食べたくないのに食べずにはいられない。太るとわかっているのに、なんとなく食べてしまうのは、辛いことです。そんな過食に悩む女性は増えています。
食べ物があるからいけないのか?食べ物が美味しいのがいけないのか?いいえ、原因は自分の中にあります。
第1回では「食べることを肯定する」、第2回では「空腹を満たす別の方法」、第3回で「快眠を目指す」、第4回は「噛むことを意識する」についてご紹介しました。
第5回の今回は、「自分で作る」についてご紹介したいと思います。
1、手作りクッキーはドカ食いできない?
過食してしまうときって、どうしても「安くてたくさん入ってるお菓子などを買ってきて食べる」ってことが多いかと思います。
スナック菓子、炭酸飲料、菓子パンやアイスなど。食べごたえもあって、カロリーも高い嗜好品ばかりです。
しかし、もしこれらを「自宅で自分で作る」ということを考えると、なかなか難しいと思います。お菓子工場で作っているものを家で再現するのは難しいです。
以前、自宅でクッキーをたくさん焼いて食べたことがあるのですが、買ってきて食べたお菓子よりも、たくさん食べることができないことが判明。
なぜなら、自分で作ったものだから。材料も知っていますし、作る工程も知っています。さらに、それを作る苦労や手間や時間も知っているので、とてもとても数分で全部食べきることはできませんでした。
本来、食べ物は貴重なもので、食べてしまう時間よりも、作る時間の方が長かったりします。10分で食べ終わる食事を30分かけて作る、というのは当たり前です。
「美味しいものがもったいなくて食べられない」という感覚を持つと、もっとひとくちを味わって食べる習慣が身につくかもしれません。
2、食事も自分で作って
家族の中で、一番食事の健康管理ができているのは、お母さんだと言われています。自分で作っているからです。
過食に悩む人は、おそらく3食を自分で作っていないかもしれません。本来、「今日はハンバーグ食べたいな」と思うときというのは、体がハンバーグ(の栄養分)を欲しているからです。
食事のメニューを管理している人の食の希望が通るのは当然で、そのため3食きっちり自炊しているお母さんは、食事の面でとても健康管理できているのだそうです。
最近で言うと、自分で作った食事を写真におさめて、インスタグラムにアップするなどすると、「食べる」ことよりも「作る」ことにウエイトが移行します。
一人暮らしの女性でも、お弁当の写真を毎日アップしたり、自炊に凝ってみることで、過食衝動が減るかもしれません。もし、実家暮らしで、自分で食事管理できない場合は、ほかの方法を試してみましょう。
(6)へつづく。