内側から美しくなりたい!…と言って、サプリメントばかり摂取したってダメです!やっぱ恋しなくちゃ。でも、恋とかしてる場合じゃないし、いい男いないし。
ということで、そんなときはやっぱり恋愛漫画をガンガン読んで行こうぜ!ってことで、おすすめの恋愛漫画を独断と偏見でおすすめしていく企画!年末年始の夜長に、お酒を飲みながらどうぞ!
【5、ストロベリーショートケイクス】
魚喃キリコ作『ストロベリーショートケイクス』。映画化もされた作品ですが、読んでいて心がぎゅっと強く握られるような作品。こんな経験、女性なら身に覚えがあるのではないでしょうか。
誰もがハッピーエンドになれるわけじゃない。むしろ、ハッピーエンドを経験できない女性の方が圧倒的に多い世の中で、自分を大切にできない女性たちと、自分本位な男たち。
幸せって定義が何かわかりませんが、自分を見失って空っぽになったとき、痛いくらいに性に執着する登場人物たちを、他人とは思えません。
〇この恋は本当に恋か?
時々人は、寂しくなると、目の前の異性に対する感情を恋だと勘違いすることがあります。本当はただすがりたいだけなのに「これは恋だ」と思い込もうとするのです。
『ストロベリーショートケイクス』はそんな女性たちの話が短編集になっていて、様々な女性がそれぞれの立場で傷ついています。
自分を大切にしてくれなくてもいい、私が好きだからそれでいい。そうやって納得しようとしますが、きっとそれを読んでいる我々が「そうじゃないよ!」と助言したくなってしまう。
でも、そんな助言はそのまま今の自分に帰ってくるセリフなのではないでしょうか。正しい恋愛とか、幸せな恋愛とは形が違いますが、現実の恋愛というのは、この本に描かれていることなのかもしれません。
〇不幸と決別するために
来年こそいい年にするぞ!と思ったときに、この漫画を読んでおくと、「もっと自分を大事にしなきゃダメだな」と思います。作中の彼女たちも、きっとどこかで気がついて不幸と決別したんだと思います(というか思いたい)。
思いやりのない男と付き合っちゃダメ!振り向いてくればくても体だけなら…ってのもダメ!あとで後悔すると思うよ!虚しくなるよ!という教訓にするために、是非ご一読いただきたい作品です。
(つづく)