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ひとりでも大勢でも楽しめる県内プチリゾートのススメ!

仕事や家事、育児に人間関係…。日々働く女性のみなさんお疲れ様です。…あれ、お疲れですよね?
お疲れですよね? ね? ※「うん」と言うまでこの問いかけループするよ

そこで今回は、中心街の喧騒を離れて日々の疲れを癒す、素敵なレジャーを提案したいと思います。かといって本格的な旅となるとまた面倒ですよね。暑いし。夏だし。もっとカジュアルに、非日常を味わうことはできないものか…。

できます。こちらの地図をご覧下さい。
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実は県内にも本土からちょっと離れた『離島』がいくつか存在するんです。八景島以外は全て有人島。海や大地の豊かな自然の恵み、そこに暮らす人々とのふれあい…リフレッシュするにはピッタリだと思いませんか。

まぁ、こちらにも文字制限とかライターのやる気といった大人の事情(←おい)があるため、全ての島を紹介するのはちょっと無理。絞りに絞って。
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『大島』『網地島』『桂島』の3島を紹介させていただきます。
あの震災で特に深い痛手をこうむっても諦めなかった離島の人々のアツい復興パワー。インフラもほぼ復旧した今、その元気をちょっといただきに行っちゃいましょう!
船から眺める穏やかな景色
船から眺める穏やかな景色 / e_haya

三陸に浮かぶ「緑の真珠」━━━『大島』(気仙沼市)

大島には、学生の時に、サークルの合宿で行ったことがあるんですよ。もう20年以上も前の話ですが。立ち寄った駄菓子屋でガムを買ったら、賞味期限が7年前だったなんてよくあるある…無ぇよ。あのお店、今でもあるのかなぁ(遠い目)。

気仙沼港からカーフェリー(要予約)で約30分、浦の浜港近辺には土産物屋や飲食店などの施設が充実していて賑やかです。観光地としても認識されているため、観光客もちらほら。
oshima_kameyama大島最高峰の『亀山』(235m)から見下ろすと、リアス式海岸と緑豊かな島を一望することができます。

大島出身の詩人・水上不二(1904-1965年)はその美しさを【緑の真珠】とうたったのだとか。

高いところから島全体を見渡すと、何か気分は一国の王か殿様って感じになるよね、私はなる。

 

 

oshima02砂を踏みしめると「キュッ、キュッ」と鳴くことから、キュッ=9×2=18というとんちで名付けられた『十八鳴浜』。読み方は「くぐなりはま」…初見じゃ絶対読めねぇよ。

この、踏むと音が鳴る「鳴き砂」はとっても珍しいもので、当然国の天然記念物。しかも、日本で最初に認定された鳴き砂浜なんですよ。すごいぞ十八鳴浜!でもやっぱり、読み仮名がないと読めないぞ、くぐなりはま!!
oshima_kyanp大勢で行くなら断然キャンプ! テントを組み立ててみんなで自炊する時の高揚感、星空の下で飲む酒の旨さといったら…。ただ、カレーにパイナップル入れるのヤメテ絶対(上記合宿のことを思い出したらしい)

ただ、夏の夜といえば蚊とか蛾とか、大自然だけに虫たちも元気ハツラツなので、そういうのが苦手なのであればキャンプエリアを道なりに少し登った先の休暇村本館へ。ちなみにキャンプ場もこちらの管理下にあり、予約さえすればテントや炊事道具等のレンタルも可能なので、手ぶらでも大丈夫です。

参考:休暇村気仙沼大島公式サイト

 

「阿部さん」と声をかければ半数が振り向く?━━━『網地島』(石巻市)

ありのままの雄大な自然がそのまま残る『網地島』(あじしま)は、人口400人にも満たない卵型の島。北と南で網地浜地区と長渡浜地区に別れて暮らしているようです。あの震災で、一番震源地に近くありながら島民には怪我人すらナシ。密かに【奇跡の島】との呼び声が高まっています。
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絶対に見逃せないのが『網地白浜海水浴場』の白い砂と透明度の高い海水。アップでご覧下さい。
shirahamakaisuiyokujo2ホントにここは県内なのだろうかと思えるほど、南国ムードが高まります。

