THE RAMPAGE from EXILE TRIBE
HIP HOP感あふれるパフォーマンスが魅力の16人組、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE。「RAMPAGE=暴れ回る」と名付けられたこのグループは、その名のごとくステージを暴れ回るパフォーマンスが一番の魅力。
11 月 8 日にリリースする 4th シングル 『100degrees』 は、 初の全国ホールツアー 「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”」 のキックオフ ・ シングル!
前作「Dirty Disco」で得られた反響をどのように感じていますか?
LIKIYA「この夏、いろんなイベントに参加させていただいて、各会場で「Dirty Disco」を披露させていただきました。そこでお客さんと一緒になって踊ったり、また新たにライヴの楽しみ方を見つけられたのかなと思います。そういった意味でも、「Dirty Disco」はTHE RAMPAGEの成長につながった楽曲だったと思います」
今夏はフェスなど25本以上の出演を果たしましたが、この経験を通して実感したことや印象的なイベントがあれば教えてください。
陣「僕たちは関東でライヴをさせていただくことが多いんですが、LIKIYAさんの地元・青森のイベントは印象的でした。会場のお客さんの熱気が凄くて、普段よりも僕らがお客さんに助けてもらったライヴだったと思います。普段からパフォーマンスで同じかそれ以上の熱狂を巻き起こしていきたいと思いましたし、1回1回のパフォーマンスをもっと工夫してやっていかなきゃならないと、ライヴに対する考え方を新たにできたことも、今夏のいい経験だったと思います」
そして、今作4thシングル「100degrees」は、どのようなイメージで制作に入ったのでしょうか?
川村壱馬「今回のシングルは、初となる全国ホール・ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』のキックオフ・シングルになります。表題曲の「100degrees」は、僕たちが今やりたいHIP HOPをはっきりと提示できる楽曲になりました。改めて自分が好きなHIP HOPを聴き直しましたし、しっかりとTHE RAMPAGEの世界観を落とし込むべく、気合いを入れて制作させていただきました」
THE RAMPAGEらしいパワフルなHIP HOPナンバーですが、楽曲の世界観を教えてください。
RIKU「自分たちの殻を破って、さらに上へと駆け登っていく自分たちの勢いや覚悟、熱量を楽曲に込めました」
吉野北人「最初にデモを聴いた時は、今までの楽曲とはちょっと違う大人っぽさを感じました。今回はJAY’EDさんが作詞を担当してくださったんですけど、いろんな表現のしかたを勉強させていただきました。様々な濃い経験をしているJAY’EDさんだからこそ、こういう言葉を紡げるんだと感じました。散りばめられた熱いフレーズが、この「100degrees」というタイトルにつながっていると思います」
壱馬さんはラップ・パートで自身初となる作詞に挑戦しましたが、どんな想いで臨んだのでしょうか?
川村壱馬「今回、初めて自分の言葉としてリリックを書かせていただいて、120%の気持ちを込められましたし、かなり強気に自分が思っていることを吐き出せたと思います。〈Under pressure Heat upさせるGame〉とか〈邪魔者そこどきなGo my way〉って歌詞だったり、例え圧力や批判があっても俺らは盛り上がっていく、絶対に負けないという決意の硬さが表現できたと思います」
トラックからはどんなイメージを抱き、パフォーマンスを考えていったのでしょうか?
