なんとなく初詣行ってたけど、作法なんて全然知らない!という方、いるんじゃないでしょうか。雰囲気だけ初詣っぽく参拝してみたところで、「今年一年いいことありますように」は、神様に届いていないかもしれません。
前回に引き続き、初詣前に知っておきたい“お参りの作法”についてご紹介していきたいと思います。
【6、さあ参拝しよう】
さて、手水舎で清め、お賽銭を用意できたら、今度は参拝です。いざ自分の順番になり、慌てて手を叩いて、鐘を鳴らして、お賽銭を投げ入れたら終了!…ってことには、なっていませんか?
〇主な参拝の手順
初詣なので、たくさん人が並んでいます。さあ、自分の順番がきました。では、以下の手順に従って参拝してみましょう。
1、一礼します。
2、鈴を鳴らします。
3、お賽銭を入れます。
4、「二礼二拍手一礼」が基本ですが、神社によって方法が異なることがあります。2度おじぎをして、2回手を叩き、最後に1度おじぎします。この間にお願い事をしましょう。
5、参拝を終えたら、鳥居を出るときに再度一礼しましょう。
なお、このときに二拍手するのは、神様を呼び出すためではなくて、「私は何も持っていません!」ということを証明するためだそうです。
〇初詣はいつまで行けばいいの?
うっかりしてたらお正月が終わっちゃった!とか、1/3を過ぎたからもう初詣じゃない!と思っている人もいるようですが、初詣とはそもそも、新年を迎えてから「初めて行った参拝」を指すので、お正月の期間内でなくても大丈夫です。
通常1/7までがお正月期間とされているので、この期間内で参拝するのが、昨年の感謝を述べるという意味ではベストですが、タイミングを逃したからと言って慌てる必要はありません。
また、昨年いただいたお守りなどをお焚き上げする式典が、各神社で行われていると思いますが、これに合わせて参拝する人もいます。
あくまで初詣も通常の参拝も「気持ちが大事」です。この時期忙しくて行けないのであれば、春に行ってもいいでしょうし、神様に感謝するという意味では、参拝できなくても感謝することはできます。
次回は最終回、おみくじについてです!(つづく)