最近ちらほら耳にする、女性の“ソロウエディング”という言葉。ソロウエディングとは、その名の通り、「ひとりの結婚式」です。
それって寂しくない?悲しくない?ていうか結婚できないってことでしょう?恥ずかしくない?と思われるでしょう。
しかし、このまま年を取って、将来誰かと結婚できたとしても、若いうちにウエディングドレス姿で写真を撮っておく…ということは、記念になりますよね。
そこで今回は、ちょっと寂しい人っぽくて、恥ずかしいソロウエディングのイメージについて、ポジティブに考えてみたいと思います。
1、結婚しても夫に依存しない人生を
誰も結婚するとき「いつか離婚するだろう」と思ってはいません。きっとこの幸せな生活はずっと続くんだ…と信じて疑いません。しかし、離婚するカップルはいます。
結婚することが、“一心同体になる誓い”であるなら、離婚は“ひとつだったものを引き剥がす作業”となります。
そもそも、「あなたがいなくちゃ生きていけない」という状態であっては、どちらかが機能しなくなると、夫婦という共同体自体が機能しなくなることを意味します。
「いつか離婚するだろう」と思って結婚するわけではありませんが、今後お互いに幸せな道を進むためには、選択肢の中に離婚があっても良いはずです。
ソロウエディングは、ひとりの結婚式です。これは「私は私、あなたはあなた」という自分自身に向かっての誓いです。
いつか将来、誰か素敵な人が現れて結婚するのだとしても、夫に頼りきってしまって、依存する関係は防ぎたいものです。
“自分と結婚する”という経験は、女性の自立を促すことになるでしょう。
2、成人式のようなもの
昔は、女性は妙齢になったら結婚するもの…でしたが、働く女性が増えた現代は、結婚が必ずしも当たり前ではなくなってきました。
40歳も過ぎると、仕事も脂がのってきて、「恋愛は楽しいけど、結婚するのが面倒」という女性も出てくるでしょう。しかし、親はそれを納得できるでしょうか?
ソロウエディングは、「自分のためだけでなく、両親のため」と言う女性もいます。成人式で振袖を着るのは、自分が着たいから着るのではなく、両親に大人になった姿を見せるためです。
「私はもう自分で自分を満足させられるし、人にも迷惑をかけないから安心して」そういう意味で、ドレス姿を両親に披露する、というのも新しい形でしょう。
3、独身であることを自覚する式
ソロウエディングは、相手がいません。もし、今まで“なんとなく独身をやってきた人”にとって、「ああ、そうだ。私は独身だったんだ」と自覚する式となるでしょう。
結婚は、したくなければしなくてもいいことですが、いつまでも体は今の若いままではありません。年老いて家族もおらず、徐々に体の自由がきかなくなってくるのは、とても怖いことかもしれません。
今の状況を自覚し、「あれ?もしかして少し自分から積極的に動かないといけないのかも?」と思うことは、大変重要です。
今後結婚をするにしても、また結婚せずに独身を貫くにしても、将来のために準備しなければならないことはたくさんあります。
華やかなウエディング…と言いつつも、実際は“独り身を自覚して次の行動に繋げる”ための、人生のターニングポイントとなるかもしれません。
恥ずかしいからやりたくない…と思っている人も、自分の未来には不安を抱いていると思います。けれど、ただ何もせず待っていることと、来るとわかっていて待ち構えているのとでは、心構えが違います。
自分を奮い立たせる意味で、ソロウエディングという方法があることをご提案します。