太っていることを「体質だ」とか「遺伝だ」と諦めていませんか?確かに、体質だと思えばそれ以上どうしようもありませんし、家族みんな太っているのなら遺伝の可能性も高いでしょう。
ただ、やはり健康的にお肉がのっているのならまだしも、それ以上の蓄積する脂肪を手をこまねいて、ただ見ているだけというのはいけません。
今回から7回に分けて、「痩せているあの人が知らぬ間に繰り返している習慣」を知って、来るべき冬太りシーズンに備えましょう!
【1、ゆっくり食べる・よく噛む】
以前、勤めていた職場で、すごく痩せていてきれいな女性がいたのですが、本人に体型維持の秘密を聞いても「普通にしているだけ」と言います。
やっぱり遺伝なのか!…と思ったとき、その場にいた別の同僚が、「そういえば、〇ちゃんはご飯食べるとき、すごいゆっくりだよね。いっぱい噛んでるんでしょ?」と言います。
それには本人も同意で、「そういえば昔から食事が遅くて、ゆっくり噛んで食べるのが癖」と言いました。もしかしたら、それって痩せるヒントなのかも!
〇テレビを消して静かな食卓
仕事が忙しいとか、ゆっくり食べる時間がない、という理由で食事という行為そのものを蔑ろにしがちな我々。美味しいものでも、本当に「美味しい」と思って食べているか疑問です。
私も普段、忙しいので「5分で食事を終わらせる」ということもザラです。もはや、味なんか関係ありません。空腹が満たされればそれでいい。でも、これが体にいいわけがありません。
試しに、普段はぼーっと眺めているテレビを消して、静かに音楽をつけて、ゆっくり30分かけて食事しました。なんだか、味がいつもと違うかも。
おしゃれな音楽にすると、ちょっとしたレストランで食べているような気分。一口につき50回くらい咀嚼してみると、食事をしているだけなのに、ちょっと疲れる感覚もあります。
〇食事でカロリー消費する
実は、「食事をする」ということがすでに体にとっては運動のようなもの。胃腸が動いて、体が栄養分を摂取しようとしますから、カロリーも消費します。
美味しく、ゆっくり食事して、たくさん噛むことによって、消費カロリーが増えて、自然と体重が落ちる。これって、素晴らしいシステムだと思います。
早食い気味の人は、意識してゆっくり食事をするようにしたり、噛まないで飲み込むタイプの人は、しっかり噛むことを意識しましょう。そして、何より、「食事の時間」をしっかり確保して、食事に集中できる環境を整えることが大事です。
(つづく)