LIKIYA「凄くストレートなHIP HOPだったので、細かく振りをつけるというよりは、100度の気持ちをストレートに出せるパフォーマンスにしたいと考えました。ラップ・パートにはDr.DREや2PACみたいなウェッサイな音ががっつり入っているので、C-WALKとかそういうステップを使ったり、カルチャーも大事に振りを考えました」
レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
RIKU「サウンドはHIP HOPなんですけど、フロウはR&Bのテイストも入っていたので、タイトルやリリックのメッセージである熱量を込めつつも、日本語の一文字の中にグルーブを入れることを意識しました」
吉野北人「今まで何曲もレコーディングを経験してきて、自分の声質がわかってきたところもあるんですけど、今回は自分の声に妥協せずにストレートに自信を持って歌うことを意識しました。仮歌を入れてくださったJAY’EDさんのニュアンスを取り入れて前作とは違った男らしい自分も意識してレコーディングしました」
「100degrees」のMVで意識したこと、映像の世界観について聞かせてください。
LIKIYA「二宮監督に撮っていただきました。EXILE THE SECONDさんの「WILD WILD WILD」のMVに自分たちも参加させていただいたこともあって、二宮監督はかっこいい映像を優先してくださる方だなっていう印象を持っていました。なので、シンプルに自分たちのパッションを全開に出したら、それを吸収してくださるだろうなと思っていました。熱量感が全体的に強く出たMVに仕上がったと思います。あと、これは山本彰吾のアイディアだったんですけど、ヴォーカルがマイクを持ってリップするっていうシーンが凄くハマりました。生感というか、自分たちのHIP HOPらしさを強く出せたと思います」
カップリング曲の「DREAM YELL」は、どのようなイメージをもって制作に入ったのでしょうか?
LIKIYA「この曲は夢を抱く人に向けた応援ソングなんですけど、高校生とか大学生とか僕よりも若い世代に響く楽曲なのかなと思います。樹と慎が「DREAM YELL」の振りを考えている最中なんですけど、若い世代の彼らが作るパフォーマンスも楽しみにしていただきたいです」
歌詞の世界観について解説をお願いします。
川村壱馬「応援ソングということで、聴いてくれる方を後押しできる曲です。みなさんの後ろから支えるようなテンションでもあるんですけど、前から引っ張ったり横で寄り添う感じもあって、全方位から支えるザ・応援ソングだと思います。歌の表現として難しい部分はあったんですけど、何かに踏み出す時の力になれる楽曲になればと思っています」
RIKU「タイトル通り、夢を追っている人にエールを届ける楽曲です。新しいことを始めようとされている方に、特に寄り添えるメッセージになっていると思います」
吉野北人「思うようにいかない時、辛い時に聴いたら、少しでも前向きになれる楽曲なのかなと思います」
パフォーマーの陣さんは、この曲の歌詞をどう捉えていますか?
陣「サビの最後の〈第一歩目のSTEP〉という歌詞は、この曲が伝えたいメッセージなのかなって思います。きっと最初の一歩目を踏み出せるか出せないかで、目標への近づき方が大きく変わってくると思うんです。自分たちもダンスや歌でこの世界に入ることを決意した瞬間は、相当な覚悟がありました。今、そういう葛藤がある方の最初の一歩目をサポートするこの曲を、〈第一歩目のSTEP〉という歌詞が象徴していると思います」
さっき壱馬さんが「歌の表現として難しい部分があった」と発言していましたが、どの辺が難しかったのでしょうか?
川村壱馬「トラックもメロディも歌詞もさわやかな楽曲に仕上がっているので、自分が思い描いているTHE RAMPAGE像となかなか一致しない部分もあったんです。なので、時間をかけて納得いくまでレコーディングしました。歌はワンテイクごとに想いを乗せないと意味がないので、納得いくまでやりきったことで、自分にもこういう曲が表現できることを知られたのは大きかったと思います。かなり勉強させていただいた楽曲でした」
RIKUさんと北人さんは、レコーディングではどんなことを意識しましたか?
RIKU「おしゃれにアプローチすることを意識しました。「DREAM YELL」はキーが自分の声にハマッている印象があったのと、今までのEXILE TRIBEにはない表現ができる曲だなと思って、シンプルに自分が応援される側の気持ちになってレコーディングに臨みました」
吉野北人「さわやかな楽曲ではあるんですけど、THE RAMPAGEらしさも残しながら歌わせていただきました」
同じくカップリング曲の「Can’t Say Goodbye」は、どのようなイメージで制作したのでしょうか?
