私も室内にいると、頭だけが熱くなってボーっとしてしまって、手足が氷のように冷たいので、どうしたらいいのかわからず、これ自体がストレスになることがあります。このような“冷えのぼせ”の症状に悩んでいる女性は多いようです。

冷えのぼせは、そもそも体が冷える、血行不良などが原因で起こる症状なのですが、間違った対応をすると悪化する可能性があります。今回は、冷えのぼせを感じたら、絶対にやってはいけない３つのことをご紹介します。

【１、長時間の入浴】

半身浴などで、長時間入浴したい人もいると思いますが、冷えのぼせの人は、体が温まる前にのぼせを感じたり、めまいを感じる、ということがあります。

手足は冷たいので、体の芯から温めるために長時間入浴したいと思われるかもしれませんが、頭部の方は必要以上に温まってしまっている状態なので、無理せず短時間の入浴にしておきましょう。

【２、首や肩を冷やす】

首や肩には大きな血管が通っています。ついうっかり、のぼせが酷いと首を冷やす人がいますが、冷えた血液が全身にめぐると、余計に体が冷えてしまいます。頭がのぼせて手足が冷えるということは、体が冷えているということなので、逆効果です。

首の後ろや肩は温めたほうが良いですし、寒い季節は冷えないように保護することも大事です。寝ている間も、できることなら肩口から冷気が入らないように工夫しましょう。

【３、首の詰まった洋服を着る】

首や肩は温めたほうがいいのですが、タートルネックなどのセーターを着るのはよくありません。というのも、首全体を覆ってしまうと、のぼせが進行するからです。

首や肩を温める、という意味でタートルネックなどの洋服はいいのですが、暖かい部屋や寒い屋外などで、付けたり外したり、という調節ができないのが難点です（暑くなったら脱ぐ、というのは良いが、のぼせてしまってからでは遅い）。

理想は、「首の後ろと肩だけ温めて、のどの部分は覆わない」という感じ。また、全身が温まってきたときや、のぼせを感じたら、着ている服で調整しましょう。

参考サイト：冷えのぼせの原因と対策（ピップ）http://www.pip-club.com/enjoy/hienobose/improve.html