人肌恋しいこの季節…気分だけでもリア充に…!ってことで、寒くなってきた今、見たいのは恋愛映画です。しかも、ちょっとクサイ芝居の邦画より、洋画の方がロマンチック!
ということで、前回に引き続き、独断と偏見で選んだおすすめの恋愛映画をご紹介。見たことがある人はもう一度、まだ見ていない人はチャレンジ! ひとり静かに浸りましょう。
【アーティスト】(2011年仏)
第84回アカデミー賞では5部門で受賞したことから、知っている人も多いのでは?現代なのにモノクロ、しかも無声映画、ということで話題になった映画です。
ジャン・デュジャルダン演じる、主人公のジョージは、サイレント映画の大スター。新人女優であるペピーと互いに惹かれあいます。しかし、時代の移り変わりと共に落ちぶれていくジョージ。反対に、スターへの階段を駆け上がっていくペピー。
ふたりの愛はどうなる?ジョージはこのままスターから転落してしまうのか?クラシックな雰囲気、定番の展開。シンプルにすることで浮かび上がってくる本物の愛。
何より、愛犬ジャック(英語版はアギー)の名演技が、なんとも可愛らしい!健気に主人を助ける演技…半分以上はこのわんちゃんの功績では?
YouTubeの予告編はこちら→(https://www.youtube.com/watch?v=3Bj4Njfx4l4)
〇こんな人におすすめ
この映画をおすすめしたいのは、「今の自分の恋愛や人間関係に疲れた人」です。なぜかというと、この映画はモノクロ無声映画なので、まるでタイムスリップしたかのような気分になります。
現代ドラマが嫌になったとき、時代劇をみるとちょっとホッとする…あんな感じ。現代、というのは私たちにとってリアルで生々しいものですが、懐かしい映像というのは、リアルから切り離されているので、見ていて落ち着くのです。
さらに、無声映画ならではのロマンチックな演出。声がない分、演技や音楽で表現していますから、シンプルに伝わってきて、難しく考える必要がありません。
人間関係に疲れている人は、“物事が上手に片付けられない人”ではなく、多くは“入ってくる情報を精査できなくなっている状態”であるだけです。
つまり、疲れているから全部こなそうとする、でもできない、の繰り返し。そんなときに、ある程度情報をシャットダウンする、ということが大事。
疲れた、何も考えたくない、でも嫌な気分のまま寝るのは嫌だ!そんなときは、この『アーティスト』を見て、幸せな気分になってから寝ることをおすすめします。
つづく