近年【猫の島】としてブレイクした『田代島』の隣に位置する網地島ですが、実はこちらもちょっとした【猫の島】。田代島から泳いできたのでしょうか…そんなバカな。

あと島民の半分くらいが【阿部姓】なのも特徴です。仮に【あべさん】と一緒に行って、呼びかけようものならみんな振り向きます。面白いのでやってみてくだ…いや、迷惑なのでやめましょう。

seikouudoku特産品は生ウニやアワビなどの海山物。海鮮好きにはたまりませんね。ちらほらながら宿泊施設がある中、オススメしたいのは『晴耕雨読』(せいこううどく)というペンション。

木造りの優しい外観と近海で捕れたての海の幸、そして自家製ベーコンが好評。レンタサイクルのサービス(有料)もあるので、ここを拠点に島を一回りしてみることをおすすめします。

『ペンション晴耕雨読』のホームページ

 

 

 

 

 

 

マリンスポーツが盛んな浦戸諸島の玄関口━━━『桂島』(塩釜市)

塩釜市の『マリンゲート塩釜』から定期便で20分強で着く、本土から最も近い離島『桂島』(かつらじま)。栄養豊富な松島湾で育まれた、海苔や牡蠣の味が良いことで有名です。

kaisuiyokujo_hamanasu桂島桟橋から5分ほど歩けば、浦戸諸島最大の海水浴場『桂島海水浴場』に到着(毎年7月中旬~8月中旬まで営業)。

期間中は監視員が常駐し海の家が開設され、とても賑わうそうです。

また、予約をすればマリンスポーツや地引網体験も可能。
その周辺にはクロマツの大木群や、ハマナス、ハマヒルガオの花も見どころです。

 

wb海岸をちょっと登ったところにある『ペンション・スターボード』では、水上スキーやウェイクボードの用意もしてくれるので、用意は水着だけでOK。

また、島内には食堂がないため、こういった宿泊施設で食事だけ楽しむこともできます(もちろん要予約)。

 

 

 

 

 

ainamedonひとしきり遊んだら、やはり食事は地場産の海の恵みを。

お目当ては『復興!あいなめ丼』(1800円/税込)。松島湾で捕れたアイナメの刺身となめろう(たたき)の相盛り、その中心に磯の香りが溢れる海苔の花を咲かせた一品です。

アイナメの歯応えが堪らない…もぎゅもぎゅ…「ありがとう松島」と感謝せずにはいられない美味しさ!

ただし、こちらも食材確保のため、2名以上で3日前まで要予約の品なのでご注意下さい。
s_boad_motorboat桂島は本土からも近く、気軽に行って遊んで、また戻るというのもお手軽でいいけれど、時間ごとに景色が変わる「島じかん」を楽しむなら、やはり宿泊込みでの計画がオススメです。

『ペンション・スターボード』のホームページ

 

 

 

まとめ:全力で楽しむための下準備もまた全力でするべし!

以上、3島ほど紹介させていただきましたが、その中に何度「予約」の文字があったか覚えていますか? 私は忘れました(というか数えて書いていない)。有人島とはいえ設備の充実度は実に多様で、中にはホントに「人が住んでいるだけ」の島もあります。

網地島なんて船降りたらもう何もなくて、すぐ傍にのびている県道(しかも一本道)すら見失うくらい愕然とするよ!

常に傍で必要な施設が利用できるコンビニ生活に慣れてしまった私たちには、島の生活は不便に思えるかもしれません。だからこその「予約」の大切さ。不便を快適に変え、美しい思い出を作るために必要不可欠なのが「予約」という作業なのです。
そもそも、「離島で非日常を味わってリフレッシュ」というのが今回のコンセプトだったはずなので、最悪、自販機すらないと思って(一部本当にありません)、下調べと予約は完璧にすることをおすすめします。

【時期】【人数】【アクセス】【目的】【予算】【必ずこちらで用意する物】など、快適なやりとりをするためにあらかじめまとめておくのがポイント。以下、島ごとの問合せ先を一覧にして締めくくりたいと思います(記事中のリンクも再掲)。

それでは良い旅を!

 

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20~30代前半までの“女の花道最盛期”をV系バンドの追っかけと二次元コスプレで盛大に潰し、30代後半から今に至るまではクイズゲームに煮える、女子力マイナスの干物系主婦ニート。好きな言葉は「愛などいらぬ!」
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