何をしても痩せない!という人に限って、いろんなダイエット法を試しては途中で諦めているパターンかもしれません。何もせずに簡単に、いっぱい食べても太らないダイエットってないの?…ありません。
では、元から痩せている人が無意識のうちにやっている習慣の中に、ダイエットのコツが隠れていて、それを真似するだけで痩せるのなら…? ちょっと試してみたいですよね。
【2、気に入った服を着る】
これは、私の学校の先輩から聞いた話。先輩は、とても痩せていて、いつもぴったりした、体の線が見える服装を好んで着ていました。しかし、以前はぽっちゃり体型だったそう。
「今は痩せたけど、これは意識的に自分を引き締めるため。体というより、気持ちを。たるんだお腹は嫌だから、力を入れて歩くでしょう。背筋も伸びる。それがトレーニングなの」
つまり、人に見せるための服装、というよりも、自分で自分を見るために、ぴったりした服装をあえて着ている、ということ。
また、別の友人で、その人も痩せてきれいなのですが、「適当な服は着ない。似合う服を着ていると、鏡を見る回数が増える。鏡を見ると、自分の変化に敏感になるから、自分に厳しくなる」とのこと。
〇もっときれいになりたい
お腹のぶよぶよをなくしたい、と思って「毎日腹筋するぞ!」と思っても続かないのはなぜでしょうか。きっと、痩せる、ということが目的なのに、いつのまにか目的が分散するからではないでしょうか。
「毎日腹筋すること」が目的になれば、それが苦痛になればやめてしまいます。しかし、さきほどの女性たちの目標は「外見を維持する、さらにきれいになる」というものに集中しています。
鏡を見てポーズをとれば、どの角度から見た自分がきれいか、どの肉がなくなればもっときれいになるか、と理解できます。すると、日常生活で、自然と腹筋を使うような動作をしたり、エレベーターではなく階段を使うようになるでしょう。
姿勢をよくするだけでも痩せる、という話もあるので、自分で自分の緊張感を作り、そのルールの中で生きることで、自然と脂肪燃焼するのかもしれません。
人に見られているという緊張感、自分をよく見せたいという緊張感は、下手なトレーニングよりよほどダイエット効果がありそうな気がします。
(つづく)