どうして好きになったり、嫌いになったりするのか。どうして男女で考え方が違うのか。一目惚れって何か、恋に落ちるってどういうことか。
これらは、現代も未だ解き明かせない謎です。もし、これらが解き明かされれば、きっと失恋して泣く人はぐんと減るのでしょうし、絶対に離婚しない理想的な結婚を実現することができるでしょう。
では、現時点でわかっている脳科学上の客観的なデータは、恋愛についてどのように示しているのでしょうか。
なお、こちらのサイト(http://mote7.com/love-brain-science.html)を参考にさせていただきました。データに関しては、こちらのサイトをご参照ください。
1、女よりも男の方が恋愛対象は広い?
「平均一目惚れ率は、女性が0.05%、男性が1.2%」これは早稲田大学の森川友義教授の研究結果です。
男性の方が、女性の24倍一目惚れしやすい。これはつまり、女性のストライクゾーンより、男性のストライクゾーンの方が24倍広い、ということ。
これは、確かに男性は“浮気しやすい”という難点がありますが、一方で、女性から好きになった場合、男性側に受け入れてもらいやすい、という意味にも取れます。
逆に考えると、男性から女性を好きになった場合、告白しても失恋する確率が高い。女性から男性を好きになることは両思いになる確率も高い、と言えるでしょう。
合コンも街コンも、男性のストライクゾーンは女性の24倍、と考えると、どんどん女性からアプローチをかけていった方が成功率が高まりそうですね。
2、「好き」になる理由
好きになる、というとき、ある程度の基準はありますが、「なぜ好きになるのか」のメカニズムは、科学的には解明されていません。
好きや嫌い、という感情を司るのは、大脳皮質。沸き起こった感情に、後から理由付けするのが、新大脳皮質です。
つまり、最初に「なんかわかんないけど好き!」というのが来て、後から「かっこいいから、お金持ちだから」というのが理由になるのです。
好き・嫌いは、本人がコントロールできる領域の問題ではないため、「あの人を好きになろう、嫌いになろう」と思ってからできるものではありません。
「あれ?なんか好きかも」という感覚が芽生えたら、その感覚は「頭で考えて、自分で作った感情」ではないため、大事にした方がいいかもしれません。
3、女性の皮膚は男性より敏感!
女性の肌の方が柔らかくてぷにぷにしている、男性の方が皮膚が強い感じがする。これはあながち気のせいではないようです。
肌に刺激を受けたときの、それを感知する脳の血液量は、女性が男性のおよそ10倍なのだそうです。
うーん、なんかそれって意味深。女性の方が触れ合いによってたくさん“感じる”ことができる。これって、もしかしたらお得なことかもしれません。
男性のわからない味がわかる、食感がわかる、セックスでも男性には得られない快感を得られる…とするならば、折角の感覚を使わないわけにはいきませんよね。
もしかしたら、恋愛によって「楽しさ」や「快感」「心地よさ」を感じることができるのは、男性よりも女性なのかもしれません。