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この夏借りて深夜に観たいおすすめのジャパニーズホラー映画傑作選(2)

日本の夏!ホラーの夏!こんにちわ。ホラー映画大好き女子、福永です!この季節がやってきました。暑くなると体がホラーを求める!

学生時代は毎晩、稲川淳二さんのCDを聞きながら寝るというのを習慣にしていました。(ちなみにライブは3回参加したことがあります)

さて、前回に引き続き「このジャパニーズホラームービーは見たほうがいいぜ」ってことで、おすすめ映画をご紹介しております。第二回はこちらです。

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『残穢~住んではいけない部屋~』

前回ご紹介した『仄暗い水の底から』では脚本を担当していた中村義洋さんがメガホンをとった、じわじわ来るホラー映画です。

原作は『十二国記シリーズ』や『ゴーストハント』でお馴染みの小野不由美先生。なんと、「実話をもとにして」書かれた本作は、主人公のモデルが小野先生ご自身。

ということで、作中に登場する「小説家の私」は、小野先生ご自身のことです。原作を読んだ私としては、映画は忠実に映画に沿って作られている、という印象。

おそらく、映画を見始めてすぐは、その怖さが理解できないかもしれません。それもそのはず、主人公が何か恐怖体験をする…ということではないからです。

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“不可解な謎”を追求していく過程で、恐怖の連鎖が起こっていた、という事実に突き当たっていく、という「謎解き」の要素。そのため、ホラーと言いながらもミステリー要素が濃い、と思う方もいるかもしれません。

淡々とした場面展開と、豪華な俳優陣による自然な演技、そして挟み込まれる得体の知れない恐怖。一人暮らしの女性が深夜、ひとりで見るのはあまりおすすめできません。

こんな人におすすめ

この映画は、なんと言っても『リング』の貞子みたいな人がバーン!と登場して驚かせる、という手法ではなく、「あれ?もしかして私の住んでいる部屋にも?」と思わせるのが味噌。

ということで、「これから引越しを考えている人」におすすめです。部屋探しって難しいものですが、事故物件じゃないから安心…というわけではありません。

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また、ほかの人は大丈夫でも、自分だけ怪現象を察知してしまう、なんてこともあるわけです。部屋には何もなくても、その土地に何かあったとしたら?

または、その土地に何もなくても、ほかの誰かが穢れを持ち込んでいたら…?絶対安全な場所なんてどこにもないものですが、「新しいお部屋探しの参考」になるかも…しれませんよ?

(3)へつづく。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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