コンタクトレンズ、すごく便利ですよね。
めがねと違って目にぴったり張り付くから見やすいし、曇らないし。
黒目を大きく見せてくれたりかわいく見せてくれたり便利で手放せない。
だけど使い方によっては大変なことになっちゃいます。
今回はそのお話をしたいと思います。
眼に穴が開いた
もう何年も前のことです。
なんとなく眼が痛いなーと思いながら普通にコンタクトをしていたら突然痛くてたまらなくなって眼をあけることもできなくなってしまいました。
涙が止まらない!
見ると眼が真っ赤。閉じている眼の外の光さえまぶしくて痛い。
電車の中でぼろぼろなきっぱなしで、知らない外人さんに「イタイノ?イタイノ?カワイソウ 痛いの?」と心配される始末。とにかく大変でした。
これ、原因はコンタクトレンズでした。
先生いわく「眼に穴が開いているよ。もう少し黒目に近かったら失明してたよ」とのこと。
忙しくて長時間コンタクトをつけたままだったり、そのまま寝てしまったり、眼にはりついたコンタクトを無理にはがしたり、コンタクトの汚れだったり。
そういうことで眼が傷つくそうです。
こわいですね!
コンタクトはこのように、使いかたを間違えてしまうと大変なことになる危険性があります。
コンタクトでおきる眼の病気
- 巨大乳頭結膜炎
最近、急増しているトラブルの一つです。主にソフトコンタクトレンズ装用者にみられますが、ハードコンタクトレンズ装用者にもみられます。目がかゆくなり、コンタクトレンズがずれやすくなります。まぶたの裏側に異物感を感じ、目やにも増えます。装用感も悪化します。原因はコンタクトレンズに付着した汚れです。
- 角膜潰瘍
角膜表面に深い傷ができます。コンタクトレンズのトラブルの中でも非常に重篤なものです。装用時間が長すぎる、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまう、コンタクトレンズが目のカーブに合っていない、コンタクトレンズの汚れなどが原因となります。痛みや充血、視力の低下などが特徴で時には失明につながります。とくに感染を合併したときは非常に危険です。
- 角膜内皮細胞障害
角膜内皮細胞は角膜の透明性を維持しています。酸素不足になると減少し、一度減ると二度と増えず、激減すると失明につながる危険もあります。酸素を通さないハードコンタクトレンズやソフトコンタクトレンズに起こりがちで、自覚症状がまったくありません。特に長期間連続装用をしている人は、一度、眼科で角膜内皮細胞の状態を調べてみるとよいでしょう。
- 点状表層角膜症
最も多いコンタクトレンズ眼障害ですが、ほとんどの場合、自覚症状はありません。
お医者さまで定期診断を受けましょう。おかしいと思ったらすぐ眼科へ!
ソフトコンタクトレンズは眼の痛みをおさえてしまう傾向があるそうです。
また、忙しかったりすると「なんとか大丈夫だろう」とか「疲れ眼かな?」となかなか病院にいかなかったりするもの。
さらに最近ではネットでコンタクトレンズが買えるようになったので病院にしばらく行っていないとういう人もいるでしょう。
だけど、角膜に傷がついたりすると傷が治ってからも眼に濁りが残ったり月単位でどんどん極端に視力が下がってしまったり、乱視が出てきてしまったり時には失明することもありえます。
できるだけコンタクトの装用時間は短くしておうちでは眼鏡を使う、コンタクトの取り扱いは清潔な手で行う、装用前にコンタクトに傷がないか見る、ちょっとでも眼が痛いときには使わないようにして、治らないようならお医者様に行くことを心がけてください。
コンタクトと抱き合わせで無理やり買わせたり、ちょっとだけおざなりに見るだけではなく、ちゃんと見てくださる眼科の先生もいます。
普段からそういう先生を見つけて、定期的に眼の調子を見ていただくようにしましょうね。
(出典・参照:アイアカデミー)