寒い季節、手足が冷えるのが辛いですよね。とくに、冷え性の人には厳しい季節が到来しました。温かい国に移住することを夢見ながら、私も毎日過ごしているのですが、もっと辛いことにここ最近、「手足が冷えるのに顔だけ熱い」という症状に悩まされています。
これを「ちょっと早いけど、更年期障害じゃない?」と言う人もいるのですが、実はそうではなかったようなのです。今回は、そんな「顔面が火照って辛い!」という不快な症状を軽減する解消法を調べてみました。
【冷えのぼせの“ほてり”】
冷えのぼせとは、脳が「体が冷えているから温めよう!」と働き、手足ではなく上半身(とくに頭部)へ熱を送ることから起こる不快な症状です。この症状が起こると「私も更年期かな」と思う人も少なくないでしょうし。また実際に更年期の人にも起こる症状です。
頭ばかりが熱くなるので、仕事に集中できなかったり、めまいや頭痛が起こったりと、かなり深刻な症状が出る人もいます。「風邪かな」と思って熱を測っても平熱なのは、頭部だけが熱くなっているからです。
よく「顔が火照る」といいますが、この“ほてり”は、交感神経が優位な状態、つまり「緊張状態」のときの起こることが多く、リラックス時、就寝時にも起こるということは自律神経が乱れている可能性があります。顔のほてりの原因(http://genki-go.com/symptom/08.html)
【今すぐできる!冷えのぼせ解消法】
根本的に治療するためには、生活の改善をする必要がありますが、ここでは今できる「冷えのぼせの解消法」をご紹介します。
〇首の後ろを温める…首の後ろには、大きな血管が通っているので、それを温めることにより全身を温めることができます。また、普段から冷やさないようにするのも効果的です。ただし、タートルネックなどの首周りを覆うものはおすすめしません。
〇足首を温める…知らずに足首を冷やしている人が多いのですが、足首が冷えると下半身の冷えに繋がります。ここにも大事な血管が通っていますから、レッグウォーマーなどを使って冷えない工夫をしましょう。
〇就寝前に腹式呼吸タイムを作る…冷えのぼせの人は、交感神経と副交感神経の、切り替えのスイッチがうまくいかないことがあります。緊張とリラックスのスイッチが切り替わらないと、良い睡眠はとれません。就寝前に、目を閉じて意識して腹式呼吸を5分ほどしてみましょう。
〇着ているもので調節…実際、冷えのぼせの場合、体は冷えている状態です。冷たくなってしまった手足は、汗をかいているのではないでしょうか?ムレが冷えを促進させるので乾燥するように心がけ、温めましょう。また、上半身が熱い場合は、上着を脱ぐなどして調節しましょう。