタニティビジネスに乗せられた出産直前の私の気持ちは、幼児教育を受けさせる方向へ確かに傾いていって…。

 

生まれてきたら関係ないじゃん!


しかし産んでしまってからは、一転。そんなの全然必要ないじゃん!と思っている。もちろん高いお金を払ってそれなりなレベルの教室などに通えば、子どもの発育は飛躍するのかも知れない。しかし、なにもしていない今だって、家にあるもの、自然の景色、ふれあい広場での人間関係など自分を取り巻くさまざまなものを教材にして、息子が着実に成長していく姿を目の当たりにすると、これで十分だと思えてくる。それに、なによりも毎日楽しく遊んでいる息子の笑顔を見ていると、これ以上の高望みは蛇足に感じるのだ。息子は息子なりに、マイペースに生きていってくれたらいい。本人が幸せなら、なにごとも結果オーライだ。

そんなわけで今のところ、幼児教育はしない方針のわが家だけれど、子どもが自立するために必要な能力は、日常の習慣や遊びからしっかり学ばせたいと思っている。例えば、読書や歌などで言語力や表現力をつけさせたいし、人見知りするかもしれないが積極的に他人と関わる機会をつくっていきたいし、自然に触れさせて「なにが」「どうなっているのか」を深く考えるきっかけを与えてあげたい。それから、男の子なのでスポーツもめいっぱい楽しんでほしい!…なんて、高望みしないと言っているわりに、どんどん意欲的になっている自分がいる。いずれにせよ、親の欲望は尽きないようだ。

この記事を書いた人
齋藤 惠
2015年8月から執筆活動を開始。 専業主婦として家事と子育てが生活のメイン。合間にのんびりとコラムを書く毎日。 金融機関に勤めていたことから金融知識や社会保障についての執筆・取材依頼が多い。 他にも恋愛、結婚、育児、旅行など執筆ジャンルは多岐にわたる。
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