仙台でも定期的に婚活パーティー(https://www.partyparty.jp/sendai/)は開催されています。もちろん、男女ともに“参加する”ということは「結婚したい」と思っているからです。
しかし、「心から結婚したい!」と思っているのか、それとも「独身が恥ずかしいから」という理由で婚活しているのか、または「単純に将来への不安から」結婚を希望しているのか。
目的が異なれば、アプローチの仕方も異なります。一口に「婚活」とは言っても、いくら頑張っても成果が出ないのはそのためです。
そこで、今回は結婚と将来の生活について、20年後の自分の視点から考えてみましょう。
1、20年後の自分
現在40歳の人は、20年後、60歳になっているわけですが、その頃になるともう子供を持つのは無理ですし、バリバリ働くのも無理です。
家族に囲まれて過ごしているか、または、ひとり悠々自適な生活をしているか。親の介護の問題なども出てきます。
結婚しているか、独身でいるか。この二択に「どちらが幸せか」という明確なものはありません。
結婚したって、後に「結婚しなきゃよかった!」と思うかもしれません。または、独身でいれば寂しくて「結婚しておくんだった」と思うかもしれません。
どちらの選択をするにしても、「結婚したかったのにできなかった」「本当は独身のままがよかった」ということのないように、後悔しない選択をしなければなりません。
そのためには、今持っている「結婚しないと恥ずかしい」とか「本当は今の生活が一番充実しているけど、とりあえず婚活」みたいな気持ちがあるのなら、考え直さなければなりません。
2、お金のための結婚
自分の給料じゃたかがしれてるし、安定した収入の人と結婚できればいいや、と思っている人もいるかもしれません。
その考え自体に何か問題がある、というわけではありません。しかし、いざ結婚すると、夫の両親の介護問題や、安定した収入が得られなくなるなど、予期せぬことが起こります。
お金のために結婚したはずが「こんなはずじゃなかった!」ということは十分有り得るのです。現に、私の親世代(60代)は、専業主婦だった人が生活のためにパートにでなければならなくなった人が多いです。
その結婚がお金のためであった場合、子育て、夫や自分の親の介護、家事、さらにパート労働、という生活状況に、耐えられず離婚する人も多いのが現実です。
3、独身者と独身者が一緒に生活するスタイル
今後増えていきそうなのが、「結婚はするけれどもお互い自立した生活をする」という新しいスタイルかもしれません。
一緒に住んではいるけれども、財布は完全に別、家賃は折半。自分で稼いで自分で生活し、困ったときだけ頼る、というもの。
自分の親の面倒は自分で見なければならないため、「嫁は家政婦」という考えはなくなります。また、「専業主婦になって楽しよう」ということもできなくなります。
収入を夫に頼りきってしまう、家事をすべて妻がやってしまう、という偏り型の夫婦ではなく、バランス型の夫婦が今後増えていくでしょう。
結婚するにしても、独身のままでいるにしても、相手に期待すればするほど、反動が大きくなります。今から婚活をする人は、そのことも考えながら実践していくことで、より目的に叶った結婚を実現できるでしょう。