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ゲス不倫騒動から私たちが学んだ“女性としての恋愛とイメージ戦略”について

最近の“ゲス不倫騒動”と言えば、言わずもがなですが、あの騒動は「芸能界だからマズかった」のかと言えば、そういうことでもありません。

そうです、私たちだって“他人事”と言って済まされないのです。以前、私も仙台市内でお仕事をしていたときに、一見清純そうな女性が、職場内の妻子持ち上司とデキてて、職場内がギスギスしていた時期がありました。

恋愛は勝手です。好きな人同士がどうぞお好きにやってください、って感じですが、それが周囲に全くの無関係か、と言えばそうではありません。

今回の〇ッキーと〇谷さんに関する報道から、私たちが学ばなければならないことは多いようです。

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1、不倫をすると周囲の反応は?

まず、“不倫が犯罪か”というと、そんなことはありません。現に今回だって、〇ッキー擁護派の人たちは、「相手の男が悪いんだ!」と思っています。

〇ッキーに対して怒りを覚えている人の大半は、既婚女性ではないでしょうか。「自分の旦那が、こんなふうにねとられたらたまらない!」という感じです。

浮気をすると、相手方の女性が「泥棒猫!」とか言われるみたいに、“結婚すると、男は妻の所有物になる”という感覚は根強く、不倫をすると、既婚男性側ではなく“寝取った女性が悪い”とされてしまうことも多いのです。

つまり、今回の騒動しかり、不倫をしたことがまるで犯罪行為のように批難され“女が悪い”とされる可能性は高く、既婚男性と付き合うことは、女性にとって不利なのです。

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2、イメージ戦略で負ける?

また、世の中には“かわいい顔して大人しいタイプほど…”というように、確かに若くてきれいで大人しい感じの子ほど不倫してる確率が高いな、と思います。

〇ッキーが失敗した点は、“元気で明るくて男性には縁がない感じ”のイメージで売っていたのに、突然報道された交際相手が既婚男性であったこと。

きっと、なんにもない普通の独身男性と交際していて、そのまま破局したって、とくに何も言われなかったはずですが、相手が既婚者である、というだけでイメージがガタ落ち。

これは我々が生活している一般社会でも同じで、いくら成績がよく、真面目で気が利いて、品行方正な女性であっても、“不倫”の二文字だけで、“淫乱な女”だとか、“モラルの欠如した女”みたいに見られることはよくあります。

大衆は、その人個人を見てはくれません。あくまで、その人をイメージでしか見てくれないのです。

とくに女性は男性と違って「仕事さえできればそれでいい」というわけにはいきませんから、イメージが大事です。

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3、それでも恋愛はしたい!

これは当然のことですが、女性には自由に恋愛する権利があります。誰にどう言われようと、好きになるのは自由ですし、付き合ってもいいのです。

ただし、社会の中で生きていく…ということは、仕事もしなければなりませんし、友達関係も大事です。

日頃から、自分をどんなキャラクターで売り込んでいるのか。キャラクターを売り込むということは、相手からイメージを期待されることです。

その期待に応えることが人気となりますし、かと言って期待に応えてばかりいては自分の人生を充足させることができません。

〇ッキーが今回、謝罪しなければならなかったのは、不倫してしまったことに、ではなく「周囲の期待に応えられなかったこと」に関してだったのだと思います。

女性も働く時代になり、イメージ戦略しつつも恋愛も結婚もしなければ!と忙しい毎日ですが、もし揉め事が起きてしまったら、仙台弁護士会(http://senben.org/kensaku/sys/)でお近くの法律事務所を探して、相談してみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
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