陣「トロピカルなサウンド・アプローチなので、ツアーをイメージしてもTHE RAMPAGEの幅が広がったと思います。〈忘れられないよ 忘れたくないよ〉なんていう、普段言えないことも楽曲だから伝えられたと思います(笑)。僕らも常に睨みをきかせているわけではないので(笑)、こういう楽曲も制作できてよかったです」
川村壱馬「切ない歌詞ですよね。トロピカルハウス調のトラックとのギャップが、さらに切なさを助長していると思います。あと、歌詞は様々な解釈ができると思っています。恋人をふったのかふられた側なのか、または恋ではなく何かの後悔にも例えて聴ける曲でもあるのかなって思います。聴く人によって多様な捉え方ができる曲だと思います」
レコーディングの際に意識したこと、新たな挑戦になったことがあれば教えてください。
吉野北人「バラードなので、息の入れ方で切なく聞こえるようなテクニックに挑戦してみたり、グルーブを大事にしながら歌いました」
これまで継続収録してきたダンス・トラックを今作で収録しなかったのには、何か理由はあったのでしょうか?
陣「ダンス・トラックはデビュー・シングルから3部作での位置づけだったので、ひとまず「RAMPAGE ALL DAY」で完結という形になります。3部作でバトル、クルー感、個々の個性という3つの表現ができたのは本当にありがたかったと思います」
いよいよ12月からは初の全国ホール・ツアー『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』がスタートします。念願のツアーだと思いますが、今どんな想いですか?
LIKIYA「単独ツアーは僕たちが活動を始める前からずっと思い描いてきた夢でもあったので、凄く嬉しいですし、やっとここまで辿り着けたという想いもあります。ここまで辿り着けたのは、様々な方のサポートがあったおかげだと感じています。ツアーに100度の熱を注げるように、全身全霊をかけたいと思います。決してここがゴールではありません。みなさんの期待に応えて、EXILE TRIBEに新しい風を吹かせていけるような、未来につながるツアーにしたいと思っています」
これまでのTHE RAMPAGEの軌跡を踏まえた上で、初の全国ホール・ツアーへの意気込みを聞かせてください。
川村壱馬「やってやろうって気持ちですね。「100degrees」のメッセージと同じくらい強い気持ちでツアーに臨みたいと思っています。結成から僕らを支えてくださっている方への恩返しの気持ちもありますし、絶対に楽しんでいただけるツアーにしたいです」
デビューから全国ホール・ツアーへと至った2017年ですが、今みなさんが抱く夢を最後に聞かせてください。
RIKU「今はもっともっとたくさんの方々に僕らを知っていただくために、目の前のことを全力でがんばっていくことで結果的にグループが大きくなり、THE RAMPAGEという場所が夢を叶える場所になるんだと思います。もっともっと成長していけるように、ハングリーにストイックに目の前にあることをがんばっていくことが、いい未来につながると思っています」
interview:NOBUHIKO MABUCHI
CD情報
2017年11月8日(水)発売
ツアー情報
THE RAMPAGE初の単独全国ホール・ツアーが決定!
『THE RAMPAGE LIVE TOUR 2017-2018 “GO ON THE RAMPAGE”』
2017年12月1日(金)兵庫・神戸国際会館
2017年12月2日(土)愛媛・松山市民会館
2017年12月8日(金)静岡・静岡市民文化会館 大ホール
2017年12月18日(月)東京・人見記念講堂
2017年12月23日(土)福岡・福岡サンパレス
2018年1月12日(金)愛知・名古屋国際会議場センチュリーホール
2018年1月13日(土)広島・広島文化学園HBGホール
2018年1月15日(月) &16日(火)大阪・オリックス劇場
2018年1月20日(土)宮城・仙台サンプラザホール
2018年2月4日(日)新潟・新潟県民会館
【公式HP】http://the-rampage.jp/