前回は、「モテると可能性が広がり、彼氏ができる確率が上がる…というわけじゃない」というお話をしました。
「モテる=彼氏ができる」というわけではないのですが、それでも美人になれたら色々と得することもありそうですよね。
では、もし万が一、とてもモテる美人に大変身できたとしたら、その人は本当に幸せかどうか考えてみましょう。
1、好きな人にフラれる美人
美人であることは、恋愛において優位です。これは間違いありません。とりあえず美人であれば男性がチヤホヤしてくれますし、おごってもらえたり、プレゼントをもらったりします。
また、見た目がいいというだけで印象が良くなりますから仕事においても得をする場面があったり、自分から好きになった人と両思いになることもあるでしょう。
私の友人にも美人のAさんがいますが、彼女は「美人であることは単に武器のひとつであって、万能ではない」と言います。
たとえば、ハサミがあります。ハサミでできることは多く、求められる仕事もあるので需要があります。しかし、特定の誰かの役に立ちたい!と思っても、その人が求める仕事がハサミにはなかった場合、役に立つことはできません。
Aさんいわく「この人いいな、と思った人の好みが自分の属するタイプじゃないことは多い。美人だからと言って好きな人と付き合えるわけじゃない」
どうやら、「みんなに求められること」と「誰か特定の人物に気に入ってもらうこと」は、イコールではないので、モテる女性が好きな男性にフラれる、ということも少なくないようです。
2、素敵な男性はいない?
また、Aさんはこんな話もしてくれました。「モテることはいい。けど、顔を目当てに寄ってくる男は、どうしても顔しか見ていない」
たとえ「とりあえず、付き合ってみるかな」と思って付き合っても、見た目だけ好きで寄ってきただけなので、こちらの話は興味がないし、なんなら「お前は黙って座ってろ」という空気になる、のだそう。
「外見がいいことは武器になる。けれど、外見から入った恋愛は、所詮表面上のもの。外見から入って心から愛してくれる人は少ない」
彼氏ができたとしても、「俺はお前の顔だけ好きで、話には興味がないから黙ってろ」なんて言われたらショックですよね。
ほかにも、好きでもない人からしつこく言い寄られる、セクハラされる、交際を断ったら嫌がらせされる、女性から僻まれる、など、モテることのリスクは高いようです。
モテることは良いことかもしれませんが、デメリットがあるので、やはり手放しで「モテたい!」と考えるのは危険なことかもしれません。
第3回へ続く。