女性目線から見ると「意地が悪くて人を騙す最悪な女だな」って人、割と見かけるんですが、そういう女性でも、男性からの評判は良かったりします。なぜでしょうか。
男性も「外見ではなく中身を見て判断して~」とか言いますが、実際、男性は人間の中身を見ているのでしょうか。今回は、男性にとっての“性格がいい女”についてご紹介します。
【性格を見破れる人、見破れない人】
実はこれ、単純に「男女」で分けることができなくて、女性でも「あの人、いい人だよねー」と性悪女の正体に気づかない人がいます。
まあ、別に気がつかないのならそれはそれでいいのかな、とは思いますが、要は「男女の違い」というより「見破れる人と見破れない人がいる」って話なのだと思います。
その証拠に、私の知人の男性は「見破れる人」で、「ねえねえ、あの人さ、男には媚売ってるけど女性には嫌われてるんでしょ?」みたいな話をする人がいます。男性にも女性にも性格が悪い人っていますが、とくに女性は「異性に媚びる」という方法で印象操作している人が多いのかな、と感じます。
【多くの男は“見破れない”】
悲しい話なのですが、多くの男性はこの「性悪女」の正体を見破ることができません。なぜなら、自分が男性でいるうちは害がないから。もし知ってしまったとしても、知らないふりをしておけば、少なくとも自分は平和に暮らしていけます。女性同士の抗争にも目をつぶります。
いわゆる「事勿れ主義」ってやつですが、さわらぬ神に祟りなし。なかったことにして自分にリスクが降りかからないように生きている男性は多いです。
たとえば、100色鉛筆があったとしても全部の色の名前を知ってる人はあまりいません。ざっくり「赤、青、黄色…」などの名称に置き換えていくことによって、正体不明の中間色は、どこかの色に分類されることになりますが、男性はそれを「ざっくり一括りにする」能力に長けています。物事の単純化です。
人って複雑で、いろんな人がいるのですが、「A1」「A2」「B1」…などたくさんいる中でも、「ああ、ここにはAとBしかいないな」と単純化して考えてしまう傾向が強いようです。単純化されたものの中に、「性格が悪い」という要素を見つけることはできません。「自分にとって都合のいい人間か」「都合の悪い人間か」その二通りが存在するだけです。
【都合のいい人間がモテる】
上記を踏まえると、男性にとっての性格のいい女とは「少なくとも自分にとっては都合のいい女」と言い換えることができます。もちろん、すべての男性に該当するわけではありませんが、多くの男性の思考はこのようになっています。
どれだけ女同士で醜い争いをしていようが、陰で悪口を言っていようが、それを知ることなく、普段は笑顔で「お疲れ様ですー」「今日もかっこいいですねー」と言ってくれる女=性格のいい女、と判断するのはそういうことです。
ここから導き出す答えとしては、男性に「性格がいい女だ」と判断してもらうためには、男性にとって耳障りのいいセリフだけを使い、男性にとって都合の悪い言葉を封印し、男性の前でだけはにこにこして愛想よく振舞う女でいること、ということです。
これさえできれば、全体の8割くらいの男性を味方につけることができますが、残り2割の「まともな男性」を敵に回すことになります。あなたはどちらを選びますか?