働く女性を応援す仙台情報サイト「Me」

気づかせたい!失敗を繰り返すあの人に「ダメな部分」を直してもらう方法(4)

いくら言っても忘れ物・遅刻が直らないあの人。もしくは自分。あれだけ言ったのに、メモまでしたのに、なぜ忘れる?遅刻する?ルーズな性格だから、では済まされない!

忘れ物によって、お金や時間を無駄にしますし、人の信頼は日々の積み重ねから得られるものですから、時間にルーズだと信用してもらえません。こんな“ダメな部分”、なんとかならない?

ということで、いつも失敗を繰り返すあの人に「ダメな部分」を直してもらう方法についてご紹介していきたいと思います。4

04a

〇忘れ物・遅刻常習犯の理由

どうして人は忘れ物をするのでしょうか。忘れ物をすることは珍しいことではありません。そのため、たった一度の忘れ物・遅刻を責めることは、誰もできません。しかし、繰り返す人はどうでしょう。

きっと何かしら理由があります。たとえば、人にはキャパシティがありますが、その容量を超えた分の情報は処理しきれなくなりますから、うっかり忘れてしまいます。口頭でお使いを頼んでも、買い忘れることがあるのと同じです。

また、時間の感覚はあくまで“感覚”ですから、人によって異なります(地域によっても差がある?)。比較的、仙台人は時間に正確ですが、沖縄の人は割とルーズだったりします。

ほかにも、物忘れしやすい体調(集中力低下)であったり、健忘症などもあるので、忘れ物や遅刻の理由は人それぞれ。やはり周囲は、「次気をつけてね」くらいにしか忠告できません。

04b

〇周囲のサポートが重要

とは言え、いつもいつも忘れ物をする、遅刻をする、では周囲にまで迷惑が掛かってしまいます。それを、口うるさく忠告してもダメです。

この場合、周囲の人が「直接的な行動によるサポート」をしていく必要があります。たとえば、寝坊を繰り返す人に、目覚まし時計を買い与えるのではなく、毎日モーニングコールをしてあげるとか。

忘れ物をする人には、前日にメールで「忘れないこと」を文面で送るなど。手間かもしれませんが、このような地道な行動により、本人に“忘れないようにするためにはどうすればいいか”を指導していく必要があります。

04c

〇自分自身の忘れ物・遅刻を直したい場合は?

では、もしそれが他人ではなく、自分自身だったらどうでしょう。「どうして私、いつも失敗するの?」と原因を探しても見つからない場合、なかなか改善するのは難しいはずです。

しかし、ひとつ試してみてほしい方法があります。それが「自分に対して指令を下す」という方法です。人は、自分で「あ、帰りにスーパーで卵買おう」と思うより、人から「卵買ってきて」と言われた方が忘れにくいのです。

そこで、“自分に対して自分から指令を下す”ことによって、まるで「人から言われたこと」のように記憶し、忘れにくい状況を作ることができます。

すべてを間違いなく、一切忘れることなく、時間も正確に行動する、という完璧を目指すことに意味はありません。ただ、ひとつでも多くの忘れ物・遅刻を減らすことができたら、きっと人生にプラスになるでしょう。

つづく

この記事を書いた人
福永知世
1983年青森市生まれ、宮城学院女子大卒。福永緑丸名義で共著『怪談実話コンテスト傑作選 痕跡』(メディアファク トリーMF文庫)がある。http://milkgraph.web.fc2.com/
トップへ戻る