以前、知り合いで「めっちゃ浮気してるけど、すごいいい人」という男性がいました。奥さんがいるのですが、そのほかにも付き合っている女性が何人かいるようで、でもみんなから愛されているという感じでした。
そのため「浮気で人を良い悪いと判断することはできないけど…どうなの?」と思ったことがあります。今回は、浮気をする男はいい男なのか、悪い男なのか、についてのお話です。
【嘘をつく、裏切るのはよくない】
「嘘つきは泥棒の始まり」とも言いますし、「嘘も方便」とも言います。私はどっちも正しいと思います。さきほどの“みんなに愛されてる浮気者”を例にして言うと、彼の場合は嘘もついていないし、裏切ってもいません。
なぜなら「君だけを愛してる」とは言わず「君も愛してるよ」と言うからです。愛をたくさん持ってるんでしょうね。また、奥さんも「みんなに愛されてる夫を持っているから、それはそれでいい」と割り切っているようで、まるで一夫多妻制のようです。
彼は誰も裏切ってはいません。小さな嘘は多少あるのかもしれませんが、誰も不幸にしない嘘なら許されるのかな、とも思います。少なくとも、彼はすべての女性に対して誠実みたいでした。
【浮気を正当化しようとする男】
一番許せないのが「俺が浮気したのは、お前のせいだ!」と女性のせいにしようとする男性です。彼女を裏切っただけでなく、浮気の責任を彼女に押し付けて自分は悪くないと主張します。
まだ「ちょっと魔が差した」とか言い訳する方がかわいいってもんです。このように、「浮気がバレた、ヤバイ、自分の立場が不利、そうだ彼女のせいにしよう!」って感じの男性とは、もう別れたほうがいいと思います。また、こういうタイプの人はかなり性格が卑屈なので離れた方が正解です。
【関わっていい男、悪い男】
浮気そのものを法律で裁くことはできない(犯罪ではない)ので、「良いことなのか、悪いことなのか」で判断することはできませんが、社会で生きていく上で世の中に存在するルールがあって、それを守れない人がいるのは事実ですし、浮気をしてはいけない、というのも「モラルのひとつ」だと言えるでしょう。
浮気に関しては、絶対する人はしますし、いくら謝罪しても繰り返すもんだと思います。そして、世の中には「浮気相手になる女」というのがいて、需要と供給はマッチしているので、そこをなくすことはできません。
ただひとつ、浮気云々だけではないのですが「関わっていい男と、関わらないほうがいい男」というのが、確実に存在します。浮気をする男が良い、悪い、というよりも、もし彼氏の浮気が発覚したのなら、「今後関わっていっていいのか、やめたほうがいいのか」をジャッジするチャンスなんだと思います。
また、浮気した事実を隠しきれず、荷物を降ろそうとして、彼女や妻に「この間浮気しちゃった、ごめんなさい」と告白する男がいますが、これは許して欲しくて告白するのではなく「罪の意識に耐えられなかったから告白する」のであって、彼女や妻の気持ちは大事にしていません。単に自分が救われたいからする告白です。そこらへんを見極めていきましょう。