お正月、初詣の際に「あ!今年厄年なんだ!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は私も今年は後厄で、まだまだ気が抜けません。
そこで今回は、今年厄年の方、近々厄年の方へ、「厄年って具体的にどう過ごせばいいの?」ということについてご紹介したいと思います。
1、今年厄年の女性
今年厄年(本厄)の方は、以下のようになっています。その前後1年は、前厄・後厄と言われています。なお、年齢は数え年となっています。
- 1998年(平成10年)生まれ 19歳
- 1984年(昭和59年)生まれ 33歳(大厄)
- 1980年(昭和55年)生まれ 37歳
- 1956年(昭和31年)生まれ 61歳
また、解釈の仕方はいろいろあるようですが、新年から始まる、という人もいれば、立春(節分の翌日)から始まる、という人もいます。
元は旧暦に沿ってはじまった習わしのため、旧暦の立春に合わせるのがいいかもしれませんが、区切りとして、1年の始まりから大晦日まで、と考えてお祓いする人も多いようです。
2、厄年は悪いことがある?
「うわあ、今年は厄年だから何か悪いことがあるかも!」と恐れてはいませんか?厄年だから何か良くない出来事が起こる、苦労する、ということではありません。
確かに、うまくいかないことがあれば「今年は厄年だもんな」と厄年のせいにしてしまうのは、アリだと思いますが、人生のうちの“節目”の年、という捉え方がいいかもしれません。
精神的には元気でも、体はメンテナンスが必要なように、厄年というのは、車で言うところの車検です。悪いことがなくても「大丈夫かどうかチェックしましょう」という感じ。
もちろん、そこで悪い病気が見つかる場合もありますし、健康で何にもない場合もある。車検の時期になると「うわあ、車検だよ」と思いますが、検査して何もなければそれにこしたことはない、って感じです。
早めに病気が見つかれば早く対処できます。そんな、定期的にやってくる車検が、厄年だ、と思えば恐れることはありません。
3、どうやって過ごすことが正しいの?
厄年のお祓いや、身に付けるものなどは、どうやら地域によっても大きくことなるようですし、お母さんやお祖母さんなど、その家系によって伝えられていることも違います。
そのため、新年に神社で厄払いしてもらう、という人もいますし、長いもの(ネックレス)などを身に付ける、という人もいます。どれも間違いではありませんし、強制でもありません。
ただ、ひとつ注意していただきたいのは、この厄年の年齢の設定というのは、昔からそれなりの根拠があっての数字なのでは…ということから、やはり“健康”に関しては注意すべき年です。
「厄年なんて迷信だよ!信じない!」と思うのは自由ですが、やはりこれを機会に“婦人科のがん検診を受けてみる、疲れていたら休んでみる”など、体のケアに時間やお金を使うことが良いかもしれません。
結婚や転居は避けたほうがいい、と言ってもどうしようもない場合もあります。それよりも、長く付き合っていく体ですから、厄が明けるときには、スッキリとリフレッシュしてスタートできるように自分を大事にしてみましょう。
なお、仙台市内各神社でも厄払いを受付している場所がありますので、うまくいかない、調子が悪い、というときは、思い切ってご祈祷してもらってはいかがでしょうか。