【育児実録コラム】背中で語る男~オムツ替えはてんやわんや~
男は自ら多くを語らない。その生き様や人生哲学は、背中で語るものである。うちの息子だって然り。生後1ヶ月にして、すでにその熱い思いを背中に込めて、母である私に訴えかける。
…うんちを漏らしました、と。
新生児にはよくあることらしいのだが、それにしたって息子は本当によく漏らす。いったいどうやったらここまで広範囲に達してしまうのかと不思議に思うほど、すごい量が背中にくっ付いている。息子よ、いくらなんでもこりゃ語りすぎだ。
オムツのサイズが合わないのかと疑ったが、確認すればまだまだ新生児用でいけるじゃないか。じゃあなぜだ?オムツの履き方がゆるいのかな?とも思ったが、そんなこともない。おそらくは足をバタバタさせて自分でオムツをずらしてしまうのだろう。その証拠に、息子はたまに自分でオムツを引っぺがす。足を使って器用に蹴り出し、気づけばポロリなんてことも…。
息子を抱きかかえたときに、ちゃんとオムツをしているからと言って安心してはいけない。背中をポンポンと叩いてみたら…ん?なんだか湿ってるぞ??よくよく見ると、そこにはまーるく茶色いシミが!!!!ってな具合。脇から漏れておひざに投下されたこともあったな。今のところ息子はすでに5回、背中で語っている。授乳後と授乳中が主だが、1度だけ起床後すぐに発覚したこともあった。いずれにせよ、その行為はゲリラ的なので、こちらがどう身構えても防ぎようがない。こればっかりはときの運だ、ウンだけに…。
子どもにとって、生きることは力むこと!全身のあり余るエネルギーを集中させて、全力で放出する。男の子なんてとりわけその勢いが強い。だからあらぬところまで行ってしまうんだね(汗)こうなると私を含め、実家の家族もてんやわんや状態。息子を着替えさせ、お風呂に入れて、汚れた衣類のお洗濯。最初のころはとくに、肩で息をするような長い道のりに感じた。
息子ってば、せめて小出しにしてくれたらいいものを、手間を惜しんでいるのか半日分くらいを一気に出すもんだから、1回分の量が尋常じゃないのだ。こりゃ1つのオムツじゃキャパオーバーだよ!とツッコみたくなるくらいの量。当然オムツは臭う臭う。その臭さはマメにゴミだししないと公害になり得る。ちなみに仙台市は家庭ごみの袋に入れるようで、出産後に申請すれば無料で50枚もらえるからありがたい!山形は透明なビニル袋(各自用意)に入れて出せばよいみたい。地域によって処理の仕方は違うようだ。
日を追うごとに、息子はますますエネルギッシュになっていく。手足バタバタ、ミルクもごくごく。その成長ぶりに目を細めながらも、内心、いつまた背中にやられるかと冷や冷やする毎日である。